在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

アメリカ大統領選挙~ヒスパニック、イスラム、日韓を敵に回すトランプも、ユダヤとイスラエルにだけは土下座。

世界中怖いモノなし。

アメリカ国内の不法移民=労働力1100万人を強制送還。

不法移民を阻止するために国境に壁を築いて、費用はメキシコに請求。支払い拒否なら貿易に関税をかける。

NAFTA北米自由貿易協定はアメリカに不利なんで、メキシコ、カナダと交渉やり直し。

TPP環太平洋連携協定も署名しない。日本や支那の通貨操作や輸出攻勢を認めない。貿易赤字は許さない。アメリカ国内産業を守るため、相殺関税をかける。

支那南シナ海でやりたい放題なら、支那製品をボイコット。

日本や韓国やドイツがコストを全額負担しないのなら駐留米軍は全面撤退。

支那北朝鮮が脅威なら、日韓の核武装を容認する。

NATO北大西洋条約機構は時代遅れ。縮小すべき。これ以上カネを支払わない。

ロシアのプーチンとは気が合う。キューバとの国交正常化はこのまま。

英国はEUから離脱すればいい。

全てのイスラム教徒のアメリカ入国を禁止。サウジの王族はどうする?

欧米の努力でやって締結したイラン核合意はすぐに破棄する。

サウジアラビアなどアラブ諸国イスラム国ISとの戦いに参加しないのなら、アメリカは中東から石油を買わない。シェールガスのおかげでアメリカはエネルギー輸出国。コスト面を除けば、アメリカは中東に依存しなくて済む。

テロリストは水責めで拷問する。家族も暗殺する。

 

 「アメリカ共和党は日本の味方、アメリカ民主党は日本の敵」と、バイアス掛かりまくりの偏向情報を垂れ流し続けた、産経の古森義久さん、元NHKの日高義樹さん、作家の落合信彦さんあたりは、共和党員が選んだトランプに対して、ちゃんと弁明して欲しいものである。

あんたたち、たんなる共和党のイヌじゃん(笑)。

一重まぶたのイエローのクセして白人のつもりだったのか? 

 

第二次世界大戦以降の、民主党・共和党を問わず、アメリカ歴代政権の経済・外交・軍事政策をぶっ壊すトランプさん。

アメリカの北と南の隣国も、ヨーロッパも、アジアも、中東も、友好国・同盟国を敵に回して平気。比較的穏健な外交方針は、ロシアとキューバだけだ。

 

しかし、傍若無人のトランプさんも、たった一つ、政策を変えない相手、敵に回さない国家がある。

 

トランプ氏、外交政策「最優先はイラン核合意破棄」 写真5枚 国際ニュース:AFPBB News

2016年03月22日

 トランプ氏は、米首都ワシントン(Washington D.C.)で開かれたイスラエル系ロビー団体「アメリカ・イスラエル公共問題委員会(AIPAC)」の会合で演説し、「私の最優先事項はイランとの破滅的な合意を破棄することだ」「私は長年、ビジネス界に身を置いてきた。合意に向けた交渉がどういうものかを知っている。私に言わせれば、この合意は悲惨な結果をもたらす。米国、イスラエル、そして中東全体にもだ」などと語った。
 さらに、バラク・オバマ(President Obama)現大統領について「イスラエルが経験する最悪のものかもしれない。本当だ」と述べ、会場から拍手喝采を受けた。(c)AFP

 

トランプ氏、イスラエルとの強固な同盟を公約 米大統領選に向け | ロイター

2016年03月22日

同氏はイスラエル広報委員会(AIPAC)向けの演説で、イスラエルパレスチナの交渉ではイスラエル側に立つと表明。パレスチナは米国とイスラエルの結束が壊れることはないということを知った上で交渉の席に着かなければならない」と述べた。
また「イスラエルユダヤ人の国家であり、永遠にユダヤ人国家として存在することを受け入れるつもりで交渉の席に着かなければならない」とも指摘した。
トランプ氏はこれとは別にCNNとのインタビューで、米国は北大西洋条約機構NATO)向けの支出を削減すべきとの考えを示したほか、イスラエル米国大使館をエルサレムに移転すると述べた。
キューバとの関係については、大統領に選出されても経済・外交関係の正常化を継続するだろうとした。

 

日本どころか、サウジどころか、NATOや英国にさえ冷たいトランプさんも、世界で唯一つ、イスラエルだけは無条件で今まで通りである。

アメリカの、イスラエルに対する扱いと、日本韓国に対する扱いは、同じ同盟国とは思えない(笑)。

 

米大統領選 トランプ氏が対日政策で暴言「米軍駐留費全額負担に応じなければ撤退」 (産経新聞) - Yahoo!ニュース

  米大統領選で共和党候補指名を確実にした不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)は4日、米CNNテレビのインタビューで、大統領就任後に日本に米軍駐留費用の全額負担を求め、応じなければ在日米軍の撤収を検討すると述べた。日韓が自主防衛のため核武装することを容認する考えも否定しなかった。
 トランプ氏は「米国は債務国だ。自動車(輸出)を使って経済大国になった日本に補助金を払い続けることはできない」と語った。日本と同じく米軍が駐留する韓国やドイツも名指しし、同様の考えを示した。

 

在日米軍思いやり予算、米側に押し切られ133億円増額 (沖縄タイムス) - Yahoo!ニュース

 新協定では5年間で133億円の事実上の増額となった。ただ、年平均1893億円となるため、日本政府は15年度の1899億円と比較して「現行の水準を維持した」としている。

 

トランプ氏 在韓米軍の全額負担要求=韓米同盟揺るがす恐れも

 韓国が在韓米軍の駐留経費をすべて負担した場合、推定で年間約2兆ウォン(約1835億円)に達する。
 韓米両国は1991年から在韓米軍駐留経費負担(思いやり予算)に関する特別協定(SMA)を締結しており、昨年韓国政府は駐留経費の50%程度となる約9500億ウォンを負担した。

 

2015年、

日本の在日米軍駐留経費負担(思いやり予算)は約1,899億円。

韓国の在韓米軍駐留経費負担(思いやり予算)約9,500億ウォン。駐留経費の50%程度だそうな

大雑把に、1ドル=100円=1000ウォン、と換算すると、

日本:18億9900万ドル。

韓国:9500万ドル。

あれれ? 何でこんなに差があるのか? 記事の間違いか? 計算ミスか? 範囲は異なるのか? よくは判らないが、日韓はコレくらい負担している。

しかも、コレは表向きであり、日本はアメリカ軍に対して、思いやり予算以外にもゼニを出しているのは周知の事実である。

 

日本と韓国は、アメリカにカネを支払ってるが、

イスラエルは、正反対に、アメリカから援助を受けている。

年間約30億ドルらしい。イスラエルは、日本が支払ってる思いやり予算の約1.5倍を、正反対に受け取っている。コレも表に出た部分だけだが。さらに、もちろん、アメリカ軍の軍事協力は別枠である。

 

トランプさんは、日本、韓国、ドイツ、サウジは見捨てるのに、イスラエルだけは、アメリカ国内並み、いやそれ以上の熱意で全力で守る。

もし本当にトランプさんがカネ勘定に敏感なら、アメリカにとってまず一番の金食い虫はイスラエルである。イスラエル防衛と、日米安保では、ケタ違いにイスラエルのほうが赤字だ。もし理屈で言うなら、日本に怒る前に、イスラエルを糾弾しないとおかしいのである。

 

それでもトランプさんはイスラエルにだけは文句を言わない。

これはトランプさんだけの話ではない。

 

キリスト教保守のクルーズなんてさらにイスラエル贔屓だったし、ロボット・ルビオも同様だし、共和党オヤジ軍団、ジェブ・ブッシュ、クリスティ、(私が一番評価していた)ケーシックも、この件では同じだ。

民主党のヒラリーも同じだし、(内心はともかく)オバマも同じだった。

 

反戦リベラルであるサンダースは、自身がユダヤ系なので、イスラエル批判をしても、人種差別だ、ナチスだ、と叩かれない有利な立場だ。

だから、彼の主張が、アメリカ政治のイスラエル批判のギリギリ限界点である。

 

米民主党のサンダース氏、「もっと均衡のとれた中東政策を」 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

 米大統領選に向けた民主党候補指名を争うバーニー・サンダース(Bernie Sanders)上院議員は、米CNNが10日に放映したインタビューの中で2014年のイスラエルによるガザ(Gaza)侵攻に触れ、米国はもっと均衡のとれた中東政策を行うべきだと主張した。
 もしも当選すれば米国初のユダヤ系大統領となるサンダース氏はCNNで、イスラエルパレスチナ問題に関する自らの立場を問われると「もちろん、われわれはイスラエルを支持する。しかし目下、(パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)のパレスチナ人のニーズを無視することはできない」と述べた。また「ユダヤ人か非ユダヤ人かに関係なく、この国(米国)のすべての人々に、中東の際限のない戦争や紛争の悲惨に終わりがもたらされるのを見たいと願ってほしい」と語った。
 サンダース氏は今月初め、米紙ニューヨーク・デーリーニューズ(New York Daily News)のインタビューで、2014年のガザ侵攻でのイスラエルの立場を批判し、衝突では1万人以上の無実の人が死んだと思うと語った。さらに同じインタビュー中で、死者数については不確かだったと認め、実際には2100人超だったとする訂正を受け入れたが、この発言はユダヤ系団体などの批判にさらされた。
 CNNでこの経緯についても尋ねられると、サンダース氏は「イスラエルの反応は不相応なほど均衡を欠いていたかといえば、私はそう思う」と述べ「イスラエルには自由に、独立して、安全に、そしてテロリストの標的とならずに暮らす権利がある──私以上に強くこの原則のために戦う者はいないだろう。しかし、われわれがパレスチナ人にも尊厳と敬意を込めて接しなければ、あの地域に平和をもたらすことはできないだろう」と語った。
 ガザ侵攻では、イスラム原理主義組織ハマスHamas)が支配するガザ地区からイスラエル南部にロケット弾が発射されたことにイスラエル軍が応酬。国連(UN)は、7週間にわたった戦闘で、パレスチナ側は2130人が死亡し、うち70%以上が民間人だったと推定している。一方でイスラエル側は、パレスチナ人死者のうち民間人は50%前後だったと主張している。

 

アメリカから見れば、日本も韓国も支那も、ローカルな田舎話だ。

シェールガス以降、石油が絶対でなくなれば、イスラムも致命的な問題ではない。

NATOもEUも、英国もドイツも、ラテンアメリカも見下すようなトランプさんならば、日本や韓国なんてハナクソほどの価値もない。

 

しかしイスラエルだけは別だ。

 

この国の存在が、第2次世界大戦後、世界覇権国となったアメリカの、最大のタブーであり、最も厄介な問題なのである。

 

軍事は経済であり、移民も経済であり、石油も経済だ。

経済は理屈で説明できるが、イスラエルだけは合理的な理屈では説明が付かない。

なぜなら宗教だからだ。キリスト教ユダヤ教という、同志なのか、敵なのか、当事者すら明確には判ってない関係なのである。

不合理だからこそ、恐ろしい。不合理な情動、採算度外視ということは、アメリカとイスラエルがナニをやらかすか予測が付かないのである。

 

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