一人も兵士が戦死しないで70年を過ごしてきたこの国。どんな経緯で出来た憲法であれ僕は世界に誇れると思う、戦争はしないんだと!複雑で利害が異なる隣国とも、ポケットに忍ばせた拳や石ころよりも最大の抑止力は友人であることだと思う。その為に僕は世界に友人を増やしたい。絵空事と笑われても。
— 渡辺謙 (@harryken311) 2015, 8月 1
世界のケン・ワタナベは、絵空事にしても、日本の憲法を世界に誇るべき宝物だと信じている。日本には世界に誇れるものがある。つまり、日本自慢であり、ナショナリズムなのだ。
その絵空事のケン・ワタナベに対し、
「日本の平和を守ってきたのは、憲法じゃない。日米安保条約だ!」
という反論が多数だ。
国際政治学的に、その理屈は正しいと思う。正しいと思うが、
「日本の平和を守ってきたのは、日本じゃない。アメリカだ!」
「日本の平和を守ってきたのは、オレたちじゃない。あかの他人だ!」
「憲法じゃなく、アメリカ軍を誇りに思え!」
って、ドヤ顔で言われても(笑)。
そんなことが、日本のナショナリストの自慢になるのだろうか?
もちろん、西部邁っぽく(笑)
「日本の平和を守ってきたのは、憲法じゃない。日米安保条約だ!(・・・こんな情け無い国に、誇れるモノなどないんですよ、渡辺さん)」
と言外に自嘲しているのならば、同情はできるが。
「日本が凄いんじゃない、アメリカが凄いんだ!」という正しい主張よりは、
絵空事でも、日本を自慢してるケン・ワタナベのほうがナショナリストだわな。
「王様と私」と「皇太子殿下とヴァイニング夫人」~鹿鳴館から捕鯨反対まで。 - 在日琉球人の王政復古日記