在日琉球人の王政復古日記

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スポーツ形而上学[02]:続・スポーツを分類する。

目次はこちら。

 

(まとめ)スポーツ形而上学 - 在日琉球人の王政復古日記

 

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D:「外部・対戦(対立)」型スポーツは、「構成要素」によって二分される。

他の競技者と直接のやり取りがあるスポーツは、競技を構成する要素によって2つに分けられる。
競技者2者と審判、計3要素で構成されるか、または、

競技者2者と審判、そして「不均衡要素」の計4要素で構成されるか、である。

 

G:「外部・対戦・均衡」型スポーツ

 

構成要素:競技者(2者)、審判。
競技者状態:競技者同士は「均衡=平等」な状態にある。

 

H:「外部・対戦・不均衡」型スポーツ

 

構成要素:競技者(2者)、審判、不均衡要素。

競技者状態:競技者同士は不均衡要素によって「不均衡=不平等」な状態にある。

 

競技者からも、審判からも、独立した、不均衡要素が存在する。 

  

代表例

G:ボクシング

H:サッカー

 

ボクシングは、技量は別にして、ルールにおいて競技者間は常に平等である。

 

サッカーは、不均衡要素ボールを保持しているかどうかで、有利・不利が生じる。競技者間に常に不平等・不均衡である。

 

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G:「外部・対戦・均衡」型スポーツは、「勝敗基準」によって二分される。

競技者2者と審判の計3要素でのみ構成されるスポーツは、勝敗の決め方で2つに分けられる。

競技結果が、計量できるか、計量不可能な場合もあるか、である。

  

I:「外部・対戦・均衡・計量」型スポーツ

 

競技目標:他の競技者を支配する、または、競技者が特定位置に到達する。

勝利基準:1個。物理的に計量可能な「量」で表現される。
基準修正:(原則として)なし。

 

競技結果が計量できるので、競技終了と同時に勝敗が決定する。 

 

J:「外部・対戦・均衡・非計量併用」型スポーツ

 

競技目標:他の競技者を支配する。
勝敗基準:2個。
 正規勝敗基準:物理的に計量可能な「量」で表現される。
 予備勝敗基準:物理的に計量不可能な「質」で表現される。
基準修正:
 正規勝敗基準で勝敗決定可能の場合、正規勝敗基準のみ使用される。
 正規勝敗基準で勝敗決定不可能の場合、計量不可能な予備勝敗基準を、計量可能な「量」に変換して、勝敗を決定する。

 

競技結果が計量できない場合もありうる。

その場合、競技が終了しても、そのままでは勝敗は決定しない。

計量できない競技結果を、競技者以外の第三者である審判が、「質的」に判定して勝敗が決定する。第三者=審判の権限が非常に大きなウェートを占める競技である。 

  

代表例

I:腕相撲

J:ボクシング

 

腕相撲は、競技終了と同時に勝敗(または勝負なし)は機械的に明確に決定できる。

 

ボクシングは、決着のつかない場合、競技終了後に、優勢・劣勢という計量しようがない競技結果を点数化する作業が必要になる。

 

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H:「外部・対戦・不均衡」型スポーツ

競技者2者と審判、そして「不均衡要素」を加えた計4要素で構成されるスポーツは、競技進行で2つに分けられる。

競技進行が、対称(同時)か、非対称(交代)か、である。

 

K:「外部・対戦・不均衡・対称(同時)」型スポーツ

 

競技目標:不均衡要素が特定位置に到達する。

中間目標:不均衡要素の支配権の争奪。

 

競技者2者の間に独立した不均衡要素が存在する。

不均衡要素以外においては(人数などで)平等である。

競技者2者が不均衡要素を争奪することで競技が進行する。

 

L:「外部・対戦・不均衡・非対称(交代)」型スポーツ

 

競技目標:競技者が特定位置に到達する。

中間目標:不均衡要素の支配権の争奪

 

競技者2者の間に(おもに時間的な)交代がある。

プレーの最中、人数や、得点などの権利で、形式的な非対称・不均衡がある。

ある一定の条件で両者の立場が交代して、競技が進行する。

 

代表例

K:サッカー

L:野球

 

サッカーは、不均衡要素ボールを保持しているかどうかで有利・不利が生じるが、それ以外のプレー人数などでは平等である。

 

野球は、攻撃と守備が明確に分かれ、時期によって、プレー人数も得点などの権利も非対称・不均衡である。

 

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続く。