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10月9日は「ハングルの日」~ハングルは、モンゴルのパスパ文字であり、アルファベットである。 - 在日琉球人の王政復古日記
10月9日は「ハングルの日」~ハングルVS神代文字VS仮名。 - 在日琉球人の王政復古日記
の続き。
ハングルはアルファベットであるが、他のアルファベットにはない特殊性がある。
他のアルファベットがほとんど「母音と子音の羅列」と「分かち書き」なのに対し、音節でまとめて漢字タイプのブロック形式で記述することだ。
明らかに漢字の影響だが、世界でもハングルだけの独自性だ。
この「形式が漢字に似ている」特性が、後の時代に意外な効力を発揮する。
「漢字ハングル混じり文」の発明である。
「漢字ハングル混じり文」でやっと朝鮮語が自由に書けるようになったのである。
表意文字の漢字と表音文字のアルファベットを混合して使用する。これは世界でも珍しい。
明らかに先行して行われていた日本の「漢字仮名混じり文」からの影響だ。
「漢字仮名混じり文」でこそ日本語が自由に書けるようになったのと同じだ。
逆にいえば、ハングルは、漢字混じり表記でこそ、その優秀性を発揮する。
現行のハングル専用文は、逆に、ハングルの優秀性を殺している。
漢字が基礎になっている韓国語もその機能を減じているだろう。
ハングル専用、漢字廃止は、韓国文化の破壊である。
実際、漢字を捨てた21世紀の韓国人は朝鮮戦争当時の自分たちのお祖父さん世代が書いた新聞を読めなくなっている。
だから、日本のネトウヨは、韓国人のハングル狂いを馬鹿にしてるが、話は逆だ。
人間は、文化のために生きているのではない。
文化のほうが、人間が生きるための道具なのだ。
もちろん使う道具は大事にした方がいい。
しかし使わない道具は捨ててもいいのだ。
一番ダメなのは、使わないでもいい、使い勝手の悪い道具を無理やり使い続けることである。
ハングルは、漢字があってこそ、その能力を発揮する。
だから漢字を使え!というのは、発想がサカサマだ。
漢字を使わないのなら、ハングルも使わなければいいだけの話だ。
もしも韓国語がハングル専用文ですべて表現できるのならば、同じアルファベットであるラテン文字でもすべて表現できるはずだ。
漢字の要らない韓国語なら、ABCで十分で、ハングルも要らないのである。
昔、トルコ人が、アラビア文字を止めて、ラテン文字に変更したのと同じことだ。アラビア文字で表現できるのならば、ラテン文字でも表現できるのである。
ベトナム人も、漢字を止めて、アルファベットを採用して、もう何十年にもなる。
いっそ、韓国語も止めてしまえばいい。
韓国人が韓国語で無ければ生きていけないならない理由はない。在米韓国人は、ハングルも韓国語も使わず、英語で生活しているではないか。
漢字を廃止した時点で、韓国人は、韓国文化を、韓国の歴史を捨てたのだ。
漢字を読めなくなれば、韓国人自身が、自国の歴史文書を読めない。
百済新羅や李氏朝鮮の文献、どころか、たった数十年前、朴姐さんのご尊父の時代の普通の新聞すら、漢字だらけなので、21世紀の普通の韓国人は自力で読めなくなったのである。
逆に、漢文や漢字が判る日本人のほうが、昔の韓国の新聞をある程度読めるくらいだ。昔の新聞は、ハングルが読めなくても、漢字を拾い読みするだけで、何の記事かはかろうじて判る。しかし今の新聞は、ハングルが読めないと全く判らない。
漢字を捨てた韓国人。
日本のネトウヨは馬鹿にするが、別にそれでいいじゃないか。
現在のエジプト人がアラビア文字を使って、古代エジプト文明のヒエログラフが読めないのと同じだ。
現在のメキシコ人や中南米人がスペイン語を話して、アステカやインカの絵文字が読めないのと同じだ。
それでエジプト人やメキシコ人が困っているのか? 別に困ってない。
逆にヒエログラフや絵文字を日常で使ってる方が、アルファベットを使う諸外国との付き合いに困るだろう。
漢字という名の地獄~この空を飛べたら(中島みゆき/加藤登紀子)~昔者蒼頡作書、而天雨粟、鬼夜哭(淮南子)。 - 在日琉球人の王政復古日記
昔の韓国語が読めないんだから、今の日常を韓国語に縛られる必要もない。
どうせ、世界を相手に商売しないと生きていけない韓国人ではないか。
ローカル言語を捨てて、英語に切り替えた方が、スッキリするし、メリットが大きい。
マレー語を捨てて、英語を喋るシンガポール人は、世界で活躍できるじゃないか。
日本語という、世界で誰も使っていない、過去に遺産に縛られて、英語で苦労する日本人より、
ハングルも韓国語も捨てて、英語を日常語にした韓国人のほうが、ビジネスの国際競争で有利になるだろう。
ノーベル賞だってグッと可能性が増える。
韓国人が問題にする、日本起源の単語、日帝残滓も、韓国語を使用する限り、根本的解決は難しい。しかし韓国語を全部捨てて、英語にすれば、日帝残滓も完全に抹殺できる。
そうなったほうが、歴史認識問題も自然消滅するから、日本人も助かる(笑)。
10月9日が「ハングルの日」が無くなった時、
ハングルが、エジプトのヒエログラフや、メソポタミアの楔形文字や、アステカの絵文字と同じく、考古学者と博物館の占有物になった時、
韓国人、改め、コリア人の未来は明るく広がるのである。