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在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

《東日本大震災2011/03/24》ビートたけしVS天皇陛下~パン1個で死刑なら、人間の値段もパン1個になる。

熊本およびその周辺の皆さん、なにとぞご自愛ください。

5年前の「あの時」、某SNSで書いた日記を少々。

 

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ビートたけしを批判する
2011年03月24日

 

ビートたけしが批判する」ではない。
ファンが多そうだし、怖いんだが(笑)、批判せねばなるまい。 

 

全文表示 | 被災地の泥棒「撃ち殺していい」 一部で共感呼ぶ、たけし発言 : J-CASTニュース

2011/3/20 

タレントのビートたけしさんが、震災被災地での犯罪行為や、パフォーマンス的に振る舞う政治家を強く批判し、ネットで「よく言ってくれた」と話題になっている。
たけしさんの発言は、レギュラー出演しているTBS系情報番組「情報7days ニュースキャスター」(2011年3月19日放送)でのものだ。

 

政治家の作業着「何の役に立つの」
毎回冒頭で、1週間の出来事をたけしさんが司会の安住紳一郎アナと振り返るのだが、いつもは冗談をまじえて笑わせるたけしさんの様子がこの日は違った。
まず、大地震直後に、無人のコンビニなどで発生していたとされる盗難について、「日本人はいつからこんなにマヌケ、せこくなったのか。死体から何かとったり空き巣に入ったりさ、ああいうの撃ち殺していい」とキツイ一発。たけしさんにしてみれば、それくらい非道な行為に思えるということなのだろう。

 

次に、震災対応にあたる政治家の姿勢にホコ先を向けると、
「わざとらしいのは国会議員がジャンパー(作業着)着てるけど何の役に立つのあれ。だったら現地行けって。誰も行かないでさ、コンビニ行ってモノがないの確認してどうすんだ。みんな(物資がないのは)知ってるもん。襟立てたりしてさ、宝塚かよこの野郎」
とぶちまけた。政治家の具体的な名前は出さなかったが、たけしさんの怒りは、17日に作業着で都内のコンビニを視察した蓮舫消費者担当相に向けられたものではないかと一部ネットで議論を呼んでいた。蓮舫議員は地震発生直後、作業着の襟を立てる様子がテレビに映っていた。

 

この中で、正しい主張は「エリ立て蓮舫」だけだ(笑)。
確かにアレは、政治家として状況判断できていない馬鹿丸出しであった。まあ、そこが「蓮舫らしい」といえばいえるが(笑)。

 

しかし、後は「ふざけんな」である。

 

他の治安維持至上主義者、たとえば、湘南海岸のお坊ちゃま・石原都知事が言うのならばまだ納得するが、「足立区下町の悪ガキ・タケちゃん」がこんな事を言うのは、今までの言動と整合性がとれないではないか。

 

ビートたけしは、今まで深夜ラジオで、自分の親戚が「泣き売」(要は詐欺商法、つまりは犯罪)をやってたエピソードを面白おかしく語っていたではないか。下町のしたたかさ、下町の生命力として肯定的に、である。
映画「ALWAYS三丁目の夕日」に対しても、「あんなキレイゴトの下町なんかウソッパチだ。ガキもオトナも平気でモノを盗んでたんだ」と批評していたではないか。
日本テレビに「愛は地球を救う」とかなんとかいう募金番組があるが、ビートたけしは参加したことがあるか? 逆に「あんなの偽善だってーのっ!」と否定してきたはずである。


キレイゴトを否定し、ホンネに生きる。
そういう、ミミッちい、ガサツな、ムキ出しの人間の生き方を肯定してきたのが、下世話な下町出身の芸人・ビートたけしではなかったか?

 

日本人はいつからこんなにマヌケ、せこくなったのか。死体から何かとったり空き巣に入ったりさ、

 

ビートたけしがガキの時の足立区のダウンタウンこそは、まさに、マヌケでセコイ、泣き売、空き巣、かっぱらい、スリが横行した貧乏人のスラムだったでないか。
何が「日本人はいつからこんなにマヌケ、せこくなったのか」だよ。
ビートたけしがガキだった【昔から】じゃねえか。

 

日本人がこんなに礼儀正しくなったのは、つい最近の、1960年代高度経済成長以後から平成までの間だけの話だ。
昔より今の方が、日本人はマトモになっているのだ。

 

ああいうの撃ち殺していい

 

爽快だろうねえ(笑)。
でも、そんなことをしたら、どうなるか? 
逆に日本人のモラルは一気に崩壊する。
微罪に死刑を適用するような社会は、必ず、荒廃・腐敗する。
なぜなら「人間の生命の価値」が暴落するからだ。

 

かっぱらいで死刑なら、思い切って強盗殺人で確実に目撃者を消した方がマシになる。
パン1個と人間1人、どっちを取っても死刑なら、価値は「パン1個=人間1人」となるのだ。
実際、微罪でも死刑を乱発する支那は、日本より犯罪が少ないだろうか?

 

そもそも、日本人のモラルは、厳罰があるから、維持されているのではない。
モラルを守った方が、結果的に得をする社会だから、モラルを守っているのだ。
支那思想でいうならば、日本は、「韓非子」の社会ではなく、「孔子」の社会なのである。
日本のモラルは、「法」で維持されているのではなく、「礼」で維持されているのだ。
そこに「法」を持ち込めば、「礼」は潰される。
「礼」を失えば、「法」さえ突破すれば、やりたい放題の社会となる。
そうなると困るから、「法」をますます厳しくする。
あまりに厳しい「法」を守りきれない貧乏人は、自暴自棄で、パンを1個かっぱらうだけでよかったのに、人間1人を刺し殺してしまうようになる。どっちも同じ死刑なら、パンだけで止める歯止めは無いのだ。

 

わざとらしいのは国会議員がジャンパー(作業着)着てるけど何の役に立つのあれ。だったら現地行けって。

 

その、政治家に作業着を強制してる「見えない力」こそが、「礼」の悪い側面ではないか。
集団からハミ出した個性の人間を、イジメて、村八分にする、ムラの相互監視機能、つまり「世間サマ」である。
もし、政治家が「オレは現地に行くわけではない」と作業着を着なかったら、どうなるか?・・・日本人なら誰でも想像がつく。「なぜ、みんなと同じ格好をしない!」と吊るし上げを食らうに決まっているのだ。

 

政治家に作業着を強制してるプレッシャーこそ、「法」抜きで社会を維持させている「礼」の暗黒面なのである。
このプレッシャーは、おそれおおくも天皇陛下でさえ逆らえない。
天皇皇后両陛下ですら、過去の災害現場や避難現場への慰問には、背広ではなく、作業着を着て訪問してるではないか。
それとも、ビートたけしは「陛下が作業着を着て、何の役に立つの?」と批判するんだろうか?

 

さらにいえば、唯一正論だった「エリ立て蓮舫」も、「お前だけ格好をつけるな」という相互監視のムラ社会の論理なのだ。
たかが作業着のエリ立てにムカつくような人間が、作業着を着てない人間にムカつかないわけがない。

 

以上、ビートたけしの主張を批判した。
反論が怖いが(笑)仕方ない。

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天皇陛下VSビートたけし
2011年03月30日

 

両陛下、都内の避難所訪問=被災者に直接お見舞い
ジャンパー姿の天皇陛下は床にひざまずき、被災者一人ひとりに「体に気をつけてね」などと声を掛けた

 

被災地ではない都内避難所に【ジャンパー姿の天皇陛下】である。
ビートたけしは「現地に行かないくせに作業着はわざとらしい」と発言した。
じゃあ陛下の御服装も批判するんだな?

 

こうなる事は前々から指摘していた。

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※一部、今や無用の固有名詞、誤字脱字、リンク切れURLなど、若干修正しておりますが、基本的に当時のママです。 

 

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