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在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

古今東西、親と子の間に、そんなモノが見つかったことは一度もない。~少女A「佐世保女子高生バラバラ殺害事件」

2011年4月、栃木県鹿沼市で小学生6人がクレーン車にはねられ死亡するという悲劇があった。
運転していた男は「てんかん」の持病があった。本来、運転してはいけない状態だったようだ。

6人もの子供を轢き殺した男は、6つの家族を地獄へ落とした男は、いかなる理由であろうと、たとえ原因が病気だろうと、それこそ6回死刑にされても許されない罪を犯した。

しかしその極悪非道の外道も、やはり、一人の母にとって、子なのだ。

 

 柴田容疑者の母が謝罪の手紙「持病隠して働いた」 ― スポニチ Sponichi Annex 社会

2011/04/22

 栃木県鹿沼市で小学生6人がクレーン車にはねられ死亡した事故で、運転手柴田将人容疑者(26)=自動車運転過失致死容疑で送検=の母親から、持病などを隠して働いていたことを謝罪する手紙が勤務先の会社に届いていたことが22日、同社への取材で分かった。
 同社によると、手紙が届いたのは21日。B5判の便箋1枚で「息子、私ともども、持病、執行猶予中の身である事などを隠したまま面接を受け、働かせていただいておりました」「喜んで働いている姿に、親バカな事に、本当の事を話せずにおりました」などと告白。
 今回の事故で自営の店を閉めることになったことや、住み込みで働ける場所を探すつもりであることにも触れ、「一生かけて償いたく思います。どうぞお許し下さい」と締めくくられていた。
 同社役員は「勤務態度も良く、信用していたのでショック。採用した時点で聞いていれば持病の対策ができ、むごい事故は起きなかっただろう」と無念さをにじませた。
 捜査関係者によると、柴田容疑者には、てんかんの持病があった。3年前に登校中の男児をはねてけがをさせたとして有罪判決を受け、執行猶予期間中だった。

 

そりゃ、理性に従って、合理に基づいて、この人殺しの母の身勝手を糾弾する事は簡単だ。

 

「お前の愚かな親バカで、6つもの子供の命が消え、6つもの家族がこの世の地獄に落ちたのだ!」
「お前が子供を間違って愛し方をしたせいで、6人の罪無き子供が死んだのだ!」
「雇ってくれた会社もヘタしたら倒産で、経営者も従業員も人生を潰されたも同然だ!」
「黙ってウソを付いたお前も人殺しだ!お前も死刑だ!死んで詫びろ!」

 

簡単だ。あまりに簡単だ。

 

産んだ事を後悔した夜も一度や二度ではあるまい。
自分の何かが悪かったのだと泣き叫んだ日々も数え切れまい。

そして苦労の末に大きくなった業病を背負う我が子が、毎朝出勤する姿を見て、

 

半ば【いつかやってくるだろう破滅の明日】を予感しながら、

 

恩ある会社と自分自身を騙し続けた一人の母親の【罪】を、批判するのは簡単だ。

そして、破滅はこれ以上ないほど残酷な因果応報でやってきた。 

「我が子」のために犯した罪の代償は、他人にとっての「我が子」を6人も殺すことになった。

 

●釈迦

 釈迦の妻ヤショーダラーは、釈迦の血を分けた息子を産んだ。 

それを聞いた釈迦は「私が破らねばならぬ障碍(妨害、邪魔)ができた」と言った。
釈迦は、生まれてきた我が子に、太陽や月を食らい世に暗黒をもたらす悪魔「ラーフラ」と名付けた。
そして釈迦は、産後の妻を捨て、悪魔と呼んだ乳飲み子を捨て、家を捨て、国を捨て、修行の旅に出た。

 

どうしてまた釈迦は息子を悪魔などと命名したのか?2500年前からDQNネームか? 

修行の邪魔になる我が子を憎んだのか? いや、逆だろう。
おそらく、わが子が想像を超えて愛らしかったのである。愛らしくて、愛らしくて、思わず執着してしまうほどに。もはや解脱も修行もどうでもよくなるほどに。世俗の愛憎にまみれて生きたくなるほどに。

 

このままでは俺は俺で無くなってしまう、、、釈迦は逃げた。世俗の幸せから、愛から逃げたのだ。 

 

山上憶良

釈迦如来が「等しく命あるものを思うはわが子ラーフラと同じ」「子に対する以上の愛情はない」と仰せられた。解脱した釈迦如来にしてかくの如し。凡夫の身でわが子を愛さぬ者がおろうか。

 

『瓜食めば 子ども思ほゆ 栗食めば まして偲はゆ いづくより来たりしものぞ 眼かひにもとなかかりて やすいし寝さぬ』(万葉集)

 

瓜を食べつつ子を思う。栗を食べつつますます偲ばれる。一体、子という愛らしき者はどこから来たのだろう。子を思う気持ちが高じると眠れなくなる。

 

『銀(しろがね)も 金(くがね)も玉も 何せむに 勝れる宝 子にしかめやも』(万葉集)

 

金銀財宝いかほどのことか? 子に勝る宝があろうか?

 

鬼子母神

 昔、インドに鬼子母神という名の鬼女がいた。 

千人の子供を産み育てる母でもある彼女は、残虐無比な人喰い鬼でもあり、近隣の幼児を取って食べ、人々から恐れ憎まれた。
そこで釈迦は鬼子母神の末子1人を隠した。
鬼子母神は突然消えた我が子を嘆き悲しむ。
釈迦は「千人の内一子を失うもかくの如し。いわんや他人の一子を食らう時、その父母の嘆きや如何」と彼女を戒める。
鬼子母神は己の罪業を悟り、釈迦に帰依し、その後、安産と子育ての守護神となった。

 

他人の子供を殺してきた鬼女を、母と子の守護神にすえる・・・なんだ、そりゃ? 

お釈迦様!それが何の解決になっているんだ?
それまで食い殺されてきた子供の命は帰ってくるのか?子供を殺された家族の怨みはどうなる?

どうしようもない。お釈迦様でもどうしようもない。

 

ナザレのイエス

マルコ福音書
3:31 さて、イエスの母と兄弟たちとがきて、外に立ち、人をやってイエスを呼ばせた。
3:32 ときに、群衆はイエスを囲んですわっていたが、「ごらんなさい。あなたの母上と兄弟、姉妹たちが、外であなたを尋ねておられます」と言った。
3:33 すると、イエスは彼らに答えて言われた、「わたしの母、わたしの兄弟とは、だれのことか」。
3:34 そして、自分をとりかこんで、すわっている人々を見まわして、言われた、「ごらんなさい、ここにわたしの母、わたしの兄弟がいる。
3:35 神のみこころを行う者はだれでも、わたしの兄弟、また姉妹、また母なのである」。

 

ルカ福音書

18:29 イエスは言われた、「よく聞いておくがよい。だれでも神の国のために、家、妻、兄弟、両親、子を捨てた者は、
18:30 必ずこの時代ではその幾倍もを受け、また、きたるべき世では永遠の生命を受けるのである」。

 

エスは、実の母と弟たちを、信仰の道における家族ではない、と無視した。

わが子に否定されたはずの哀れな母は、その後、「聖母マリア」として絶大な信仰を受けた。

また、彼女が処女のクセに、イエスの他にも弟を産んでいるのは、ここだけの秘密だ。 

 

孔子

葉公語孔子曰、吾黨有直躬者。其父攘羊。而子證之。孔子曰、吾黨之直者異於是。父爲子隱。子爲父隱。直在其中矣。(子路13-18)

 

世間サマはこう言った。「オレたちの健全な社会じゃ、たとえ自分の親でも、たとえ自分の子供でも、犯罪を犯したクズ野郎に情けをかけてはいけない!」

 

孔子はこう反論した。「子の罪を隠す親。親の罪を隠す子。この(一見、反社会的な)態度にこそ家族の(悲しき)本質がある。そして(この悲しき関係性である)家族こそが社会の基礎なのだ。子の罪を暴く親、親の罪をさらす子が増えれば、われわれの美しき社会は崩壊する」 

 

父爲子隱。子爲父隱。直在其中矣[論語]~幼子の実父と義母(仮)に前科を付けて御満足ですか? - 在日琉球人の王政復古日記

 

ヨシフ・スターリン

ある家庭内で父親ロシア共産党ボルシェビキの政策に不満をもらした。 

そして実の娘が父の不満を盗み聞き、共産党へ密告した。
両親は反党行為の罪でシベリア強制収容所に送られた。 

そしてプチブル的言動を見逃さず実の親さえ許さなかった厳正無比な少女はスターリンに直々の賞賛を受け、英雄として共産党の保護で養育された。

 

なお両親の生死は不明である。その少女のその後どういう大人に育ったのかも不明である。 

 

リチャード・ドーキンス(生物学者、無神論者)

 人間は遺伝子運搬のための生存機械にすぎない。

 

容疑の少女、母に「人を殺したい」 佐世保殺害の直前 :日本経済新聞

2014/8/5
 長崎県佐世保市の同級生殺害事件で、殺人容疑で逮捕された高校1年の少女(16)が事件の3日前、父親と再婚した新しい母親に「人を殺したい」という趣旨の話をし、両親が事件前日に精神科に入院を頼んだが実現しなかったことが4日、分かった。父親が弁護士を通じて明らかにした。
 弁護士によると、7月23日、少女は通院中の精神科に母親と向かう途中、ネコを殺すのが楽しいという趣旨の話をした後、真剣な様子で「人を殺したい」などと打ち明けた。
(略)
 弁護士によると、少女は3月、父親を金属バットで殴打したため、父親が精神科に通院させていた。父親は医師から「同じ家で寝ていると、命の危険がある」と助言されたため、少女を事件現場となったマンションで4月から一人暮らしをさせていた。〔共同〕

 

時事ドットコム:加害少女の父親が自殺か=自宅で首つる、佐世保高1殺害−長崎

弁護士によると、父親に8月2日に会った際、「私は生きていていいのでしょうか」と悩んでいたという。事件後父親は、弁護士を通じて「娘の行為は決して許されるべきものではない。おわびの言葉さえ見つかりません」との謝罪文を発表していた。

 

 

そりゃ、見つからないに決まっている。

 

鹿沼てんかん持ち運転手の母も「おわびの言葉」なんて見つからなかった。

世界最高の智慧の持ち主である釈迦ですら、他人の子供を食い殺しまくった鬼子母神に的確な「おわびの言葉」をアドバイスできていない。

 

世界中のすべての人殺しは、100%誰かの子供である。

 

人が人を殺し始めてから、現在まで、殺された人の命に釣り合う「おわびの言葉」なんてもんは、どんな親だって発見していない。

 

佐世保加害少女の父親を殺したのは【この私】である。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

だから人は祈るのである。
祈っても、死んだ子供は返って来ないし、殺した罪は消えない。
しかし人は祈るしかないのだ。

 

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