弁明できないマヌケな失敗をしでかした他人は、最高のオモチャである。
幼い息子が「タバコ吸う」動画 FBに載せた両親が大炎上、謝罪するも批判止まず : J-CASTニュース
自分の幼い息子に火のついたタバコを咥えさせる様子を撮影した動画がフェイスブックに投稿され、ネット上で物議を醸している。
投稿した両親はすでに「強く反省してます」「あれわ本当に悪かったとおもってますふざけすぎました」（原文ママ）と謝罪しているものの、「児童虐待」「子供はおもちゃじゃない」という非難の声は止まない。(略)
内容は50秒ほど。両親が火のついたタバコを指でつまみ、笑いながら子どもの口に咥えさせている。タバコを口に咥えた子どもがやや渋い顔をするが、見た限り、子どもはタバコを「吸った」わけではなさそうだ。両親、子どもともに笑っている場面が多く、終始「和やか」な雰囲気だ。ちなみに、子どもの髪は金色に染められている。
(略)
事態を察知したのか母親は同日のうちに動画を削除し、「強く反省してます。すみませんでした。子どもを大切にします」と謝罪、父親も「あれわ本当に悪かったとおもってますふざけすぎましたすみません 嫁わ悪くないので嫁の名前出したり警察にわ言わないでください 子供を大切にしますんでみなさん警察にわ言わないでください」（原文ママ）と続いた。
２歳児にたばこ吸わせた疑い ＦＢで動画公開、父親逮捕：朝日新聞デジタル
２歳児に何度もたばこを吸わせたとして、愛知県警は１６日、父親で自称栃木県足利市寺岡町、無職羽渕駿容疑者（２４）と、自称名古屋市北区の無職少女（１６）を暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕し、発表した。いずれも容疑を認め、「遊び半分で子どもにたばこを吸わせた」と供述しているという。
北署によると、２人は１１日午後３時ごろ、羽渕容疑者の長男（２）に対し、火がついたたばこを代わる代わる吸わせた疑いがある。
２人はこの様子をスマートフォンの動画機能で撮影。羽渕容疑者がフェイスブック（ＦＢ）で公開したため、インターネット上では「児童虐待だ」などの批判が殺到。全国各地の警察にも情報が寄せられ、捜査に乗り出していた愛知県警が長男を含めた３人の居場所を突き止めたという。
同署は１６日、児童虐待の恐れがあるとして、名古屋市の中央児童相談所に通告し、児相は長男を一時保護した。２人はＦＢで知り合って交際を始めたという。
大昔の支那に住んでいた孔子という爺さんは、馬鹿を馬鹿だと批判はするが、馬鹿をとことん追い詰めたり、法で裁かせたりはしなかった。
葉公語孔子曰。吾黨有直躬者。其父攘羊。而子證之。孔子曰。吾黨之直者異於是。父爲子隱。子爲父隱。直在其中矣。（論語子路第十三－１８）
とある政治家が、順法精神の高さを自慢した。
ウチの領民は正直者ばかりです。先日も、迷子になってウロウロしていた他人の羊を黙ってネコババした男がいましたが、しかし、なんと、その息子が父親のネコババを役所に訴え出たのです。たとえ親でも子でも違法は容赦しない。これこそが正直ですよ。
孔子は答えた。
愚かな父は愚かな子の罪を隠し、馬鹿な子は馬鹿な父の不始末をかばう。親と子、法とは相容れない、場合によっては法すら破ってしまう、このどうしようもない《悲しい絆》に、私は人間の正直を観るのです。
印度の釈迦も、ナザレのイエスも、親と子という、どうしようもない関係性に思い悩んだ。
ロシアのスターリンは、あんまり、悩まなかった(笑)。
イギリスの無神論者は、そんなもんは幻想だ、と喝破した。
古今東西、親と子の間に、そんなモノが見つかったことは一度もない。～少女Ａ「佐世保女子高生バラバラ殺害事件」 - 在日琉球人の王政復古日記
今回、皆さんの正義の実力行使のおかげで、２歳児にふざけて有害なタバコを吸わせた、極悪人の父と、その鬼畜外道の恋人は、逮捕された。
幼子の父は、晴れて、《前科者》である。よかった。よかった。
《前科者》の父を持ったこの子の将来は前途洋洋である。
いとも簡単にくっつくくらいだから、いとも簡単に別れたかもしれないが、
ひょっとしたら、２歳児の優しい義母になってくれる可能性も、なくはなかった、この少女も、今回の逮捕で、父親との関係に、あんまり良い変化はもたらさないだろう。
そして、この２歳の幼子の将来のことなんて、
その、どうしようもなく愚かな、２４歳の父の今後のことなんて、
彼と同じくらいマヌケな、でも仮ではあるが母代わりらしい、１６歳の少女の未来のことなんて、
１ヶ月もしないうちに、どうせ新たな馬鹿が、似たような馬鹿なことをネットに公開して、ネットの皆さんは、彼ら３人のことを、スッカリ忘れてしまうだろう。
もちろん、若い父と、さらに若い恋人と、幼子の、どうしようもないくらい、馬鹿で、愚かで、でも、ちっぽけな幸せなんかより、社会正義の方が大事に決まってるのである。
