在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

#SEALDs 2015年渋谷スチャダラパーVS全共闘1969年新宿フォークゲリラ~「政治」は勝ち続け、「流行歌」は負け続ける。

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時代は変わったのか? 全然変わってないのか(笑)?

 

2015/10/18 SEALDsさん達の渋谷街宣だったらしい。

そこにスチャダラパーとかいう人気ラッパーさんが登場したらしい。

 

SEALDsなんか(笑)の街宣に出たスチャダラパーに対して、

「失望した!」みたいな声もあるようだが、

その半分は、

もともとファンでもなんでもなかった、下手したらスチャダラパーの名前自体を今回初めて知った(笑)、ある種の政治的傾向を持った皆さんの「成りすまし」だろうし(笑)、

あとの半分は、

もしも本当にファンならば、スチャダラパーに限らず、そもそもミュージシャンという人種の基本的な政治スタンスを、今までいったいナンだと思っていたのだろうか?

 

坂本龍一から桑田佳祐まで、

いや日本だけの話ではない、

ビートルズからレディーガガまで、

(少なくとも先進国の)ミュージシャンという人々は、基本的に、世間より「リベラル」なのだ。

 

左翼な桑田佳祐がイヤなら、愛国の長渕剛がいるじゃないか(笑)~ミュージシャンは原理的に「リベラル」である。 - 在日琉球人の王政復古日記

 


機動隊ブルース(1969年・新宿西口地下広場・フォークゲリラ) - YouTube

 

あと、「通行の邪魔」とかいう批判があるけど、負け惜しみもいいところで、

とことん、ダサい。ホント、カッコ悪い。

 

そんな反論しかできない時点で(政治的には勝っても)文化的に「負け」である。

 

政治は、強い方が勝ち、弱い方が負け、である。

文化は、カッコ良い方が勝ち、カッコ悪い方が負け、なのだ。

 

駅や繁華街にSEALDsが集まるのが、「通行の邪魔」だというのなら、

先日のプロ野球クライマックスシリーズだって、野球ファンのせいで夜のターミナル駅は混雑し、「通行の邪魔」だっただろう。SEALDs批判者は、なぜ巨人ファン・ヤクルトファンを批判しなかったのか?

 

これからやってくるハロウィンだって、おそらく確実に、渋谷の交差点には「通行の邪魔」な事態が発生するだろう。SEALDs批判者は、コスプレの馬鹿騒ぎにも、同じように批判してくれるものと信じている。

 

毎度毎度、サッカー日本代表の試合の夜は、渋谷に「通行の邪魔」はないのか?

東京マラソンの交通規制は、「通行の邪魔」じゃないのか?

靖国神社のみたままつりはどうか? 岸和田のだんじり祭りどうか

 

「安保法案反対派は点字ブロックを塞ぐな!」という、つまらない攻撃と全く同じである。

 

アラブの春は盲人の通行を邪魔しなかったのか?~点字ブロックを「道具」に使うエジプト人フィフィ。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

今からおよそ半世紀(!)も前から、政治における流行歌の役割は変わらない。

逆にいえば、半世紀前から、

「政治」は勝ち続け、「流行歌」は負け続けてきた

のが、戦後日本の歴史なのだ。

 

#SEALDs ≒ ハロウィン ~なぜ堀江貴文/ホリエモンは、ハロウィンを「暇人笑」と批判せず、擁護したのか? - 在日琉球人の王政復古日記

 

その勝敗は、SEALDsも変わらないだろう。

彼らはおそらく勝てない。負けるのだ。

そして、それでいい、のかもしれない。