在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

小保方さんとSTAP細胞(その1)~彼女を支持した右翼と左翼が今はダンマリ(笑)。

そろそろ12月である。

2014年の思い出として、「小保方さんのSTAP細胞」は感慨深かった。

面白いというか、しょせんその程度(笑)というか、日本の右翼と左翼の、双方の「思想的腐敗」の惨状がよく露になった騒動でもあった。

 

小保方氏の検証実験、11月末に終了へ 結果を近く公表:朝日新聞デジタル

 理化学研究所は、小保方晴子氏によるSTAP細胞の検証実験を、期限としていた11月末で予定通り終了することを明らかにした。小保方氏は今後、相沢慎一特任顧問らの指導のもとで、得られたデータを取りまとめるという。結果は近く公表される。公表時期は明らかにしていない。 

 

 

普段は政治問題や社会問題や外交問題で激しく対立してるはずの右翼と左翼が、小保方さんに対しては、ネット上で奇妙な「呉越同舟」を形成したのだ。

 

右翼の小保方擁護派の理屈はこうだった。

 

・・・もしSTAP細胞が実在すれば、今後の医療に活用されて莫大なカネを生む。つまりは日本の国益だ。それなのに些細なミスをしたくらいで小保方さんを潰しては国益を損する。

・・・いやいや、小保をよってたかった潰そうとしているのは反日マスゴミだ。彼ら反日勢力は日本の国益を潰して、大事な科学的偉業を海外に売り渡そうとしている。日本のために小保方さんを守れ!

 

そんなに日本の国益が大事なら、タイムマシンの研究開発にも税金を投入すべきだろう。タイムマシンが実用化すれば、STAP細胞なんか比較にならないほどの利益を生むではないか。

あと、霊魂の実在はどうか? 幸福の科学とやらは自由自在に守護霊を呼び出せるようだし、研究に成功すれば、STAP細胞並みに有望な国益になるじゃないか?

 

「STAP細胞は日本の国益」は事実だが、「国益になるのだからSTAP細胞は実在するはずだ」は科学ではない。
「霊魂の実在は日本の国益」は事実だが、「国益になるのだから霊魂は実在するはずだ」は科学ではない。

「実在するかもしれないじゃないか!」という気持ちは判るが、それならタイムマシンだって霊魂だって実在するかもしれないのである。

 

左翼の小保方擁護派の理屈はこうだった。

 

・・・強者と弱者ならば、強者が常に悪、弱者は常に善だ。大きな組織と孤立した個人が対立するとき、かならず、組織が悪で、個人は善だ。
・・・理研という、わけの判らない、オヤジの集団が牛耳ってるお役所というか利権集団はウサンくさい。対して小保方さんはか弱い女性だ。巨大組織がか弱い女性一人に責任を押し付けて叩いている。弱い者イジメではないか!小保方さんを守れ!

 

組織が不正に走ることはもちろんあるが、だからといって、個人が不正に走らない根拠にはならない。
強かろうと弱かろうと、組織だろうが個人だろうが、人間は必ず不正に走る(笑)。
強者が不正に走ると大きな不正となり、弱者が不正に走っても小さな不正にしかならない、要は規模の問題でしかない。

弱いことは善の根拠ではないし、強いことが悪の根拠でもない。

 

2014年11月の現時点で、STAP細胞は科学的に実在の証明が出来ていない。しかし永遠にそうではない。将来、一発逆転で、本当にSTAP細胞が証明される可能性はある。小保方さんが名誉回復される可能性もある。本来それが「自然科学」というものだ。

しかし、それは「日本の国益のために」実在するわけでもないし、「日本のオヤジ社会を打破するために」証明されるものでもない。

右翼も、左翼も、自然科学的に擁護したのではなく、政治的理由で擁護したのである。 たとえ、STAP細胞が本当にあったとしても、間違いは間違いである。

 

「今年」の話である。

SNSで、ブログで、twitterで、2chで、小保方さんを擁護していた右翼や左翼は、当時の自分の言動をどう総括するつもりなのか?

 

匿名だから誰も追及できない?・・・そんなことはない。

貴方がそう主張していたことを知っている人間が確実に1人だけいる。

【貴方自身】だ。

 

右翼の貴方は、左翼の貴方は、このままダンマリか?

このままで、韓国や支那を馬鹿にできるのか? 安倍ちゃんを批判できるのか? 

 

小保方さんのSTAP細胞とは何だったのか?(その2)~「左翼革命思想」としてのSTAP細胞。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

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