在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

これも自衛隊の任務である~NATO勤務ジェンダー担当女性自衛官ブログを読め!

変な騒動で知ることになったが、

彼女のブログは、安保法制反対派、9条護憲派反戦平和派、アンチ自民党週刊金曜日・岩波世界など愛読者、リベラル派、左翼の皆さんこそ読んで欲しい。

 

おそらくビックリ驚くと思う。

 

これも、自衛隊の任務の「確実な一つ」であり、

これNATOであり、

これ、アメリカと西ヨーロッパの「軍事」なのである。

というか、これが、アメリカと西ヨーロッパ、ということなのだ。

 

 

女性自衛官のブログ 自民党が問題視|日テレNEWS24

 女性自衛官のブログが自民党で問題視されている。
 かつて慰安婦についての報告書を国連人権委員会に提出したクマラスワミ氏と昼食をともにしたことを、現役の女性自衛官がブログで「光栄なこと」と書いていた。
 クマラスワミ氏の報告書は事実と異なる内容を多く含む事などから、7日の自民党国防部会で、複数の議員が「軽率だ」などと批判した。
 防衛省は「誤解を招いた点について反省する」などの記述をブログに加えるよう調整している。

 

削除・修正されるかもしれないので、保存。

 

在ベルギー日本国大使館 - Chizuの部屋

 まずは、ラディカ・クマラスワミ氏。彼女は、1996年に女性に対する暴力とその原因及び結果に関する国連の報告書(「クマラスワミ報告」)を担任したことで有名です。その後は、国連事務次長や国連事務総長特別代表(子どもと武力紛争担当)等を務めた人物です。
 今年2015年は、国連安保理決議1325号「女性、平和、安全保障」(2000年)から15周年の節目に当たり、国連は1325号の履行状況に係る総括報告を予定しています。彼女は、この報告の筆頭著者(Lead author)として今年秋の国連での発表に備え、成果収集等のため関係機関を訪問しているのです。NATO本部にはこのたび1月に訪問し、アフガニスタンジェンダーアドバイザー等を経験した軍人等との懇談に加え、NATO加盟各国やパートナー国等からの参加を得て、1325号の履行状況等について意見交換をしました。私は、光栄なことにNATO特別代表とともにクマラスワミ氏と昼食に同席する機会を頂きました。

 

まあ、NATO勤務なんだから、国連の偉い人に礼儀を尽くすのは当たり前で、社交辞令の点からも、これくらい書くのはマナーだろう、と思うんだが、

他のブログもざっと読んだが、

 

まさにこれぞ「女性、平和、安全保障担当」である。

 

第5回「ジェンダー・ウイスキー」

http://www.be.emb-japan.go.jp/japanese/archives_j/chizu_005.html

  4人の男に集団レイプされた後、裸同然で家路につかされたパキスタンの女性。この土地では「名誉のため」こんな女性は命を絶つのが慣習でした。朗読するのはポーランド陸軍少将。時に声を震わせながら、とつとつと彼女の戦いを再現していきます。…ロシアでは家庭内暴力(DV)は当たり前、夫人はその名の通り夫のもの。死ぬか殺されるまで続く暴力から女性たちを救おうとロシアで初めてのホットラインを作った女性の物語は、英国空軍中将から。7人の女性を取り巻く状況と苦悩が、並行して7人の男性の口から語られます。そんなことがあっていいのか、と観客がため息をつき疲れた頃、生き生きと再現された7人の女性たちは、それぞれの世界で周囲の抵抗に勝利を収めます。ある人は国会議員に選出され、ある人は大臣となり、また民主主義のための基金の設立に成功し、それぞれが女性の人権のため、大きな一歩を踏み出す姿が描かれ、拍手のうちに物語は締めくくられました。

 

第4回 軍事作戦にジェンダーの視点を

http://www.be.emb-japan.go.jp/japanese/archives_j/chizu_004.html

  当グループの議論の結論を紹介すると、ここで判断すべき事項は3点、すなわち①直面するレイプ被害者である少女の保護、②誘拐された少女の保護、③今後の対応(予防)。ここで忘れてはならないのは、我々(シナリオの主体)は軍の要員であるということで、その行動は軍に適したことに限定されるべきなのです。例えば①については、保護した少女を軍がコミュニティにそのまま届けるのが果たしてよいのか、また捜査のためとはいいつつ、軍人が被害状況等について調査をするのが本当に適切なのか等については、考える余地があるでしょう。文民女性からは、軍のジープや軍服を着た軍人が少女をコミュニティに送れば人目につき、彼女がレイプされた事実が周知の事実となるのでは、という意見もありました。なるほど、参考になります。軍がレイプというセンシティブな事象に対応するためには、国際機関やNGO等の文民組織と連携するのがより良い対応ということでしょう。また、②の誘拐された少女の保護の要領について、選択肢はいくつかあるでしょうし、③の今後の対応については、被害現場周辺の脆弱性(レイプ被害を生みやすい環境)等を調査し、軍によるパトロールの強化や、少女の登下校時のエスコートなどがありうるかもしれません。これは軍にしかできない役割です。

 

ジェンダージェンダージェンダー!・・・ジェンダー!盛り合わせである。

実際の仕事も、発言も、朝日新聞なんぞよりよっぽどリベラルだしラジカルである(笑)。

もう一度確認しておく。これが日本政府の、自衛隊の、仕事なのである(笑)。

 

クマラスワミを否定し、慰安婦問題を批判的に見る、いわゆる保守派、右派を自認する愛国者の皆さんも、西ヨーロッパ(つまり、世界の中央)での、軍事とジェンダーの関係をよく認識すべきである。欧米のこの方面の専門家の発想は、こういうスタンスなのだ。

 

世界レベルの軍事とは、ここまでリベラルなのだ。

世界の端っこオリエンタルの島国内部だけで議論してたら、また間違う。

 

実際、すでに自民党は、国内だけの理屈で脊髄反射して、対応を間違いつつある。

日本の政権与党が、あのNATOの正式の任務を不用意に批判したら、欧米からどう思われるか?

 

ハッキリ言おう。良い悪い、正しい間違い、ではない。勝つか負けるかだ。

欧米のこのジェンダー認識と対立したら、日本は確実にまた負ける。

 

NATO勤務女性自衛官VS元NHK経営委員~百田尚樹擁護派は批判する?擁護する?スルー(笑)? - 在日琉球人の王政復古日記