在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

映画「仁義なき戦い・頂上作戦」~「ナメられとったら、プー屋はしまいで」 #野球賭博 #手本引き

~義西会本部前の路上~

義西会・藤田(松方弘樹)「そっちはハンデ、何点つけちょるの?」

川田組・野崎(小倉一郎「広島に3点ですけん」

藤田「ウチは2点。甘かったかのう・・・(金を渡しながら)これからもハンデ教えてくれや。ソッチとは暗刻(アンコ/仲間)になるんじゃけん」  

広島市民球場スタンド~

怒って野崎を取り囲む客「わしゃぁのぉ、今のホームランに1000円張っとったんじゃ。それを500円にしよるんじゃけぇ!」

客を追い払う藤田「こんな、一人で流しやっちょるんか?」

野崎「はあ、ポリがやかましいですけん」

藤田「ナメられとったら、プー屋(野球賭博の胴元)はしまいで。コレ(拳銃)貸しちゃるけん、アヤ(ナンクセ)つけられたらブッ放しちゃれ」 

 

ユネスコ記憶遺産・国宝「仁義なき戦い 頂上作戦」より。

 

映画、ことにヤクザ映画、中でも東映実録路線は、オトコの教科書である。教えられることが多い。

 

 笠原投手、野球賭博の仲介役も 削除メール復元して判明:朝日新聞デジタル

 「ドラフト会議」を翌日に控えた21日、プロ野球巨人をめぐる野球賭博疑惑が拡大した。新たに2人の賭博行為が発覚。バカラやマージャンを通じた「野球賭博常習者」との深い付き合いも明らかになった。不正はこれだけなのか。調査の徹底を求める声が上がる。
 「特に笠原は、野球賭博をしていただけでなく精算の手伝いをしていた」。巨人の久保博球団社長は21日の記者会見で、笠原将生投手が賭博の仲介役を果たしていたことを明らかにした。

 

先日、野球賭博が相次いで摘発された。これも六代目山口組分裂の余波だろう。

今回の巨人選手のケツモチ(後ろ盾)も、おそらく《菱》なんだろう。

 

プロ野球とヤクザの関係も切っても切れないモノがある。

冒頭のように、東映映画「仁義なき戦い」第4作「頂上作戦」でも、野球賭博のシーンがある。

 

特に「仁義」の舞台となった広島のカープは、加藤武が演じた打本親分のモデルになった実在の人物が、本当に球団設立当時の私設応援団長だったりする。選手に飲み食いさせたり、要はタニマチだ。往年のカープファンならご存知、弱小ゆえ資金不足に泣かされたカープを救おうと「たる募金」を始めたのも、この親分だったらしい。もちろん、慈善活動だったわけではなく、球状周辺の屋台やサービス業を仕切ってシノギにしていたわけだが。もちろん野球賭博もやってただろう。

 

ダルビッシュの弟さんは、客ではなく、胴元どころか、なんと「ハンデ師」だったらしい。

 

野球賭博事件 ダルビッシュ 翔容疑者、自らが「ハンデ師」か(フジテレビ系(FNN)) - Yahoo!ニュース

アメリカ大リーグ、ダルビッシュ 有投手(29)の弟で、野球賭博事件で逮捕されたダルビッシュ 翔容疑者(26)が、賭けの条件を決めるハンデ師を自ら行っていたとみられることがわかった。
ダルビッシュ 翔容疑者は2015年5月ごろ、日本のプロ野球やアメリカのメジャーリーグの試合で、自からが賭け金を集める胴元となって、野球賭博を開いた疑いが持たれている。
野球賭博では、弱いと予想される球団の得点にハンデを加算することになっていて、これを行うハンデ師には、野球に関する多くの情報と知識が必要なため、限られた人物しかできないとされる。

 

ハンデ師は野球賭博の心臓部である。ハンデ師がいなければ、野球賭博は成立しないし、ハンデ師に才能がないと、胴元(賭博の主催者)は儲からない。

 

単純にいうと、今やってる日本シリーズソフトバンク×ヤクルト」、素人目から見てもソフトバンクの方が強い。そのまま勝敗予想をすれば、ほとんどの人がソフトバンクを選ぶだろう。

ここでハンデ師の登場である。ハンデ師は弱いと予想されるヤクルトに「ハンデ」をつける。ハンデを1.5とすると、ソフトバンクが1点差で勝っても「ソフトバンク1-ヤクルト1.5=-0.5」でヤクルトの勝ち、ソフトバンクの負けになる、2点差でソフトバンク2-ヤクルト1.5=+0.5」やっとソフトバンクの勝ちだ。

もし、一口1万円で、ヤクルト1.5のハンデ、ソフトバンク10口、ヤクルト10口の場合、結果が「ソフトバンク1-0ヤクルト」なら、ソフトバンクに1口の人は負けなので1万円支払い、ヤクルトに1口の人は勝ったので1万円の儲けだ。

ただしこのカネのやり取りだけじゃ、胴元の儲けがないので、テラ銭(手数料)1割として、ヤクルトに1口賭けた人には9000円、胴元に1000円、となる。

もちろん、これは一番単純なモデルで、ソフトバンクへの口数とヤクルトへの口数が常に1対1の割合になるわけでもないし、点数が5対0と10対0では、同じ勝ちでも倍率が変わったり、イロイロ複雑なようである。

 

しかし、コレでわかるように、儲かる儲からないも、面白くなるもならないも、ハンデ師の腕次第なのだ。

野球への知識や、現時点での両チームの調子など、熱心な野球ファン、スポーツ新聞記者などを超えて、野球選手並み、それ以上の情報量と判断力がないと勤まらない商売である。

 

野球賭博は、前払いではなく、賭けはその場の口約束で成立、勝敗後清算みたいなので、胴元には、一時的な資金力が必要だし、勝った人確実に配当する信用と、負けた人からキッチリ取り立てる実行力(笑)が要求される。結局ヤクザしかできない。

ハンデ師だったらしいダルビッシュの弟さんは、ヤクザと無関係、なんてことはまずありえない。しかも大阪に住んでるんだから、盃は交わしてないにしても、名古屋か神戸かは知らないが99%《菱》の枝であろう。

 

野球賭博の胴元が儲かるのは、運用コストがゼロに近い点である。

野球は他人が勝手にやってくれるわけで、選手に給料を支払うわけではない。

競馬や競艇競輪のノミ行為も同じだ。

 

競馬JRA払戻率80~70%(寺銭20~30%)VS野球賭博寺銭10%(払戻率90%) - 在日琉球人の王政復古日記

 

それでも、ヤクザのシノギの中でバクチが一番マシなものだと思う。

覚せい剤を売られるより、総会屋より、民事介入より、管理売春より、バクチの方が社会的害悪は少ない。

国家だって麻薬やオンナは売らないが、バクチは公認しているのである。

競馬やパチンコを認めてるんだから、バクチだけはヤクザの稼業として公認してもいいのではないか?

 

「手本引き」や「丁半」などは、悪行でもあるが、明らかに日本の芸能文化の一つでもある。特に「博打の華」と呼ばれ、日本の伝統芸能と呼んでもおかしくない「手本引き」も、人口の先細りで、胴を引ける人材も育ってないだろう。

文化保護の観点からも、筋のいいヤクザを「特別賭博法人」として認可、「手本引き」や「丁半」など古典的なバクチは指定の場所での定期開帳は認める代わりに、クスリやオンナはご法度ということで、当然税金も納める。

 

どうせ人間社会からヤクザ的存在は消滅しない。

日本でだけではなく、アメリカやヨーロッパにもヤクザはいるし、なんとあの北朝鮮でも半グレ集団が存在するらしい。ヤクザは人間の影絵だ。

だったら、ある程度許容できる悪として管理し、「ヤクザの半合法化」を計るのもまた一計である。

 

(まとめ)六代目山口組分裂~ #山口組 #弘道会 #山健組 #宅見組 #住吉会 #幸平一家 #稲川会 #山梨侠友会 #道仁会 #浪川睦会 - 在日琉球人の王政復古日記