というわけで、古い日本映画は面白いのです。
特に政治が好きなら見ないのは大損だ。
BSジャパン「土曜の若大将」はこれから当分楽しめる。
BSジャパン 2014.10.11 [土] 夜6時54分【銀座の若大将】
http://www.bs-j.co.jp/cinema/d141011.html
BSジャパン 2014.10.18 [土] 夜6時54分【日本一の若大将】
http://www.bs-j.co.jp/cinema/d141018.html
BSジャパン 2014.10.25 [土] 夜6時54分【ハワイの若大将】
http://www.bs-j.co.jp/cinema/d141025.html
さらに、BS日テレに、日活マイトガイ登場!
BS日テレ - 「プレシャスタイム「小林旭主演 銀座旋風児」」
2014年10月11日(日)15:00~16:45
※(日)となってるが(土)。
さらにさらに、BS-TBSは、則文&文太の東映 トラック野郎!
2014/10/12(日)午前10:00~11:54
さらに×3、BSフジまで、東宝森繁の「社長」シリーズ!
2014年10月12日(日)19:00~20:55
※サイトには載ってないが、12日(日)17:00から同じく「社長外遊記」もあり、連続2本放映!
もう、たまらん(喜)!
ちょっと苦言を申し上げると、
BS日テレは曜日を誤記してるし、
BSフジは「社長外遊記」が載ってない。
予算が厳しいのか?
さて、東宝「若大将」シリーズの面白さは、さっきご紹介したが、
東宝映画「大学の若大将(1961)」の10年戦争(その1)~身分違いの恋だから。 - 在日琉球人の王政復古日記
森繁「社長」シリーズを合わせて観ると、東宝の「政治思想」が良く判ると思う。
そして、その東宝と対極にあるのが、東映「トラック野郎」である。
「故郷特急便」はシリーズ最終の1979年作品だが、
18年前の1961年「大学の若大将」よりも古臭い(笑)という、
時代錯誤上等!の東映テイストを味わって欲しい。
「社長」シリーズも「トラック野郎」シリーズも、旅情あふれる日本各地の旅巡りが大きな売りである。そういう意味では松竹寅さんシリーズと同系統の作品とも言える。
しかし、東宝、東映、松竹で、地方への視線が微妙に異なる。ポジショニングが違うのだ。
そして、森繁社長もトラック野郎も寅さんも、旅先で美人をなんとかモノにしようと悪戦苦闘する奮戦記という意味でも同じだ。
しかし、その女性への攻略作戦が、東宝、東映、松竹で、見事に異なるのである。つまり映画会社によって女性への視線が違う、言い方を変えれば会社によってジェンダー思想、性愛思想が異なるということだ。
これらもまた立派に「政治映画」なのである。
こうやって比較することで、もっともっと楽しめる。
偶然にも
東宝が1962年「銀座の若大将」、日活が1959年「銀座旋風児」、
どちらも時代を代表する二枚目スタア・加山とアキラが「銀座」対決だ。
東宝のリアルな銀座、日活の無国籍な銀座の食べ比べはゼイタクの極みだ。
ほんとウソは言わない。余裕があるのなら、録画されることをオススメする。