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在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

トランプVSトヨタ~トランプを批判しない #リバタリアン はインチキである~ #アイン・ランド はレーニン共産主義の私生児(その1)

http://spinabook.com/wp-content/uploads/2012/05/who-is-john-galt.png

 

twitterなんかで「リバタリアン」という単語を検索すると痛感するが、日本において、リバタリアン思想は、まだまだ理解されてないし、中には正反対に誤解されてもいる。

 

リバタリアン漫画家~プロテスタントな西原理恵子VS老荘な蛭子能収~高須克弥がファシストだからややこしい(笑)。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

リバタリアン漫画家~プロテスタントな西原理恵子VS老荘な蛭子能収~君子の交わりは淡きこと水の如し(荘子)。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

(まとめ)リバタリアン映画列伝 - 在日琉球人の王政復古日記

 

そのリバタリアンを語るうえで、避けて通れないのが、「アイン・ランド」だ。

しかし、正直言うと、避けて通りたい(笑)。

 

ベネズエラ社会主義(サンダース、トランプ)VS共和党ネオコン&リバタリアン~『肩をすくめるアトラス』アイン・ランド(笑)。 - 在日琉球人の王政復古日記

そして最後が、アイン・ランド『肩をすくめるアトラス』だ。

まさに、知る人ぞ知る、まことに厄介な代物だ。

アメリカ政治を語る上では、避けて通れないのだが、こいつは困った(笑)。

簡単にいえば、アンチ社会主義、小さな政府、自由市場経済、財産権絶対、税金反対、リバタリアンのご本尊みたいな女性である。

 

私も、リバタリアン/リバタニアニズムには関心があるし、共感する部分も多いのだが、彼女はなあ、、、ちょっと「アレ」だと思うのだ(笑)。

 

長くなるので、アイン・ランドに関しては、また次の機会に。

 

しかし、厄介ごとに手を付けねばならない。

 

トランプを支えるアイン・ランド信者の正体 | トランプ大統領誕生の衝撃 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

脇坂あゆみ:翻訳家 2016年12月24日

(略)
あらためて「アイン・ランド」とは何者なのか
日本では、ほぼ無名であるアイン・ランドとは何者なのか。ここであらためて説明しておこう。
ランドは、1905年から1982年を生きた作家、政治思想家。資本主義だけが道徳的な政治経済制度であり、政府の役割は防衛と治安、司法制度の維持だけと説いた。のちのリバタリアニズム運動に大きな影響を与えた人物だ。実際は、グローバル経済における国家の役割をふたたび拡大しようとするトランプ自身の政治思想はランドの思想に近いとはいえない。選挙期間中に彼女の作品のファンであることを明かしてはいるが、単なるファンに過ぎないともいえる。
一方、閣僚候補たちは別だ。ランドの代表作『肩をすくめるアトラス』を愛読書とするティラーソン、「暇があれば読んでいる」パズダー、同じく『肩をすくめるアトラス』に大きく影響されたポンペオらは、ランド思想を体現し、実践するリバタリアンたちといえる。

(略)

 

東洋経済オンラインで連載してる、「脇坂あゆみ」という女性は、アイン・ランドの小説「肩をすくめるアトラス」の翻訳者だそうな。

もちろん、翻訳したからって、その思想の同調者とは限らない。

共産主義・反支那の立場から毛沢東共産党文献を翻訳する右翼だっている。

しかし、脇坂あゆみの場合は、他の連載記事を読めば判るように、単なる翻訳者ではなく、アイン・ランドの思想に賛同し、日本に紹介したくて翻訳している。

そして、脇坂あゆみは、トランプにも、トランプを大統領に押し上げたアメリカ大衆のムーブメントにも、好意的だ。

 

しかし、トランプとリバタリアンが両立するのだろうか?

 

たとえば、9条護憲派が「憲法9条を廃止して、自衛隊国防軍にせよ」と主張するだろうか?

たとえば、安倍ちゃんが「東京裁判は全面的に正しい。A級戦犯は犯罪者だ」と主張するだろうか?

  

もちろん、脇坂あゆみも「少しは」指摘してるが(しかし、文章量で言えば、トランプ賞賛の方がはるかに多い)、リバタリアン思想と、トランプの公約や発言の間には、整合性がほとんどない。 

トランプの選挙中の公約(と呼んでいいのかどうか?、やや不安だが)や、当選後の言動に、リバタリアンの要素なんかほんの少ししかない。大半の公約はまったくリバタリアンのサカサマである。

  

そもそも、根本的に、原理的に、思想的に、いやしくもリバタリアンを名乗るならば、「国境に壁を作る」「輸入品に高い関税をかける」なんて、口が裂けても言うわけがない。

そして、リバタリアンは人種差別も女性差別もしない。肌の色でなく、チンチンの有る無いではなく、ビジネスの成功失敗で、人を差別する人々なのである。

どう解釈したって、トランプの言動がリバタリアンなわけがない。

 

脇坂あゆみの書く通り、トランプ政権の閣僚候補が、もし、ホンモノのリバタリアンで、もし、その思想の忠実な信念の人々だというのなら、

彼らは、ボスであるトランプの無茶苦茶な放言に対して苦言を呈するべきだし、受け入れないのならば即座に辞任すべきである。

 

トランプ氏介入、トヨタにも メキシコ投資に「あり得ない!」 :日本経済新聞

2017/1/6

米国雇用を優先させるトランプ次期米大統領の介入戦略が日本企業にも及んできた。同氏は5日、トヨタ自動車のメキシコ工場新設について自身のツイッターに「ありえない!。高い関税を払え」と投稿した。米有力製造業にとどまらず日本を代表する企業までもが名指しで狙われた形で、米産業政策の不透明感がさらに高まっている。
トヨタはメキシコのバハ・カリフォルニア州に工場を建て、米国向けに『カローラ』をつくろうとしている。ありえない!米国に工場を建てるか、高い関税を払え」と投稿したトランプ氏のツイッター
 この日、トランプ氏は唐突に「トヨタはメキシコのバハ・カリフォルニア州に工場を建て、米国向けに『カローラ』をつくろうとしている」とツイッターに投稿した。そのうえで「米国に工場を建てろ」と書き込み、メキシコ工場新設の撤回を求めた。

 

企業の自由な経済活動に対して、政治権力を使って、妨害工作を行う。

これこそが、リバタリアンが最も嫌う、絶対反対の愚劣行為ではないか。

トランプの発言は、オバマケアよりもはるかに、アンチ・リバタリアンなのだ。 

こんなトランプを批判しない、自称リバタリアンは、ニセモノというしかない。

 

トランプは、アイン・ランドの小説「水源」「肩をすくめるアトラス」の登場人物で言えば、

自由を愛し創意工夫にあふれたビジネスの天才である主人公たち、ハワード・ローク、ジョン・ゴールト、ダグニー・タッガート、ではなく、

無能のくせに要領の良さだけで成り上がり、国家権力を駆使して、バカな民衆を煽って、主人公の自由やビジネスの邪魔ばっかりする、寄生虫官僚や社会主義的権力者、エルスワース・トゥーイー、ロバート・スタッドラー、ウェスリー・ムーチ、のキャラクターにそっくりである。

 

ワタミホワイト企業だ」「天皇陛下万歳!」「相続税をゼロにしよう」なんて主張する左翼がいないのと同様に、

「企業がいかなるビジネスをやるのかは、政府に決定権がある」なんてことを認めるリバタリアンは存在不可能だし、もしいるのなら、そいつはホンモノの白痴か、病的なウソつきである。

 

国家権力で企業の自由を妨害する、こんなトランプを容認する、少なくとも批判しない、アイン・ランド信奉者の脇坂あゆみも、失礼ながら、そういう、信用できない、アヤシイ、インチキ臭い「なんちゃってリバタリアン」と判断せざるを得ない。

 

もちろん、東洋経済の文章は去年の12月で、トランプのトヨタ批判は新年の話だから、予言者じゃない彼女を責めるのは酷かもしれないが、同じような、企業の自由な経済活動を妨害するトランプ発言は、ずっと前から続いているのだ。

 

トランプ氏、米空調大手のメキシコ移転「阻止」 :日本経済新聞

2016/11/25
米国の祝日にあたる感謝祭の24日、トランプ次期米大統領は「米キヤリア社が米国(インディアナ州)に残留するよう私はがんばって働いている。進展はある」との発言を朝からツイートした。キヤリアは2019年にメキシコに空調機器の生産を移す計画だが、トランプ氏はこの阻止を米国民に改めて公約した。

 

重要なポイントなので、何度も書くが、こんな国家統制を平然とスルーするヤツがリバタリアンなわけがない。

 

というか、そもそも、本家本元アイン・ランドご本人の思想に厄介な問題があるのではないか? 

 

#リバタリアン 質問『Who is John Galt?』~回答『少なくとも、アンタじゃない(笑)』~ #アイン・ランド はレーニン共産主義の私生児(その2) - 在日琉球人の王政復古日記

へ続く。