在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

ヤンキース松井秀樹の仮装~警察、消防、軍隊のイジメ~忘年会、新年会、歓迎コンパ~通過儀礼という人間の厄介さ。

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<兵庫県警>「いじめ」自殺の機動隊寮 重体の巡査が死亡 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

兵庫県警機動隊の独身寮(神戸市須磨区)で自殺を図って意識不明になっていた男性巡査(24)が、15日夜に死亡していたことが捜査関係者への取材で分かった。この寮では9月にも、別の男性巡査(23)が同僚3人の名前を挙げ、「嫌がらせを受け、精神的に限界」といじめをうかがわせる趣旨の遺書を残して自殺している。
 捜査関係者によると、24歳の巡査は今月6日午後1時ごろ、寮内の自室で首をつっているのが見つかった。遺書があったが、いじめなどに関する記述はなかったという。
 自殺した2人は同じ小隊に所属。県警は隊員らから事情を聴き、いじめやパワハラがなかったか調査を進めている。

 

【衝撃事件の核心】壮絶いじめ、これが「消防学校」の実態とは…卑劣なファイヤーマンたち:イザ!

 同じ釜の飯を食い、仲間を信頼し、厳しい訓練を乗り越え人の命を助ける-。そんなプロとしての心身を育てるはずの消防学校で、あってはならない事件が起きた。和歌山県消防学校で、初任科生の男性消防士(19)にアイロンを押し当てやけどを負わせたとして、和歌山東署は7月18日、傷害容疑で同県橋本市消防本部の元消防士、森田大翔容疑者(21)を逮捕した。学校のその後の調査で、いじめは複数人が関わり、常態的に行われていたことが判明。悪質な行為の数々に、学校の管理態勢が問われている。

 

【衝撃事件の核心】女性消防士にプロレス技、期限切れ卵を口に… 子供じみたパワハラで後輩を退職寸前に追い込んだ57歳・消防副士長の“言動” - 産経ニュース

 人命救助に向けて結束が不可欠なはずの消防士の職場で、耳を疑うようなパワハラ常態化していた。東京消防庁は11月、後輩の消防士8人に賞味期限切れの温泉卵を無理やり口に押し込んだり、首を絞めるプロレス技を掛けて気絶寸前に追い込んだりしたとして、赤羽署の男性消防副士長(57)を停職6カ月の懲戒処分にした。周囲からは「面倒見のいい人」との評価もあり、“親分肌”の気質が行き過ぎた指導を招いてしまったようだ。

 

警察だけでなく、消防もイジメの多い職場である。そして軍隊も同様だ。

 

人間そのものがイジメが大好きな動物なんで、人間が集まればイジメは必ず発生する。

 

普通の会社でもイジメは普通だろうが、警察、消防、軍隊など、特に「体育会系」で「役所」っぽい職場は、イジメの一大繁殖地である。

 

小学校、中学校でイジメが多いのも、警察、消防、軍隊と同じ理由だ。

警察、消防、軍隊でイジメが発覚すると、まるで子供みたいな稚拙な実態が判るが、それは当たり前で、警察、消防、軍隊は、イメージと異なり、強者と弱者がタテマエ上公平な「オトナの世界」ではなく、ある意味、強者と弱者のヒエラルキーがむき出しの「コドモの世界」なのである。

日本だけの話ではない。外国の警察、消防、軍隊もイジメと無縁ではない。

 

六代目山口組分裂~火消しのめ組、銭形平次、ニューヨーク市警&消防庁のバグパイプ。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

この支那の航空会社も同様である。

 

【BBC】中国の客室乗務員に「儀式」強制でネット怒り心頭 (BBC News) - Yahoo!ニュース

中国の旅客機で女性の客室乗務員が座席上の荷物入れに横たわる写真が、中国のソーシャルメディアで広く拡散された。
人気のチャット・アプリ「WeChat」の「民間航空タブロイドチャンネル」に掲載されたのは、昆明航空の機内の写真。「通算フライト時間が30~50時間を超えた」女性客室乗務員が「業界の通過儀礼として」警備スタッフに無理やり、荷物に入れに入れられるのだと説明があった。
これに対して中国のソーシャルメディアでは、いじめだという非難が多く書き込まれている。

 

航空会社の客室乗務員も、警察や消防や軍隊と同様、ある種の専門職なんで、閉鎖社会の仲間内だけで通用する伝統、オキテ、非公式ルールが出来上がってしまいやすい。

 

これらイジメは全く無意味で根絶すべき絶対悪・・・とは言い切れないところが、人間と人間社会の厄介なとことだ。こういう不合理な理不尽が、人間の組織の結束を強化し、機能を維持する面も確かにあるのである。

 

最初の画像、ヤンキース時代の松井秀樹の仮装も、アメリカMLBの昔からの伝統行事で、その名もズバリ”rookie hazing”つまり「新人イジメ」である。

これは松井秀樹だけでなく、日本人だけでなく、MLBに入団した全てのルーキーに半強制的与えられる冗談である。ダルビッシュ有も同じような目に合わされている。

 

【ルーキー・ラギング】日本人メジャーリーガー達の恥ずかしいコスプレ写真、画像集「着ぐるみ・仮装」 - NAVER まとめ

メジャーリーグでは、新人選手に風変わりな仮装をさせるこの行事は「rookie hazing(新人いじめ)」と言われています。このまとめでは日本人メジャーリーガー達の写真のみを集めてみようと思います。さて、次は誰が面白い姿を見せてくれるんでしょうか・・・・。

 

これらは、MLBが、球団が、組織として決めたものではなく、選手たちの仲間内、インナーサークルのルール、非公式の「オキテ」「仁義」だ。

変わった服装を拒否するルーキーがいれば、仲間内からは逆に「変わり者」「判ってないヤツ」「付き合いの悪いヤツ」として仲間外れにさせるだろう。

 

なんだか別世界に感じるかもしれないが、ほぼ100%の人間、あなたも私も、同じことを経験している。

会社やクラブや趣味の仲間の、忘年会、新年会、歓迎コンパだ。

もしも新人が「私は、仕事をして給料を貰うために入社したのであって、たまたま同じ部署というだけのあなた達と、勤務時間外に酒を飲むことを希望しません」なんて言い出したら、誠に合理的な理屈だが、仕事も人間関係もギクシャクするだろう。

職場の宴会も、警察や消防のイジメのソフトバージョンなのである。

新人に酒を勧めるあなたも、イジメをやってる警察や消防の上司と同じなのだ。

 

上のニュースに「通過儀礼」と書いているが、ウソでもなんでもなく、これらの行為は、まさしく文化人類学的な意味で通過儀礼である。

不合理な試練を与えて、それを経験した者だけを仲間にする。

修行を行う宗教集団にもこういうルールがよくある。

イジメも、宴会も、野球選手の仮装も、本質は同じ、通過儀礼だ。

 

宴会とは、人間が他者と共にメシを食う行為「共食」だ。

これは、ナザレのイエスも、インドの釈迦も、支那孔子も、人間社会の出来上がった太古の昔から非常に重視されてきた人間行動なのである。

 

共食~晩餐のイエス。托鉢の釈迦。めんどくさい孔子。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

イエスだって、釈迦だって孔子だって通過儀礼、人間組織のイジメと全くの無関係ではないのだ。

 

個体生存のための単なる栄養補給でしかない「食う」という行為を、美味追求にしたり、他者との人間関係強化に利用したり、人間はホント厄介な動物である。

 

プロ野球の新人仮装大会のような、インナーサークルの非公式なオキテ、ルール、仁義を、人間社会が維持されるための基盤と見たのが、特に、孔子である。

 

子貢欲去告朔之饋羊、子曰、賜也、女愛其羊、我愛其禮。

(子貢告朔の饋羊を去らんと欲す。子曰く、賜や女は其の羊を愛む、我は其の礼を愛む)

論語八佾第三-17 

 

優秀なる弟子・子貢は、毎月行う告朔の祭礼でいちいち羊を生贄にするのを(おそらく経済合理性の理由で)止めるべきだと、孔子に進言した。
しかし孔子は「お前は羊肉という単なる財産を失う事を恐れている。私は祭礼という文化を失うことを恐れるのだ」と返答した。

 

単なるムダにしか見えない、羊の犠牲を続けること、それが人間社会の生命線なのだ。

孔子は、MLBの新人仮装大会に賛成するだろう。

 

イジメは悪である。なぜなら、人間という存在が悪だからだ。