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在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

スポーツ形而上学[01]:まずスポーツを分類する。

目次はこちら。

 

(まとめ)スポーツ形而上学 - 在日琉球人の王政復古日記

 

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★スポーツ全体は、「規範(ルール)」によって二分される。

あらゆるスポーツは、2つに分けられる。
ルールが、あるか、ないか、である。

 

A:「内部規範(プライベート)」型スポーツ

 

規範(ルール):競技者自身の内部(競技者の意志)。

構成要素:競技者のみ。

競技者数:1者(1個人/1集団。以下同様)。
審判・勝敗:存在しない(不要)。

 

ルールがない。

ということは、外部がない。

他の競技者も審判も、つまり他者が存在しない。

他者がいないから競争も対戦もなく、勝敗もない。 

 

B:「外部規範(オフィシャル)」型スポーツ

 

規範(ルール):競技者の外部(公開された成文法)。
構成要素:競技者(2者以上)、審判、その他(※)。
競技者数:複数(独立した複数の個人/複数の集団。以下同様)。
審判・勝敗:存在する(必須)。

 

ルールがある。

ということは、外部がある。

他の競技者と審判、つまり他者が存在する。

他者がいるから競争や対戦があり、勝敗がある。  

 

 

代表例

A:ジョギング

B:マラソン

 

ジョギングは、他者が存在しない。競技者が1人で成立する。他の競技者も審判も勝敗もない。ルールも存在しない。どこをどう走ろうが、逆走しようが、走者の意思1つで決まる。

 

マラソンは、他者が存在する。競技者が2人以上必要になる。審判を含めると3人以上必要になる。他の競技者も審判も勝敗も存在する。どこをどう走るか、他者と決めたルールで決まっている。

 

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B:「外部規範」型スポーツは、「構造・形式」によって二分される。

ルールがある、つまり他者である他の競技者と審判が存在するスポーツは、2つに分けられる。
他の競技者と直接のやり取りが、あるか、ないか、である。

 

C:「外部・競争(並立)」型スポーツ

 

形式:競技者(または彼の道具、以下同様)が「並立」。
構成要素:競技者(2者以上)、審判。
競技者数:2者以上(多数も可)。
競技目標:他の競技者より優越する。
競技者状態:競技者同士が相互に物理的影響を与え合わない。

 

他の競技者と直接のやり取りがない。

ということは、競技参加者の数に、物理的な制限はあっても、論理的な制限はない。

競技参加者は2人以上なら、何人いても競技は成立する。

 

D:「外部・対戦(対立)」型スポーツ

 

形式:競技者が「対立」。
構成要素:競技者(2者)、審判、その他(※)。
競技者数:2者(1対1)のみ。
競技目標:他の競技者から奪取する。
競技者状態:競技者同士が相互に物理的影響を与え合う。

 

他の競技者と直接のやり取りがある。

ということは、競技参加者の数に、論理的な制限がかかる。

原則として、競技参加者は2者(人間2人または2集団)となる。3者以上が同時に競技することは事実上困難である。

つまり競技は1対1の対戦となる。 

 

代表例

C:マラソン

D:サッカー

 

マラソンは、2人で走ろうが、100人で走ろうが、成立する。もちろん10万人が同時に走る事は、物理的に困難だろうが、理論上の制限はない。

 

サッカーは、1対1、2チームでしか競技はできない。同時に3チーム、4チームが入り乱れてサッカーをすることは、面白そうだが(笑)、競技として成立が難しい。

 

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C:「外部・競争(並立)」型スポーツは、「勝敗基準」によって二分される。

他の競技者と直接のやり取りがないスポーツは、勝敗の決め方で2つに分けられる。
競技結果が、計量できるか、できないか、である。

 

E:「外部・競争・計量」型スポーツ

 

競技目標:他の競技者より「量」的に優越する。
勝敗基準:1個。物理的に計量可能な「量」で表現される。
基準修正:(原則として)なし。

 

競技結果が計量できる。

よって、競技終了と同時に勝敗が決定する。

 

F:「外部・競争・非計量」型スポーツ

 

競技目標:他の競技者より「質」的に優越する。
勝敗基準:1個。物理的に計量不可能な「質」で表現される。
基準修正:計量不可能な勝敗基準を、計量可能な「量」に変換して、勝敗を決定する。

 

競技結果が計量できない。

競技が終了しても、そのままでは勝敗は決定しない。

計量できない競技結果を、競技者以外の第三者である審判が、「質的」に判定して勝敗が決定する。第三者=審判の権限が非常に大きなウェートを占める競技である。 

 

代表例は、

E:スピードスケート

F:フィギュアスケート

 

スピードスケートは、競技終了と同時に勝敗は機械的に明確に決定できる。

 

フィギュアスケートは、競技終了後に、芸術性という計量しようがない競技結果を点数化する作業が必要になる。

 

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続く。