在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

ナチスやKKKやイスラム国ISISと連立政権を組めるのか?~代々木共産党はマルクス・レーニン主義を放棄していない。

シロアリさんは、無礼な発言をそんなに気にする性格ではないと思う。そもそも昆虫は日本語がわからないし。

  

収容所群島 1―1918ー1956文学的考察 (新潮文庫 ソ 2-7)

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共産、他党と選挙協力=安保法成立で方針転換 (時事通信) - Yahoo!ニュース

共産党は19日、安全保障関連法成立を受けて党本部で緊急の中央委員会総会を開き、来年夏の参院選や次期衆院選で、他の野党と選挙協力を行う方針を盛り込んだ志位和夫委員長の声明を決定した。
 同党が他党との全面的な選挙協力を打ち出すのは初めて。

共産と選挙協力「シロアリみたいなもの」 民主・前原氏 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

 民主党前原誠司・元代表は14日、読売テレビの報道番組で、来夏の参院選に向けた民主党共産党選挙協力について「シロアリみたいなもので、協力したら(民主党の)土台が崩れてくる」と批判した。

「共産党はシロアリ」前原氏発言、枝野氏が謝罪 (読売新聞) - Yahoo!ニュース

 民主党の枝野幹事長は18日の記者会見で、前原誠司元代表が共産党を「シロアリ」と発言したことについて、「今後も共闘すると思うので、駆除すべき害虫という意識は全くない」と述べ、同党の山下書記局長に「失礼な表現があって申し訳ない」と謝罪したことを明らかにした。

 

戦後70年、日本は戦争の悲惨さを忘れたのか?・・・というご意見が、主に反戦・平和・護憲派から聞こえてくる。

まことにおっしゃる通りだが、忘れられた悲惨さは、「戦争」だけではない。

 

みなさんは、ひょっとしたら保守派や右翼の皆さんまでが、「共産主義」という《この世の地獄》を、もう忘れてしまったのではないか?

 

今週のお題「人生に影響を与えた1冊」~いしいひさいち「バイトくん」、諸星大二郎「孔子暗黒伝」、ソルジェニーツィン「収容所群島」 - 在日琉球人の王政復古日記

凄まじい「現実」である。本当の話なのだ。

そして、こういう無茶苦茶な「現実」をこの世に実現させた、ロシアという国の、ロシア人という人間の、想像を絶する強靭さ、精神的肉体的タフネスも驚嘆に値する。
先祖代々、南国の日光にあぶられ、怠惰と呑気が骨身に染み付いた琉球人の私には、こんな歴史を潜っても滅亡しなかったロシア人という生物が、同じ種族だとはとても思えない(笑)。

「収容所群島」の救いの無さは、これが「間違いではない」ことにある。

政策を間違って、こうなったのではない。
政権担当者が悪党だったから、こうなったのではない。

左翼思想、特に共産主義を突き詰めれば、「収容所群島」が《正解》なのだ。
何も間違っていない。誰も悪くない。これが正しい結論なのである。

左翼思想をマジメに実践すれば、必ず、不可避に、「収容所群島」に行き着く。
だから、人類の幸せのためには、左翼思想は必ず「中途半端」でなければならない。

もちろん、今が近代である以上、差別や貧困の現実が左翼思想を必要とする。
つまり人間が人間である限り、左翼思想は滅びない。
ただし、たとえ人間に左翼思想が必要だとしても、左翼思想のマジメ・バージョンである「共産主義」の《再実験》は阻止しなければならない。

「二度と過ちは繰返しません」というセリフは、戦争や原爆のためだけにある言葉ではない。

 

ロシア、支那カンボジア、世界中の共産主義革命がブチ殺した人命は、第2次世界大戦の戦死者に匹敵する。

人殺しが罪ならば、共産主義は、ナチスに匹敵する「戦犯」である。

 

ユダヤ人をガス室に送ったナチス

黒人をリンチにかけて木に吊るしたクー・クラックス・クラン

学校に行って勉強してるという理由だけで、少女に硫酸をぶっかけるイスラム原理主義者たちと、

連立政権を組んでイイのか?

日本共産党連立政権を組むということは、思想的には、そういうことだ。

 

なぜなら、代々木の皆さんはいまだに、鬼畜外道の大量虐殺魔・ウラジミール・イリイチ・レーニンおじさんを正式に否定していないのである。

 

レーニンとは、こういうことを平気で言える人間だった。

 「同志クルスキー! われわれの会談を補うものとして、刑法典の補足条項の草案をお手もとへおくる…
…原案には多々欠陥があるにもかかわらず、基本的な考え方ははっきりわかっていただけるとおもう。すなわち、テロの本質と正当性、その必要性、その限界を理由づける、原則的な、政治的に正しい(狭い法律上の見地からみて正しいだけでなく)命題を公然とかかげるということがそれである。

 法廷はテロを排除してはならない。そういうことを約束するのは自己欺瞞(ぎまん)ないしは欺瞞であろう。
これを原則的に、はっきりと、偽りなしに、粉飾なしに基礎づけ、法律化しなければならない。できるだけ広く定式化しなければならない。なぜならば革命的な正義の観念と革命的良心だけがそれを実際により広くあるいはより狭く適用する諸条件を与えるだろうからである。

        共産主義者のあいさつをおくる    レーニン」 

これが共産主義である。 

 

代々木は、一応、レーニン批判(みたいなこと)はしたが、マルクス・レーニン主義の「言い換え」に過ぎない「科学的社会主義」の看板を下ろしたことはただの一度もない。

 

21世紀、「ナチスは素晴らしい」と公言すれば、当然、ユダヤ人虐殺の倫理的連帯責任を問われる。

アメリカなら、ゴリゴリの保守派政治家であろうと、KKKを賞賛すれば、叩かれる。

 

ならば、科学的社会主義を捨てない代々木だって、収容所群島や文化大革命ポルポト大虐殺の思想的責任を負うのだ。

「日本の共産党自体が大虐殺したわけじゃない!」という反論もあるだろうが、そんなことを言えば、安倍ちゃんだって在特会だって戦争を引き起こしたことはまだ1度もないのである。

 

人殺しを賞賛している、少なくとも反省はしていないという意味では、「科学的社会主義」は、「大東亜戦争は聖戦だった」や「支那事変自衛戦争」なんかと何の変わりも無い。

 

そうでなくとも、日本共産党という政党が、他の政党や政治組織と協力関係を持続させたことはない。歴史が証明している。他の左翼組織、たとえば旧・日本社会党関係者なら、イヤというほど知っているだろう。

代々木の共産党とは、信濃町創価学会すらかわいく見えるくらい(笑)、自分勝手で、自意識過剰で、自己批判ゼロで、自分たちだけが絶対的に正しい(つまり他人が全部間違っている)と思い込んでいる集団なのだ。

ましてや、殺してきた人間の数でいえば、共産主義日蓮信仰じゃ、MLBとリトルリーグくらいの落差がある。

代々木は、必ず、裏切る。

小沢さんより100倍タチが悪い(笑)。

これは志位さんが悪党だからではない。共産主義の思想的必然だ。

 

もちろん、「政治」なんだから、悪魔と契約することもありうる。

生きるために、原爆を落としたアメリカに土下座する。

商売のために、支那と握手する。

崩壊しないように、北朝鮮の面倒を見る。

しかし、契約した相手が悪魔であることを忘れたら、日独伊三国同盟の日本と同じ運命である。

ユダヤ人を殺してないはずの日本が、ナチスの同盟者ということで汚名をかぶることになる。

 

悪魔に魂を売り渡してでも、政権を獲る!

岡田さんや枝野さんに、そこまでの覚悟があるとはとても思えない(笑)。

確かに、選挙区の割り振りは効果的だし、選挙に勝つためにしょうがないにしても、それ以上の選挙協力、政策協定、ましてや連立政権なんて、止めた方がいい。

 

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