在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

靖国神社「昭和殉難者=A級戦犯」の《分祀》は神道的に可能。

キリスト教には聖書があり、イスラムにはコーランがある。

仏教にも経典があり、たとえば日蓮宗法華経浄土真宗浄土三部経がある。

だから、各宗派は「この経典にこう書いてある」と言える。

 

しかし神道は経典の無い宗教だと言われる。

それが本当かどうかは別にして、それならば、神道はこれが可能、または、あれは不可、の具体的根拠はナンなのか? 

 

長年の伝統ならば、長年の伝統で、聖典ではないにしても、それを集積したデータファイルがあるはずだ。

じゃないと、神社間または神道関係者同士で意見が対立した時の判断ができない。例えばこれはナニを根拠にどう判断するのか?

 

境内で半裸ライブ「戦没者に失礼」 遺族ら宮司退任要求 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

2015/08/11

 茨城県護国神社水戸市)が境内で開いたライブをめぐって、県遺族連合会が宮司の退任を要求している。半裸の男女の出演が「戦没者に失礼だ」と反発。だが宮司は退任要求に応じておらず、県遺族連合会が、神社の行事に参加しないよう市町村遺族会に呼びかける異例の事態となっている。 

 

  県護国神社によると、ライブは、若者に神社への関心を持ってもらおうと4月に開いた。本殿前の石畳をステージに7組のアーティストが参加。うち1組が全身を金色に塗った半裸の男女で、ダンスパフォーマンスを披露したという。

 県遺族連合会によると、ライブを見た参拝者から連絡を受け、役員で協議した結果、「まつられた戦没者に失礼だ」などとして、ライブ開催を認めた佐藤昭典宮司(70)の退任を求める嘆願書を5月に神社に出した。神社側はライブの内容を反省したものの、宮司退任の意思を示さなかった。

 県遺族連合会は7月中旬、神社主催の行事に協力しないと決定。各市町村遺族会に、8月15日の終戦70周年記念臨時大祭や春と秋の例大祭などに協力しないよう通知した。

 佐藤宮司朝日新聞の取材に対し「ライブ前に出演者全員で祈禱(きとう)をし、英霊に誠意を示して開いたつもりだった。事前にライブの内容を細かくチェックせず、見抜けなかったのは大変申し訳ない。遺族連合会とは時間をかけて解決の道筋を探りたい」と話している。今後はライブ開催の可否も含めて見直しを検討するという。

 

山海塾大駱駝艦かは知らないが、神社で半裸の男女が金粉踊りをやったらイカン!という根拠はナンなのか?

 

神前で裸が不謹慎だというのなら、全国の神社のお祭りで、神輿を担いで暴れまわるフンドシ一丁の男衆たちは不謹慎ではないのか?

 

神代の時代、天照大神が天岩戸にお隠れになった時、アメノウズメはオッパイも女性器も全開露出で踊ったではないか。

日本書紀にも古事記にも載っている日本の史実だ。まさか日本書紀古事記を虚偽とでもいうつもりか?

 

アメノウズメやフンドシ一丁が許されて、金粉ショーが許されない、宗教的根拠は何だ?

 

根拠がないのなら、今までそんな事をした歴史はない、と言っても、たまたま今まで例が無かっただけで、やってはならない理由にはならない。

 

ただし、「できるか」「できないか」の可否判断と、

「して意味があるか」「しても無意味か」の価値判断は、
まったく別だわな。

 

「A級戦犯の分祀は不可能」、靖国神社が改めて回答=「殺人者を神として祭るのは後進国!」「韓国に靖国神社を批判する資格はない」―韓国ネット (Record China) - Yahoo!ニュース

2015年8月14日(金)

靖国神社は日本メディアの問い合わせに対する返答として、「首相などの靖国参拝論争を避ける方法として、世間で取り上げられている『A級戦犯分祀』のために、一度合祀(ごうし)された祭神を抜くことは不可能であり、可能性はない」とし、「どのような議論が進もうとも神社の回答には変化がない」と述べた。

 

世俗のニュース記事において、分祀》という言葉は「いったん祀った御霊を、その神社から消し去る、排除する」ことを意味して使用されている。

 

しかし、靖国神社そして合祀賛成派は、そもそも分祀》という言葉の意味を誤解している!と反論する

神道における、分祀、分遷、分霊とは、暖簾分けのごとく、ろうそくの火を移すが如く、元の神社から他の神社へ御霊を分け与えることである。つまり《移動》ではなく、御霊を《コピー》することだ。よっていくら分祀しても、元の神社からその御霊が消えるわけではない。御霊を祀る場所が増えるだけ。

 

ニュースで使ってる《分祀》は「移動」または「削除」を意味し、 

靖国神社分祀》は、「コピー&ペースト」を意味するわけだ。

 

しかし、だったら、話は簡単だ(笑)。

仮に、神社が一旦合祀した御霊の削除が不可能だとしても、削除と「同じ結果」を実現することは可能である。みんな、毎日のようにやってることじゃないか。 

 

※「***.神社」形式のファイルのルール

○新規神社の建立=ファイルの新規作成は可能(例:全国の神社)

既存神社の廃座=ファイルの削除も可能(例:朝鮮神宮)

○既存神社の改称=ファイルのリネームも可能(例:東京招魂社→靖國神社)

任意の神社の全部または一部の御霊を別の神社へ分祀する=ファイル内の任意データを別ファイルへのコピーおよび貼り付けするのは可能(例:八幡神社、稲荷神社、その他ほとんどの神社)。

×ただし、神社からの御霊の消去=ファイルからのデータの削除はできない。

 

※作業

1.新しい神社ファイル「新規.神社」を新規作成する。
  この時点では「新規.神社」ファイルに御霊=データはない。

2.「靖国.神社」ファイル昭和殉難者A級戦犯以外の全ての御霊=データをコピーして、「新規.神社」ファイルへ貼り付け。

3.「靖国.神社」ファイルを廃座=削除する、または、「昭和殉難.神社」へ改称=リネームする。

4.「新規.神社」ファイルを「靖国.神社」へ改称=リネームする。

  

以上、靖国神社神道教義を何一つ違反せず、靖国神社昭和殉難者A級戦犯以外の残り全ての英霊を祀ることが可能だ。

 

ただし、そんなことをしても、天皇陛下御親拝の再会はおそらく不可能だ。

 

靖国神社は「日本国民の神社」である。ただし「天皇の神社」ではなくなった。もちろん悪い意味で。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

ソウルに昭和殉難者顕彰国立霊廟を!~A級戦犯こそ朝鮮解放の父・韓国独立の義士である。 - 在日琉球人の王政復古日記