在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

「×慰安婦→○慰安夫」1719年日韓同性愛論争~申維翰VS雨森芳洲「海游録」。

同性愛に対する、宗教の反応も、また洋の東西を問わない。

 

米国ボーイスカウト連盟が同性愛者の入団と指導者就任を認める―モルモン教徒との深い確執

しかし、宗教団体への配慮がなされたにもかかわらず、27日、一部の組織から迅速な反論が挙がった。モルモン教会は判決を今回の決定を非難する声明を発表した。

(略)

末日聖徒イエス・キリスト教会(The Church of Jesus Christ of Latter-Day Saints、俗にモルモン教会と呼ばれている)は全米ボーイスカウト連盟の今日の投票による決定に深く憂慮している」と同教会が声明で述べた。モルモン教会の指導者は、8月の定例会議のスケジュールを発表し、百年に及ぶボーイスカウトとの連携は再検討する必要があると述べた。モルモン教会は性的嗜好にかかわらず、すべての少年がボーイスカウトに参加することを常に歓迎してきた。しかし、同性愛者の指導者が公然とボーイスカウトに入団することが容認されることは、モルモン教会の教義と、米国ボーイスカウト連盟の伝統的な価値感に合致しないとしている。

2013年、マイクロソフト社会長のビル・ゲイツ(Bill Gates)氏が、「米ボーイスカウト連盟のゲイ・メンバー禁止制度は廃止すべきである」と発言した。この際、ナショナル・カトリック委員会(The National Catholic Committee on Scouting: NCCS)はボーイスカウトに対してより激しい反対の立場を表明した。

ボーイスカウトに関するナショナル・カトリック委員会(NCCS)は、米国のカトリックの若者とともに職務の現実的な職務を遂行して、全米ボーイスカウトプログラムの建設的な実現を使命としてきた」と同組織は声明で述べている。「米ボーイスカウト連盟の方針が、NCCSの教えと相容れない間は、今後も引き続き使命を追求する。それはまだ実現しておらず、実現されるという期待もない」と加えた。

 

 

ボーイスカウト。斥候兵。同性愛。会津藩。薩摩藩。よか二才。よか稚児。ウォーボーイズ(マッドマックス)。 - 在日琉球人の王政復古日記

の続き。

 

さて、九州に南接する異国・琉球にこういう同性愛の風習はあったのか? あって当然なんだが、いや当然普通にあっただろうが、あんまり有名ではない。少なくとも奨励した例は無いようだ。

 

では北隣の朝鮮半島はどうか? 同じような文化があっておかしくないんだが、実際は同性愛者もいただろうが、やはり朱子学のお国柄、日本ほどオープンではなかったようである。

 

朱子学は、南宋時代に生まれた、まあ乱暴に言えば、宇宙論理論武装した儒教である。
もともとの儒教は人間社会の複雑怪奇を考察した学問というか宗教なので、人間社会と乖離した神学問答に流れてしまう宇宙論なんかとは距離を置くのだが、宇宙のカラクリから生死の理屈までを、一応、説明してしまう仏教や陰陽五行説なんかと比較されると、どうしても理論武装したくなって(笑)、仏教理論なんかを密かに取り入れた新しい儒教体系を作ってしまったわけだ。

 

この朱子学が朝鮮の正統となる。陰陽の交わりなんかから宇宙を説明する朱子学からすれば、「陽+陽」の男性同性愛は朱子学的にマズイだろうし(笑)、朝鮮社会で同性愛は公認されるのは難しかったんじゃなかろうか。

 

江戸時代に日本を訪れた朝鮮通信使も当然の事ながら朱子学のエリート。文才にも優れた彼らは数々の日本旅行記を残している。

その中に申維翰という官僚の著した「海游録」がある。日韓関係史では必ず出てくる、対馬藩儒者雨森芳洲のカウンターパートナーである。

「海游録」には、通信使の旅の様子、日本の政治だけでなく、日本の風俗に関しても貴重は記録を残している。

 

申維翰先生、とにかく日本のセックス産業の豪華絢爛、異様な発展ぶりに驚き呆れている。

セックス産業が発展してるということは、貨幣経済が発展してるということだ。

この惑星で売春の無かった場所は南極くらいだ。どこにでもあったが、それが大っぴらか、存在しないモノとして隠蔽されているかで、社会構造は異なる。

できるだけウソでもミエを張りたい相手である異邦人の目からも隠そうとしてないということは、当時の日本の社会ルールがゆるやかで寛容だったということでもある。

 

さらに日本の同性愛に関してはビックリしたようで、

日本の男娼の艶は女色の倍する。人の気にいられ人を惑わすこともまた女色の倍する。

と記している。

 

雨森芳洲の作した詩文を指して、申維翰訝しげに曰く

君の詩文にある『孌丱』とは、いわゆる男娼のことか?

芳洲平然として曰く

然り(=うん)。

維翰憤って曰く

貴国の俗は奇怪極まる! 男女の情欲は本来天地から出た生々の理(=自然法則)であり、四海(=世界)に共通する。世間にどうしてひとり陽だけ有って陰が無く、しかして相感じ相悦びうることがあろうか?

芳洲莞爾(微笑んで)として曰く 

学士(=申さん)はまだその楽しみを知らざるのみ(笑)。

維翰嘆きて著す

雨森如き人(=儒教の素養を持つ国際人)でも言うところなおこのようである。(日本の)国俗の迷い惑う様を知るべし。

 

おそらく清国の国情にも詳しかったはずの当代有数の知識人・申維翰先生のお墨付きである。

イルボンは昔から東洋一の同性愛先進国であった。

 

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