在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

武藤貴也その4~武士道精神、徳、勤勉、正直、誠実、勇気、謙虚、滅私奉公、日本人的価値観、ブルーリボン。

とりあえず言えることは、マトモに反論した私がバカだった。

こんなギャグマンガみたいな人間だとは見抜けなかった。

私に人を見る目が無かった。反省している。

 

「小沢裁判」で見えた「法の支配」の嘘。|武藤貴也オフィシャルブログ「私には、守りたい日本がある。」Powered by Ameba

2012-04-26 19:45:24
 今日、小沢一郎氏の無罪判決が出されました。予想していた人もおられたでしょうが、「まさか」と思われた人も多いのではないでしょうか。

 率直に言って、「日本における法の支配というのはやっぱり嘘だ」というのが私の感想です。近年の裁判でここまで「民意」と「司法」の乖離がはっきりした事件は無かったのではないでしょうか。

 数年前「裁判員制度」が導入されました。その目的のひとつは「司法の民主化」。簡単に言えば、裁判に国民の意見をより反映させることです。ですから最高裁判所のHPにも「国民のみなさんの意見を採り入れるのにふさわしい,国民の関心の高い重大な犯罪に限って裁判員裁判を行うことになったのです」と書かれています。

 しかしながら小沢一郎氏の裁判は、まさしく「国民の関心の高い重大な犯罪」であるにもかかわらず、裁判員制度の対象になっていません。なぜなら、裁判員裁判の対象事件は「刑事事件」に限られているからです。

 「司法の民主化」というのなら「小沢裁判」こそ「民主化」しなければならないと私は思います。

 私は以前から、このように政治家が政治資金規正法違反などで裁かれる裁判や、行政機関が訴えられる行政訴訟などにこそ「裁判員制度」を導入すべきだと訴えてきました。なぜならそういう裁判こそ最も「民意」が反映されにくい分野で、本来最も民意が反映されるべき分野だと考えるからです。

 いずれにしても判決が出た以上、仕方がありません。あとは国会で「法的責任」ではなく、「同義的責任」や「政治的責任」を追求して頂きたいと切に思います。

 

 

自民の武藤衆院議員が離党 未公開株トラブル報道:朝日新聞デジタル

 「週刊文春」8月27日号で未公開株の購入をめぐってトラブルになっていると報じられた自民党武藤貴也衆院議員が19日、同党に離党届を出し、受理された。棚橋泰文幹事長代理が党本部で記者団に対し、明らかにした。武藤氏は「プライベートな問題で党に迷惑をかけているのが心苦しい。これ以上、迷惑をかけられない」と説明しているという。

 週刊文春によると、武藤氏は昨年、ソフトウェア会社の未公開株について「国会議員枠で買える」と持ち掛け、23人から計約4100万円を集めた。しかし、実際には株は購入されず、6人分の約700万円分が返済されていないという。

 武藤氏は7月末、安全保障関連法案に反対する学生団体について、自分中心で利己的な考えだと非難する内容をツイッターに投稿して批判を受けている。

 

別に、政治家の賄賂や金銭スキャンダルがけしからん!なんてキレイゴトを言うつもりはない。

というのも、個人的趣味として、田中角栄、野中さん、ハマコー、浪速のエリカ様?、みたいなグレーゾーンすれすれ、というかほとんど真っ黒な(笑)ダーティー政治「屋」もそんなにキライじゃないのだ。

天下国家を無視して、地元の公共工事を引っ張ってくるためだけに走り回る、当選することが全てで、当選した後に特別やりたいことがあるわけではない、それもまた政治だからだ。

 

あと、右だろうが、左だろうが、イデオロギーに狂ったタイプの政治家も否定はしない。

田母神さんも、山本太郎も、そりゃそんなのが100人もいたら先進国として困るけど、合計で20人前後ならば、政治の香辛料として、存在意義はある。

 

汚職政治屋もいていいだろう。彼らはだいたい人間臭くて面白い。

狂信政治家もいていいだろう。狂信もまた政治だからだ。

しかし、イデオロギーを看板にした汚職政治屋はカンベンして欲しい。

誉める部分が一つもない(笑)。

 

カネに汚いのは許す。その代わり、倫理を語らないのが最低限の倫理だ。

狂人なら狂人でかまわないが、狂人らしく世俗のカネ儲けは諦めるべきだ。

 

また、一口に、金銭スキャンダル、といっても、ピンからキリまである。

たとえば、地元の土建屋からワイロを受け取って、票を買い、当選したら、公共工事土建屋に仕事を回す。これも汚職は汚職だが「貰ったカネを、仕事で返す」ということで、ギブ&テイクは成立している。

不正な献金を隠れて貰って報告しない。これも汚職だが、献金する方だって納得づくなわけで、別に騙されてるわけではない。

 

しかし武藤さんのやったことは、単なる詐欺である。

なぜなら、カネを出した人たちに対して、期待した見返りが全く無いからだ。

カネを出した方が損害を受けるような汚職は、汚職の中でも倫理的なランクの低い、武士道ならぬ、「汚職道」の風上にも置けない汚職である。

 

日本国憲法によって破壊された日本人的価値観。|武藤貴也オフィシャルブログ「私には、守りたい日本がある。」Powered by Ameba

 最近考えることがある。日本社会の様々な問題の根本原因は何なのかということを。
 そして、いつもその原因は「日本精神」・「日本人的価値観」を失ったことにあるのではないかと思うのである。
 かつての日本人は「武士道精神」にも表わされているように、道徳的に非常に優れた価値観を持っていたように思う。それは「徳」の高さを至上のものとする価値観だ。「徳」とはまさしく「勤勉」「正直」「誠実」「勇気」「謙虚」「滅私奉公」等々といった古来からある「日本人的価値観」である。今の政治を見ていると想像もつかないが、かつて日本の武士は「法」より高い次元の「徳」や「礼」で裁かれた。いわゆる「法治主義」では無く「徳治主義」だった。  

 

私も、武藤さんではないが、最近考えることがある(笑)。

これは、手の込んだ壮大なギャグなのか? みんなの笑いを求めているのか?

 

とりあえず、胸に付けた「ブルーリボン」を何とかするべきだろう。

そのバッジを付けてたまま、不条理コントを演じる態度は、人格を疑わざるを得ない。

 

武藤貴也その1~武士道・日本精神を選ぶか?国民主権・基本的人権を選ぶか?~あなたと私の選択。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

武藤貴也その2~砂川判決の田中耕太郎VS「裁判所万能論」を廃す。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

武藤貴也その3~集団的自衛権VS「TPP」~コメは反米エゴイズムのクセに、安全保障は親米グローバル? - 在日琉球人の王政復古日記

 

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