在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

スターバックス=リベラル民主党VS缶ビール=保守共和党~ベン・カーソンはセブンスデー・アドベンチスト。

この騒動がなくとも、もともとキリスト教福音派や共和党支持者は、スターバックスとウマが合わない。

 

CNN.co.jp : トランプ氏、「スタバ不買するべきかも」 カップの変更受け

2015.11.11

ワシントン(CNN) 来年の米大統領選で共和党の指名獲得を目指すドナルド・トランプ氏はこのほど、米スターバックスがクリスマスシーズン用に無地の赤いカップを使い始めたことについて、同社のボイコットを示唆する発言まで織り交ぜながら厳しく批判した。
キリスト教の祝日を尊重する姿勢を見せることで、熱心な信徒の多い州の有権者にアピールする狙いがあったとみられる。
昨年までトナカイやクリスマスの装飾があしらわれていたスターバックスのクリスマスカップだが、今年はそうした「季節のシンボル」をなくし、赤い無地のカップに統一されている。この変更に対し、「クリスマスに戦争を仕掛けた」といった非難の声が出ていた。
トランプ氏はこうした意見に同調。イリノイ州で9日に行った演説の中で「トランプ・タワーの中にもスターバックスがあって大変繁盛しているが、こういった店舗はボイコットすべきなのだろうか」と聴衆に問いかけた。その上で「大した問題じゃないかもしれない。しかし私が大統領になったら、必ずみんなでまた『メリークリスマス』とあいさつできるようになる。それは間違いなく言える」と訴えた。
共和党候補者による次の討論会を翌日に控えての上記の発言は、保守的なキリスト教徒へのアピールを念頭に置いたものだ。アイオワサウスカロライナといった州では、そうした人々が支持基盤の大半を占める。
トランプ氏は共和党候補内の支持率で、やはり信仰心の厚い層から人気を集める元医師、ベン・カーソン氏とトップを争っている。

 

アメリカ人の政治嗜好は、飲み物の嗜好で判るそうな。

 

バカ高いスターバックスのコーヒーを好む連中は、発祥地のシアトル、LA、シスコ、ボストン、ニューヨークなど、アメリカ東西両海岸のいわゆる「ブルー・ステイツ」に住むインテリ・リベラルの民主党支持者。

スターバックスファンは、クリスマスが嫌いではないが、クリスマスを押し付けられるのは勘弁だろう。彼らは日曜日に教会なんかに行かない。

 

おそらく、スターバックスを批判してるキリスト教徒は、どうせ普段から、スターバックスを飲まない人々である。

アメリカ中西部や南部、いわゆる「レッド・ステイツ」に住んで、フットボールと教会をこよなく愛する土着の保守派で、共和党に投票する人は、あんな濃いコーヒーは飲まない。

下手をしたら、自宅から車で行ける範囲にスターバックスがない(笑)。

彼らが愛するのは。ウォルマートで1ダース2ダース単位で買ってガボガボ呑む、下手したらミネラルウォーターより安いクアーズ・ビールである。

 

もはや、アメリカ西海岸東海岸のアメリカ人は、アメリカ中西部のアメリカ人より、外国のカナダ人との方がウマが合うのである。

 

「カリフォルニア+ニューヨーク+カナダ+メキシコ」連邦 The Coast States of America vs Trump's USA - The Second Civil War - 在日琉球人の王政復古日記

 

ヒラリー氏は「チポトレ」で食事、中道派狙うなら「タコベル」―スタバは民主寄り? - WSJ

 2016年の米大統領選に出馬表明したヒラリー・クリントン氏は、選挙運動でオハイオ州を訪れた際、メキシコ料理のファストフード店、チポトレ・メキシカン・グリルに立ち寄った。その理由は、手っ取り早く食事を済ませたいだけではなかったようだ。チポトレ民主党支持者の好む店なのだ。

ヒラリー氏の選挙ロゴは道路標識? 各候補に辛口評価
 エクスペリアン・マーケティングサービスが2014年秋に調査したデータによると、チポトレの客層は米国で最も「リベラル」だ。自称「リベラル派」のスコアは145で、これは平均的な米国人と比べ、彼らがチポトレを訪れる確率が45%高いことを意味する。

 リベラル指数が2番目に高かったのはスターバックスで、自称リベラル派はスターバックスに行く確率が平均的米国人よりも30%高いことが示された。
(略)
 もちろん、クリントン氏はオハイオ州でChick-Fil-A(チックフィレイ)を訪れることもできる。チックフィレイの店舗は州内に11店舗がある。エクスペリアンのデータでは、チックフィレイは自称保守派好みのチェーンで、彼らはチックフィレイで食事をする確率が平均的米国人より20%高い。共和党議員もチックフィレイがお気に入りのようだ。

  

ファーストフードチェーンのChick-Fil-A(チックフィレイ)の社長が同性婚反対を表明して、リベラル派やゲイ支持派が抗議行動に出て騒動になった。

逆にアンチ・ゲイやキリスト教福音派や共和党員が応援するようになった。

 

米ファストフードチェーンが社長の同性婚反対発言で大揺れ(動画あり) : ギズモード・ジャパン

オバマが歴代大統領で初めて同姓婚賛成の立場を表明しても「選挙資金集めね」で終わってしまったのに、こっちは炎上が鎮火の気配もありません!
KFCの次に大きなチキンのファストフードチェーン「チックフィレイ(Chick-fil-A)」のダン・キャシー(Dan Cathy)社長兼COOが7月に「当社は聖書の定義にある(男女一対の)家族の単位を支持しています」とキリスト教の媒体「Baptist Press」のインタビューで語りました。これが同性婚賛成派の猛反発に遭い、ボストンやシカゴの市長に出店を拒否され、業者にキッズメニューのおもちゃの入荷をストップされ、ゲイカップルは店内で意地になってキスする「同性キスの日」イベントを実施、その騒ぎが連日ニュースになってます。

 

所得で言えば「勝ち組」の都会のインテリ連中の方が、社会保障大きな政府派「負け組優遇」の民主党を支持する。 

「負け組」である田舎の労働者の方が、自由競争の小さな政府派「勝ち組有利」の共和党を応援する。

アメリカだけでなく、先進国共通の現象だが、不思議なもんである。

 

もう一つ、これはアメリカ特有であるが、

右翼の共和党の方が、ワシントン(中央政府連邦政府)に不信感が強い。つまり国家権力が嫌いなのである。だからワシントンの「プロの政治家」を嫌う。頭の良さそうな政治家を嫌う。

だから政治経験のないアンチ・ワシントンのトランプやカーソンが人気なのだ。 

ブッシュ弟は、元大統領のアニキと違って、穏健でマトモな政治家だが、穏健でマトモだからこそ、プロの政治家だからこそ、アニキと違って人気が出ないのである。

アニキは、プロの政治家としてダメだったから、共和党の草の根保守派から愛されたのだ。

 

左翼の民主党の方が、金持ちや大企業を横暴をコントロールするために、ワシントンの権限を強化しようとする。

民主党左派のサンダースは社会主義者を名乗る。しかしアナキスト無政府主義者)とは名乗らない。社会福祉充実のためには、国家主義にならざるを得ないのだ。

逆に、共和党のランド・ポールみたいなリバタリアンや、カーソンやクルーズのようなキリスト教保守派の方が、国家の権限を減らそうとし、無政府主義的な主張をする。

 

【米大統領選2016】ベン・カーソン氏、トランプ氏を僅差で抜く 世論調査 - BBCニュース

トランプ氏はこのところ遊説先でカーソン氏を「エネルギー不足」などと徹底的に攻撃し、プロテスタントの「セブンスデー・アドベンチスト教会」の教えを信仰している点についても批判を重ねている。

(略)

物議醸すカーソン氏発言
カーソン氏はその発言が各方面から批判されることが多く、2013年11月にはオバマ大統領が推進した医療保険改革について「奴隷制以来最悪のもの」と発言。昨年12月にも、オバマ政権はナチス・ドイツのようにふるまっていると述べた。
カーソン氏はさらに、同性愛は生まれつきのものではなく個人の選択だと今年3月に述べ、今年9月にはイスラム教徒は米大統領候補になる資格がないと言い、10月初めには、もしナチスに迫害された欧州の人たちがもっと銃を所持していたらホロコーストは防げたはずだと発言。21日には、「極端な政治的偏見」を示す大学への政府助成を打ち切るべきだと言い、さらに25日には人工中絶を選ぶ女性は「奴隷に何をしてもいいと思っていた奴隷主と一緒だ」と発言した。

 

大統領候補たちの信仰と、その政治への影響度(+は大きい、-は小さい)、そしてエスニシティを簡単に一覧。

 

民主党は、総じて、信仰の政治への影響は低い。宗派はあんまり意味がない。

 

民主党

ヒラリー・クリントン:メソジスト(-):英国系のチャンポン

バーニー・サンダースユダヤ教/ユニヴァーサリズム(-):ユダヤ系

ジョー・バイデンカトリック(-):アイルランド

バラク・オバマ:会衆派(-):アフリカ系

 

 

共和党は、宗派が重要な要素だ。プロテスタントカトリックじゃやはり異なるのである。

 

共和党

ドナルド・トランプ:長老派(-):ドイツ・スコットランドのチャンポン

ベン・カーソンセブンスデー・アドベンチスト(+++++):アフリカ系

ジェブ・ブッシュ聖公会カトリック(+):イングランド

ジョン・ケーシック:聖公会(+)チェコクロアチアなど東欧系チャンポン

テッド・クルーズ:南部バプテスト(+++++)キューバ

マルコ・ルビオ:カトリック(+++)キューバ

カーリー・フィオリーナ長老派(-)ドイツ系

ランド・ポール:長老派(-)ドイツ系

クリス・クリスティカトリック(-)イタリア系+アイルランド

マイク・ハッカビー:南部バプテスト(+++++)イングランド

ボビー・ジンダル:カトリック(+++)インド系

リック・サントラムカトリック(+++++)イタリア系

 

 

見た目がまるまる白人なのにカトリックの場合は、アイルランド系、イタリア系、ポーランド系であることが多い。

 

ブッシュ弟は、血統的に、アメリカの主流派(当然政治的にも有利)であるWASPなのに、わざわざ非主流派(政治的に不利)のカトリックに改宗してるのは、嫁さんがメキシコ人だからだろう。まあ地盤がカトリックの多いフロリダということもあるだろうが。しかしこのことからも、ブッシュ弟がけっこう誠実な人だと判る。だから人気がないのだが(笑)。

 

聖公会、長老派は、プロテスタントの中でも穏健派。エスニシティはイギリス系、ドイツ・オランダ系、北欧系で、正統派というか、どっちかというと「人生勝ち組」の人の宗派。あんまり政治に影響はない。

 

バプテストは、人口的には多数派、大衆的なプロテスタント福音派も多く、同性愛反対、中絶反対など、政治に影響しやすい。

 

そして、人気のベン・カーソンさんはセブンスデー・アドベンチスト。

セブンスデー・アドベンチストは、モルモン教ほどではないが、かなりクセのある宗派で、プロテスタントの中には嫌ってる人も多い。

 

黒人で、セブンスデー・アドベンチスト。

一昔前なら、候補者にもなれなかっただろう。

それが、よりにもよって共和党。時代は変わった。

 

アメリカ合衆国第45代大統領ドナルド・トランプ~共和党レーガン保守革命VS民主党オバマリベラル反革命。 - 在日琉球人の王政復古日記