先見の明、って、誰か誉めてぇ~(笑)。
昔々、初めて、堀江貴文/ホリエモン、という人物を見て、まずパッと思いついたのが、なぜか、連合赤軍だった。
彼は、連合赤軍と180度正反対の存在だなあ、と思ったのだ。
堀江貴文氏 あさま山荘事件を引き合いにSEALDs活動の現状に警鐘 - ライブドアニュース
2015年9月25日
24日、堀江貴文氏が自身の公式ブログ上で、SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)による活動の現状を危険視した。
19日未明、安保関連法案が参院本会議で与党の賛成多数により可決。こうした状況を受け、SEALDsは「安倍政権の暴走を止めないといけない」との主張を掲げ、22日から23日にかけて日比谷公会堂と代々木公園で開催した反原発集会に参加している。
堀江氏はかねてよりブログ上で「デモに参加してる人たちの多くは法案を理解せず、本気で戦争になると思って参加してる雰囲気に流される人達だ」と指摘するなど、SEALDsやデモ参加者に対する批判を続けてきた。
堀江氏は今回も、23日に経済系ニュースアプリ「NEWSPICKS」へ綴った意見を転載する形で、現在SEALDsが取っている行動に対して、批判的な見解を改めて示している。
堀江氏はまず、クリエーターやアーティストの一部が「no nuke」「love and peace、war is over」などの言葉やマークをファッション的にカッコいいとみている現状を持ち出し、こうした主張に反対する人が、彼らから仲間外れにされたり、カッコ悪いととらえられることに「恐怖を覚えている」と指摘した。
その上で堀江氏は、「こういう集団心理は例えば戦争や虐殺なんかを肯定する方向に振れると非常に危険だ」「多くの参加者がミスリードされた言説を盲信して突き進み、それに疑問を呈する者を徹底的に糾弾するからだ」と論を進め、先鋭化していきがちな運動に警戒心をあらわにしている。
堀江氏はここで、かつて思想をひとつにした人々が殺し合いとなった「連合赤軍あさま山荘事件」を引き合いに出し、「内ゲバで仲間すら殺してしまう。そんな危険を感じる」とコメント。SEALDsが彼らと同じ轍を踏むのではないか、と警鐘を鳴らしているようだ。
第2次安部政権なんかまだまだ想像もつかず、第1次の安倍政権が潰れた後、なんと民主党政権時代、よって安保法案も無く、当然SEALDsは影も形も無かった、あの東日本大震災の1ヶ月前、2011年2月、某SNSに書いた日記。
リンク切れや、2015年の現状とピッタリ合わず、ズレるところもあるが、とりあえず、そのままコピペ。
2011年02月07日21:39
まず琉球人、ってだけで「誤解」を受けるので、前もって書いておくが、私は「反戦平和派」ではないし「反天皇制」でもない。それどころか「琉球再軍備派」だし「琉球王党派」である。琉球の再軍備と王政復古を望む私が、隣国日本の軍備や王制を否定するわけがない。お疑いなら過去の日記をどれでもご参照いただければわかる。
で、朝生は見てないんだが、後からコレを知って「感動」した(笑)。
さすがは天下を取りかけた男だけの事はある。ホリエモンは只者ではない。尖閣諸島取られてなんか問題ありますか?
http://www.youtube.com/watch?v=0s6idTGpY9Mこの「暴言」に対して、ネットは非難轟々だけどさあ、ホリエモン批判の半分以上は、日本国家という文化共同体の構成メンバーであること「しか」誇れるものがない、弱者である自己のアイデンティティを防衛するため、ようは【負け犬のヒステリー】じゃないの?
「尖閣諸島取られてなんか問題ありますか?」・・・いやホント、その通りだよ。
「尖閣諸島取られてなんか問題ありますか?」・・・これに反論できますか?
そりゃ「反論」できる(笑)。
しかし予想できるその反論には必ず「日本」と「国家」というセリフが入ってるだろう。実は、ホリエモンは【それにこそ】、日本や国家という単語を使わないと何も反論できない、その「国家にすがりつくしかない負け犬思考」にこそ、苛立って、怒っているのだ。ホリエモンの「尖閣諸島取られてなんか問題ありますか?」とは、
「尖閣諸島取られて、そこのパソコンの前に座っている貴方自身に、なんか問題ありますか?」という意味なのである。「そこのパソコンの前に座っている貴方自身に」という言葉が抜けているのが、ホリエモンのホリエモンたるゆえんである。
だって彼にとっては、メリットやデメリットを語るとき、まず「私」や「貴方」つまり【個人】が大前提になっているからだ。
「日本」だの「国家」だの、自分が所有も支配もしていない、ただ末端に所属しかしていないモノを、さも自分が代表であるかのように主張する、その夜郎自大こそが、彼を苛立たせるのだ。だって、オレに反論している、そこのオマエ、国家を代弁する能力とか資格とか、あるの? 大した所得税も納めていないただの貧乏人でしょ?
オマエは「日本そのもの」じゃないし「国家そのもの」じゃないだろ?
オレはオレだし、オマエはオマエだろう。
そのオレにとって、そこのオマエにとって、行ったこともない尖閣諸島という島が日本領だろうが支那領だろうが、具体的に、どういう意味があんの?ホリエモンの言いたい事はそういうことである。
この発言をもって、あの人喰い金満資本家ホリエモンを「左翼」と呼べるか(笑)?「左翼」とはとても呼べない男である。じゃあ彼は何なんだ?
彼はリバタリアン(自由市場至上主義者)なのである。
小泉流ネオリベを極限まで過激化した思想だ。
リバタリアンは、自由市場を愛し、邪魔な抑圧と余計な暴力でしかない国家を極小に考える。
全ては暴力の代わりにカネで解決するのだ。
文化共同体なき完全資本主義社会の実現。
左翼とまったく正反対の思想でありながら、国家を排除するのだから、当然戦争も排除し、左翼以上のハト派・反戦平和論となる。
革命や民族解放を捨てない左翼の方がよっぽど戦争主義者なのだ。だから、ネオリベやリバタリアンは本来ハト派で反戦平和なはずなのだが、ネットの自称ネオリベには、やけに自衛隊や国家が好きな、不純なネオリベが多すぎる(笑)。そんなんで小さな政府ができるわけがない。ホリエモンの爪の垢でも飲んで反省するか、ネオリベの自称を放棄すべきである。
「尖閣が支那に占領されたら、日本も危なくなる」という反論に、ホリエモンなら「じゃあアメリカに移住する」「いっそ上海に移住する」と軽やかに答えられる。
日本から外に出たら、言語的、資産的、ビジネス的に全くの無能力者であり、日頃馬鹿にしている韓国人や支那人や東南アジア諸民族以下のミジメな境遇になってしまう、日本という文化共同体にすがりつくしかない弱者と異なり、ホリエモンはどこへでも行ける。たとえ日本が滅びようが、ホリエモンは滅びない。なんか問題でも?
イヤなら、オマエも、支那や朝鮮を笑う時間があったら、必死で稼ぐか、せめて英語でも勉強すれば?
私も皆さんの大半と同じ無能な弱者だが、ホリエモンを否定する言葉は難しい。
・・・だらだら長くてすいません(笑)。後編へ。
2011年02月07日21:42
またテレビでは「北朝鮮や中国が日本に攻めてくるわけがない。彼らに何のメリットがあるの?」と発言してる。
これも確かにホリエモンの言う通りである。彼が基本としている「経済合理性」からは「北朝鮮の日本攻撃」も「支那の日本侵略」も計算できない。
軍事コストかけて日本を侵略して、いったい支那にどんな経済的メリットがあるのか? 経済合理性からは「無い」という答えしか出ない。
「事実、中国はチベットを侵略・支配している」という反論もあろうが、現実問題として、この60年、支那はチベット領有に、どれくらいコストをかけて、どれくらい儲かったというのか?
詳しい人がいれば教えて欲しいが、石油も出ない、人口も少ない、チベットから経済的儲けを上げたとは思えない。支那のチベット経営は、会計上は、おそらく「赤字」のはずだ。これは日本の保守派の諸君が常に力説している問題が証明しているではないか。
「日本の朝鮮併合はトータルで赤字だった」と。その通りだ。経済合理性から言えば、日本の朝鮮経営も、支那のチベット経営も「赤字」なのである。
赤字なのになんでやるのか? 経済以外の理由があるからだ。それは「安全保障」だ。
しかしホリエモン的には、世界を貫く唯一のモノサシである経済合理性からは出てこない「安全保障」なるものは、本当に意味があるのか?と反論しているのだ。
戦前の日本は、朝鮮へ支那大陸へ満州へ蒙古へ南洋へと拡張を続けて、欧米と対立した。あの時点でも、日本にとっては、東アジアで上がる利益より、実は欧米との貿易の方が儲かっていたのである。それなのに日本は儲からない東アジアにのめり込み、儲かる欧米貿易を断絶させてしまった。
日本の国策は経済合理性からはまったくのムダだった。それは「安全保障」と「商売」を一緒くたにしたせいである。
事実、東アジアの全ての権益を失った戦後日本は平和な貿易で戦後高度経済成長したのだ。はたして安全保障なのものに意味があるのか? 国境に意味があるのか? 国家に意味があるのか? 文化共同体に意味があるのか? それは個人として世界と立ち向かわない、無能な弱者の傷の舐め合いではないか?
「尖閣が中国領でもいいじゃないか、魚が欲しければ買えばいい」とはそういう意味だ。
経済合理性でいえば、ホリエモンが正しく、戦前日本は間違っていた。
しかし、ここで大きな問題がある。
支那や北朝鮮の指導者も、経済合理性への態度は、ホリエモンより、戦前の日本軍部に近い。彼らも儲かる商売を捨てて、儲からない安全保障に狂う可能性が大いにある。
「北朝鮮や中国が日本に攻めてくるわけがない。彼らに何のメリットがあるの?」・・・可能性はある。
なぜなら、彼らはホリエモンと異なり、戦前日本のように経済合理性を無視す可能性があるからだ。
人間が、経済合理性だけで動くのならば、世界は平和だ。
しかし人間には経済合理性を度外視する、いや、度外視させる「悪霊」が憑り付くことがある。経済合理性で考えたら、少人数で山に籠もったところで、日本政府は引っくり返らない。そんなムダなことより選挙に出たほうがよっぽど合理的だ。しかし彼女達は山に籠もった。
同志を減らして、革命が成功するわけがない。しかし彼女は同士を殺した。
革命で山に籠もって人を殺すより、平凡に読書して、平凡に音楽を聴いて、平凡に就職して、平凡に結婚して、平凡の家族を持ったほうが、よっぽど幸せになれる。しかし彼女はしなかった。個人の人生の経済合理性からは、連合赤軍なんてオプションは出てこないのである。
しかし「悪霊」は彼女に憑依した。国家もまた100%同じことだ。
経済合理性を無視して、悪霊の命ずるままに「安全保障」「民族」「国益」「国体」「革命」という名の不合理な暴力に没入する。
そういう意味で、戦前日本も、支那や北朝鮮も、永田洋子と同じなのだ。どんな人間にも「経済合理性の奴隷であるホリエモン」と「悪霊に憑依された永田洋子」という2つの人格が住んでいる。
当時から私はこう考えていた。今も基本的認識は変わらない。
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