在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

宿主・日本資本主義と、共に栄え、共に沈む、寄生虫・朝鮮総連(および北朝鮮)。

寄生虫」が繁殖するのは、「宿主」が栄養たっぷりで元気だから。

 

寄生虫からすれば、宿主がまるまる肥え太ってくれないと、美味しい生き血がすすれない。もし宿主が貧血になったら、寄生虫も飢えるのである。

だから、宿主を体調不良にしたり病気にしたりする寄生虫はマヌケな寄生虫である。

優れた寄生虫は、寄生されてることすら宿主に気づかせない。

どころか、腸内で消化が難しい食物を分解したり、皮膚に付く雑菌を排除したり、宿主の健康をいろいろサポートする。

もし、寄生虫を完全に排除すれば、逆に、宿主の方も病気になったり、下手したら死んでしまうのだ。

 

これが、いわゆる「共生」である。

 

時事ドットコム:高松の業者に売却許可=総連本部競売で最高裁−代金納付で所有権移転

2014/11/05
 在日本朝鮮人総連合会朝鮮総連)中央本部(東京都千代田区)の土地建物の強制競売で、最高裁第3小法廷(木内道祥裁判長)は4日付で、22億1000万円で落札した高松市の不動産業者「マルナカホールディングス」(マルナカHD)への売却を認めた東京高裁決定に対する総連の不服申し立てを退ける決定をした。同社への売却許可が確定した。
 今後、東京地裁が代金納付期限を指定し、納付されると所有権が同社に移転する。朝鮮総連は、北朝鮮の「大使館」的な役割を果たしてきた中央本部からの立ち退きを迫られる。
 マルナカHDは代金納付後6カ月以内であれば、総連が立ち退かない場合に備えて引き渡し命令を東京地裁に申し立てることができるが、総連は争うことも可能。引き渡し命令が出され確定するなどしても総連が立ち退かない場合は、強制執行できるようになる。 

   

日本の皆さんは、マジメな意味で、朝鮮総連ビル叩き売りのニュースを喜んでいいのだろうか?

 

ここ近年、朝鮮総連は、経済的にも、政治的にも、厳しい状況に苦しんでいる。

しかし、それは言い方を変えれば、「寄生虫朝鮮総連も満足に養えないほど、「宿主」日本がここ20年以上にわたって栄養不良ということを意味するのだ。

 

つーか、そもそも、なんで、朝鮮総連本部ビルが差し押さえられ、競売にかけられる様な事態になっているのか? その原因を皆さんは覚えているだろうか?

 

それは別に日本政府・安倍自民党経済制裁の効果でもなければ、在特会などの民間の愛国者さんたちが頑張った成果でも何でもない。

 

朝鮮総連を本丸落城に追い込んだのは、90年代の日本経済バブル崩壊である。

 

バブル景気と不動産急騰に煽られ踊り狂い、日本各地の朝銀信用組合など総連系金融機関は、他の日本企業と何の違いもなく、土地に株にカネをつぎ込みまくった。

が、バブル崩壊で株価と地価が暴落、これまた他の日本企業と何の違いもなく、一気に資金が回らなくなった。

当時は、大蔵省(財務省)に厳しく統制されていたはずのお堅い日本の金融機関ですら倒産するほどムチャクチャ経営をやっていた。

そうなれば、監視の目が届かない、介入もされにくかった朝銀は、日系より資本基盤が弱いのに、さらに上を行くモラルハザードとドンブリ勘定と不正経理使途不明金のやりたい放題で軒並み崩壊することになった。

そのカネの一部が総連本部と北朝鮮本国に流れていたのは周知の事実で、負債は総連に回ってきて、首が回らなくなり、本部ビルが差し押さえられたわけだ。

 

左翼だとか右翼だとかは関係ないし、ヤマト民族だの朝鮮民族だのも関係ない。

朝鮮総連は、山一證券日本長期信用銀行北海道拓殖銀行となんら変わらない。

 

民族主義社会主義の団体だったはずの朝鮮総連は、敵国・日本資本主義のバブルに一緒になって踊り、その余禄が社会主義国家・北朝鮮の金さんのゼイタクに浪費され、そしてバブル崩壊が、朝鮮総連をガタガタにし、北朝鮮の金さんを追いつめたのである。

 

日本が北朝鮮に勝利したのではない。

日本資本主義がダメになったから、朝鮮社会主義もダメになったのだ。

宿主・日本経済が奈落へ堕ちたら、日本に食わせてもらっていた寄生虫北朝鮮も道連れにドツボに堕ちたのだ。

 

逆にいえば、騒動の発端は、純粋に経済マターで発生した問題なので、「朝銀破綻→総連本部ビル競売」なんて騒動になることなんて、北朝鮮だけでなく、日本だって誰も予想してなかったわけだ。

実は予想してなかった、だけでなく、当然北朝鮮もだが、どうやら日本政府だって、そういう騒動を望んでなかった、節もある。

 

というのも、総連本部ビル差し押さえで、最初に浮上したスキャンダルは、元【公安調査庁長官】緒方重威幽霊会社による怪しい登記移転だったのだ。
北朝鮮を監視する役目の公安調査庁の元トップが、朝鮮総連の資産を守ろうとしたのである。

次は、日本原弁護士連合会の元トップで親北左翼の土屋公献

その次は、安倍ちゃん所属の自民党清和会とも関係の深い政治ブローカー満井忠男

さらには、右翼にも北朝鮮にも繋がる、そして、みんなのアイドル安倍ちゃんとも親交のある鹿児島の怪僧・池口恵観大大阿闍梨

などなど、政界の奥に巣食う「闇の紳士たち」が、なぜか北朝鮮を助ける形で、ゾロゾロ登場した。

 

もしも、バブル崩壊がなければ、日本人も苦しまなくて済んだが、在日朝鮮人だって同じように苦しまずに済み、結果朝銀は破綻せず、当然朝鮮総連ビルも安泰だった。

言い方を変えれば、朝鮮総連が怪しい出所のカネを本国に送金できていた時代は、日本経済は順調で、日本人は今よりもっと給料がもらえて、今よりもっとたくさん買い物ができる、ハッピー&ラッキーな豊かな生活をエンジョイできていた時代だった。

 

日本の繁栄こそが、朝鮮総連北朝鮮のメシのタネだったわけだ。

日本の皆さんが苦しんでいるから、朝鮮総連北朝鮮も苦しんでいるのである。

 

あ、WIN-WINの関係って、こういうこと(笑)?

 

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