在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

#SEALDs ≒ ハロウィン ~なぜ堀江貴文/ホリエモンは、ハロウィンを「暇人笑」と批判せず、擁護したのか?

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お嬢さんたちが、他人に見てもらいたくて、街頭で楽しそうにしているところは、ソックリじゃないか。

ついでに、こっちもソックリ。あ、こっちは紳士方が多いけど。

 

 

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なんでもヤマトの一部では、イスラム国ISISの自爆テロを「KAMIKAZE」と呼ぶのがケシカラン!、というご意見があるそうな。

もちろん両者に異なる面もたくさんあるが、宗教的信念を持って自己死前提で軍事行動(=政治行動)をやった部分は、同じである。似ている面は確実にある。

 

世の中に、2つの事象が、寸分違わず全く同一!、なんてことはありえない。

逆に、他の事象とは似ても似つかない、根本的に全く新しい言動なんて、文明誕生から10000年以上経ってるんだから、人間には不可能である。 

 

そういう意味では、ISISとKAMIKAZEに似ている面はあるし、

左翼のSEALDsと右翼の在特会だって、似ている面は多々ある。

 

それ以上に似ているのが、国会前のSEALDsと渋谷のハロウィンだったと思う。

あ、これは「良い意味」で言っているのだ。双方を評価してるんですよ、ホント。

 

ハロウィンの倫理と享楽的大散財主義の精神~どうせ人間はいつか死ぬ。自転車は倒れたままでいいのだ。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

「解散」のはずのSEALDsを気に食わない有名人たちの名前 学生たちは政治団体になって何を狙うのか? : J-CASTニュース

   2016年の参院選後をめどに解散すると表明している学生団体「SEALDs(シールズ)」に対して、一部有名人や政治家からの「文句」が絶えない。

(略)

SEALDs批判の急先鋒は堀江氏だ。これまで、国会前デモの盛り上がりを「相変わらず暇人笑」、政府の沖縄県名護市辺野古埋め立てに抗議したことを「完全に『反対』するための有害団体になってますね」などとして、ツイッターでさんざんにこき下ろしてきた。

なぜ、ここまで批判するのか。自身のサイト「HORIEMON.COM」で2015年9月17日、「私がSEALDsをdisる理由」について、

「それはこういう小さい動きから国全体が間違った方向に導かれる事が多いからだ」
と説明している。

デモ参加者を「多くは法案を理解せず、本気で戦争になると思って参加してる雰囲気に流される人達だ」として、

「論理的に間違っている事を盲信して、雰囲気に流されて体が動いてしまう人は私は危険だと思う。だからしつこく否定する」
と持論を述べた。

 

ホリエモンが言わんとしていることはわからんではない。

私だって、SEALDsが誕生する前から、どころか震災前から、そういうことは考えていた。

 

#SEALDs /連合赤軍 VS 堀江貴文/ホリエモン~まだ安保法案もSEALDsも無かった、東日本大震災1ヶ月前に書いた日記。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

しかし、ホリエモンは、ハロウィン批判に対して、こういう擁護をしている。

 

全文表示 | T.M.R.西川VSホリエモン「ハロウィン論争」勃発? 「大人がコスプレして練り歩き」はダメなのか : J-CASTニュース

 一方の堀江さんは15年11月1日、自身が運営するサイト「ホリエモンドットコム」やツイッターで、西川さんのハロウィン論に対し、「別に何でもありでもいいんじゃないの。時代によって変化するのもまた文化」と指摘。10月5日のツイッターでは、日本人がハロウィンに熱狂するわけを「SNSでのリア充(編注:現実世界での生活が充実していること)ネタ作成の為じゃないの?」と分析していた。

 

メディアとオッサン達によるハロウィーン叩きが始まった | ホリエモンドットコム

渋谷行ってきました。ハロウィン観てきました。 結論から申し上げますと、 超・オモシロイ! 

新しいメジャーになったお祭りはこうやって蚊帳の外になってしまったノイジーマイノリティーに叩かれるいつもの奴

  

私から見れば、SEALDsとハロウィンは非常によく似ている。

だから、両方を「バカ騒ぎ」だと批判する人がいても、意見は異なるが、首尾一貫した姿勢は認める。

しかし、一方への評価が「暇人笑」で、もう一方は「超・オモシロイ!」では、おかしいだろう。

 

SEALDsだって、SEALDs批判だって、「新しいメジャーになったお祭りはこうやって蚊帳の外になってしまったノイジーマイノリティーに叩かれるいつもの奴」という意味では同じではないか。

SEALDsが間違った方向ならば、ハロウィンが正しい方向である根拠はどこにある?

 

もちろん、SEALDsは政治活動であり、警察公権力へ敵対的だが、

揚げ足を取るようで申し訳ないが、非政治的な娯楽であるハロウィンだって、警察公権力の余計な仕事を増やしたのである。

でも、ホリエモンは、ハロウィンの迷惑行為を「平和」と称し、批判するのは「狭量」と批判するのだ。

 

ハロウィーンの渋谷、逮捕者も 警備の警官を殴った疑い | ホリエモンドットコム

まあ大規模に楽しいお祭りが一つ増えた事は喜ばしいことではないか。この程度の事件で済むなんて平和なことよのう。起源がどうのとか、外国ではどうのとか言ってる奴は他でも大らかな気持ちが持てない狭量な人だ…

 

堀江貴文氏が安保法案反対のデモを番組で批判「祭り気分でトランス状態」 - ライブドアニュース

すると中尾ミエが「真剣に参加してるのかな?っていう人もいますよね」と、デモ活動の参加者に対する印象を語り、堀江氏はすかさず「結構ね、祭り気分でトランス状態になっちゃっている人もいて」と指摘した。
さらに堀江氏は「お祭り気分の人は『ワー!』って上がっちゃってる感じが」「同じ上がるならウルトラジャパンにでも行きなよって思いますね」と、デモ活動に参加する一部の人を厳しく批判した。

 

その通りで、SEALDsも、ハロウィンも、お祭り騒ぎなのだ。

お祭り騒ぎは全部ダメというのなら判るが、ハロウィンやウルトラジャパンなら、なんでOKなのか?

 

政治活動とお祭りは全然違う!というのなら、

SEALDsと在特会のどこが違うのか? どっちも「暇人笑」っではないか。

 

堀江貴文氏が安保法案の賛成派デモも一蹴「どっちにしろ時間の無駄」 - ライブドアニュース

そんな堀江氏だが今回、安保法案賛成派が、29日に日本各地でデモを実施したことを伝えるネット記事を取り上げ「デモはどっちにしろ時間の無駄だと思うけどね」と一蹴し、安保法案の賛否にかかわらず、デモ行為自体に対して批判的な見解を示した。

 

保守でも右翼でもないホリエモンは、なぜ、SEALDsだけを取り上げて、在特会をdisらないのか? それは(SEALDsへ、ではなく在特会への差別意識なのではないか?

 

#SEALDs VS #在特会 ~ なぜ堀江貴文/ホリエモンは在特会をdisらないのか? - 在日琉球人の王政復古日記

 

テロはテロであるように、祭りは祭りだ。

全く同じではないが、全く異なるわけでもない。

 

民主主義は安倍ちゃんを選んだ~ #SEALDs は反戦平和のために民主主義を捨てられるか? - 在日琉球人の王政復古日記

 

#SEALDs は北一輝になれるか?~安保法案を潰したければ、天皇陛下に反戦平和を直訴せよ。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

デモクラシーVSデモンストレーション~「大衆が怪物と化す」「民衆が悪魔に憑依される」それが民主主義である。 #SEALDs - 在日琉球人の王政復古日記

 

#SEALDs #1018渋谷街宣 スチャダラパーVS1969年新宿フォークゲリラ~「政治」は勝ち続け、「流行歌」は負け続ける。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

ホリエモンが、SEALDsに持つ「特別な感情」が興味深い。

また、彼のこのリアクションに、これからSEALDsが、より良く、より賢く、よりオシャレに、進化できるかどうかの「カギ」があると、私は思っている。