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在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

満州に農民を送り込み、シンガポールを昭南島に改名した日本が、委任統治を積極推進???

この井本省吾という人、たまに目にするけど、定年退職の年齢でこの程度の教養、しかも元マスコミ、という事実に、いろいろ考えさせられる。あんまり長い時間は考えないが。

しかし、どうやったら、こんなに都合のいいことばっかりで歴史が語れるのか、ホントに不思議だ。自己の良心との間に葛藤が生まれないのだろうか? いくらネトウヨだとしても、イイ歳なんだからデリカシーが必要である。

 

「アジアには日本がいた」――EU難民問題の根源 --- 井本 省吾 (アゴラ) - Yahoo!ニュース

英国のEU(欧州連合)離脱問題の根源には中東の難民の大量流入がある。では、なぜそんなに流入するのか。いろいろ理由はあるが、根本は戦前から中東が自主独立するのを助けずに、いつまでも植民地として従属させようとした欧州、そして米国の野心があった。
戦後の歴史を見れば、それがはっきりする。東アジア、東南アジアは高度成長を遂げ、何よりも自力で成長する独立心、自立心が育っている。
その精神を育んだのは、もちろん各国の努力だが、同時に戦前からの日本の支援が大きかった。日本は現地人の「独立援助」を目的に、戦前の国際連盟委任統治という制度を積極推進した。
だが、英国やドイツ、米国はあくまでも植民地化にこだわった。その国家と国民が独立して豊かになるのとよりも、自国の利益のためになる政策を望んだのだ。

 

日本だけが明快な独立援助を実行した。現地人の文化や教育程度を詳しく調査しつつ最貧国、途上国から離陸すつための教育を推進し、農業や工業の技術を伝授、自分で学んで自分のものにする仕組みを推進した。
言い換えれば、領土の拡張とそれによる自国の国益のみの推進という植民地化の歴史、人種差別の歴史を終わらせる政策をとったのだ。
その結果が今日のアジア各国の独立、高度経済成長の推進につながる。近隣が豊かになれば、長い目で見て、それは日本のためにもなる。
何よりも、「自国では食えない」と日本に流入する難民が少なくて済む。人間、生まれ育った国で暮らすのが一番幸せだから、日本の委任統治、独立援助政策は正しかった。 

 

「戦前の国際連盟委任統治という制度を積極推進した」ってさ(笑)、

満州事変を認めないリットン調査団に激怒して、その国際連盟から脱退したのはどこの国だったのか?

そもそも満州国も「委任統治」だったのか? 国際連盟が依頼したか?

 

「「自国では食えない」と日本に流入する難民が少なくて済む。」

逆に、日本から満州には大量の移民を送ってるが、それはいいのか?

日本や朝鮮から不況で食えなくなった農民を送り込んでおいて「植民」じゃありません、って理屈が通用するのなら、支那チベット支配だって平和的統治である。

 

「日本だけが明快な独立援助を実行した」

私は朝鮮人じゃないから、戦前の日本が朝鮮半島や台湾を近代化した客観的事実は十分認める。日本は、朝鮮人や台湾人に教育を施し、インフラを作った。

しかし朝鮮や台湾を「独立援助」したわけではない。予見できる将来にわたって日本領として領有し続ける予定だった。

 

「領土の拡張とそれによる自国の国益のみの推進という植民地化の歴史、人種差別の歴史を終わらせる政策をとったのだ」

欧米列強からアジアを解放する!のならば、せっかく解放したシンガポールを「昭南島」と日本語に改名したのは、どういう理屈なのか? 

植民地の解放ならば、現地語の名前を付けるべきだろう。マレー人と華僑の土地に日本名を付けといて、ナニが「独立」「解放」なのか?

 

大東亜政略指導大綱 - Wikisource

(イ)「マライ」、「スマトラ」、「ジャワ」、「ボルネオ」、「セレベス」ハ帝国領土ト決定シ重要資源ノ供給源トシテ極力之ガ開発竝ニ民心ノ把握ニ努ム  
(ロ)前号各地域ニ於テハ原住民ノ民度ニ應シ努メテ政治ニ参與セシム  

 

帝国主義以外に、どういう理屈があるのか知らないが、マライ、スマトラ、ジャワ、ボルネオ、セレベスは、委任統治ではなく、資源の供給源として日本の領土にするつもりだったようだが、こういう行為を通常は「植民地化」という。日本は欧米列強とナニが違うのか?

それとも、原住民を政治に参与させたら(どの程度の自治権かは知らないが、少なくとも独立は認めない)、領土にしてもいいのか?

 

戦後左翼の「戦前の日本は悪いことしかしていない」という意見に反発して、

「戦前の日本が悪いことしかしていない、は言い過ぎだ。それなりに善意も努力もあった」と反論したい気持ちはわかるが、

それが、オーバランして「戦前の日本は悪いことを一切していない。すべて善行だ」と言い出すから、歴史学的な説得力がまったくのゼロになり、それなりにあった日本の善行も疑惑の目で見られるのである。

 

日本も頑張った。それは認めるが、信じられない愚行・蛮行もやらかしている。

欧米列強が天使じゃないように、支那人朝鮮人が天使じゃないように、日本人も天使じゃないのだ。