在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

平昌五輪「南北共催、単一チーム、北朝鮮参加VSフランス&ドイツ不参加?」→東京五輪「未解決or決着済→開催不能」

韓国の文在寅大統領は、リベラル=進歩派であり、韓国で進歩派は(本人たちは否定しても)傾向的に「親北」を意味する。

 

しかし、ウッカリすると、韓国オリジナルの政治状況と、日本の左右対立を、混同しがちなので、注意を要する。

 

日本で「リベラル」といえば、アンチ・ナショナリズムである。例えば福島瑞穂ちゃんは日本民族至上主義を否定する。

反対に保守がナショナリズムである。例えば櫻井よしこさんは日本民族至上主義だ。

 

しかし、韓国の場合、リベラル=進歩派は「親北」であり、「親北」は、共産主義への共感を意味するのではなく、韓民族朝鮮民族至上主義つまりはナショナリズムへの共感なのである。

つまり韓国のリベラル=進歩派=「親北」=民族主義ナショナリズムだ。

逆に、韓国の保守は、「反北」ゆえに民族統一に距離を置き、「親米」ゆえに民族至上主義的態度を取れない。

 

日本のリベラルが弱いのは、ナショナリズムに基盤を持たないからだ。

日本の保守が強いのは、ナショナリズムに基盤を持つからだ。

韓国の保守が弱いのは、ナショナリズムに全てを預け切れないからだ。

韓国の進歩派が強いのは、ナショナリズムにドップリ染まってるからだ。

 

双方から反発されそうだが(笑)、

文在寅さんの思想は、東京裁判を拒否する日本会議とパラレル(しかも日本会議よりもっとマジ)なのである(笑)。

反米、反日親北が売りの韓国ハンギョレ新聞なんかは、アメリカに遠慮が残る産経新聞より、はるかに【極右】(左じゃないよ)なのだ。

 

文在寅さんは、というより、その支持者にとって、政治の最重要課題は、まずなにより国内の景気、雇用、格差問題だろうが、2番目か3番目に、北朝鮮に融和的なスタンスが出てくる。

 

日本から見てると、文在寅さんと韓国の進歩派勢力は、国民を餓死させるような残虐で奇怪な全体主義国家に、なんで、あんなに、無防備に、無条件に、融和的になれるのか?、サッパリ不可解にしか見えないが、彼ら韓国進歩派の脳みそには「同じ韓民族同士じゃないか」「韓民族は統一しないとならない」という強烈なナショナリズムが、ガッチリとビルドインされている。

 

日本人と韓国人は、「経験した敗北」がサカサマなのである。

日本人は、ナショナリズムの暴走の果てに、大東亜戦争という徹底的な敗北を知って、ナショナリズムに懐疑的になった。

しかし、韓国人は、ナショナリズムの暴走の果ての敗戦を、まだ(主観的には)経験したことがない。

韓国人の敗北経験は、日韓併合も、朝鮮戦争も、ナショナリズムの欠如が原因(に見える)モノばかりだ。

 

日本人は、平和のために、ナショナリズムを危険物扱いして警戒するが、

韓国人は、平和のために、ナショナリズムに盲目的に雪崩れ込む。

 

原爆だって、核兵器だって、日本人と韓国人では受け取り方が違う。

親韓的な週刊金曜日や岩波世界はカン違いしているが、韓国は原爆を投下された日本ではない。

原爆の閃光は、日本人にとって無慈悲な殺戮、戦争の恐怖、悪魔の炎だが、

韓国人にとっては、戦犯国日本への懲罰、半島解放の前祝いである。

そりゃ、進歩派インテリ韓国人は、インテリらしく「形式的な」核兵器批判もするが、日本の左翼のような切実さはまるでない。インテリ韓国人の心の底では、核兵器は「単なるデッカイ爆弾」に過ぎない。

だから、ヒロシマナガサキを強調する日本の左翼に対して、日本の左翼は韓国の味方なのにもかかわらず、「戦犯国なのに、まるで日本が被害者みたいな振る舞いだ」なんて、平気で批判するのである。

  

日本の保守派は、

戦後日本を、アメリカの顔色を伺って右往左往する、腐敗した体制と軽蔑し、

大日本帝国を、自主独立の、主体性のある雄々しい国家と憧憬する。

 

韓国の進歩派は、

韓国を、アメリカの顔色を伺って右往左往する、腐敗した体制と軽蔑し、

北朝鮮を、自主独立の、主体性のある雄々しい国家と憧憬する。

 

日本会議が、軟弱な戦後日本を、栄光の大日本帝国に、復古したいように、

文在寅たち韓国進歩派は、韓国と、北朝鮮を、合体させたい。

「経済は韓国レベル」+「主体性は北朝鮮レベル」=「あるべき統一民族国家」を夢見るのである。

  

乱暴に例えれば、彼らは、これから「明治維新」をやるつもりなのだ。

薩摩(韓国)と長州(北朝鮮)の不毛な対立を解消して薩長同盟を結び、半島を支配する幕府(アメリカ、日本、支那)を排除して、民族の新しい夜明けを開く。

気分は坂本龍馬なのだ(笑)。 

 

よって「薩長同盟」のため(笑)、オリンピックと南北問題をリンクさせようとする。

 

東京新聞:平昌五輪の南北共催目指す 韓国体育相「一部競技で」:スポーツ(TOKYO Web)

2017年6月21日
 【ソウル=共同】韓国で2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪を担当する都鍾煥(トジョンファン)文化体育観光相が20日、北朝鮮東部の馬息嶺(マシクリョン)スキー場での一部競技開催を検討すると表明し、南北共同開催を目指す方針を示した。韓国メディアが21日伝えた。
 南北対話再開を模索する韓国の文在寅(ムンジェイン)政権は、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が例外的に対外交流を積極的に進めるスポーツ分野を入り口に、北朝鮮政権との接触を図りたい考えとみられる。
 都氏は、アイスホッケー女子の南北合同チーム結成の実現に努力すると述べたほか、北朝鮮平壌や開城(ケソン)での聖火リレー開催も考えていると表明、北朝鮮の大会参加の実現に強い意欲を示した。
 文氏は選挙中、北朝鮮内のウインタースポーツ施設活用や北朝鮮選手団の参加努力など、平昌大会を「平和五輪」とするための「五大構想」を表明していた。 

 

文大統領、平昌五輪で南北単一チームを提案…「1991年の栄光再び見たい」 : 政治 : ハンギョレ

2017.06.24
茂朱世界テコンドー大会開幕式祝辞で「南北単一チーム」を公式提案 
チャン・ウンIOC委員リ・ヨンソン国際テコンドー連盟総裁など出席 
「新政府として初の南北体育交流がなされたことをうれしく思い 
9月の平壌国際テコンドー連盟大会の答礼訪問を積極支援する」
 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が来年開かれる平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックで、南北が単一チームを構成して参加する方案を公式提案した。

(略)

 

文大統領「北朝鮮が平昌五輪に参加することを希望」…南北対話構想を具体化 : 政治 : ハンギョレ

2017.07.03
大統領府でトーマス・バッハIOC委員長と接見 
文大統領「北朝鮮参加の時は世界平和に貢献 
習近平主席に会ったら北朝鮮説得を要請する」 
バッハ「五輪の精神に合致、積極的に支持」 
スポーツを切り口に対話の場を拡大する意志 
大統領府、単一チーム・分散開催まで念頭 
南北体育会談など北朝鮮の選択が「変数」
(略)

 

しかし、半島の「長州」は、「幕府」との直接交渉しか望んでおらず、「薩摩」なんか完全無視である。

さらに「幕府」側の「諸藩」も黙ってはいない(笑)。

 

フランス、平昌五輪不参加の可能性も 北朝鮮情勢を懸念:朝日新聞デジタル

2017年9月22日
 フランスのフレセル・スポーツ相は来年2月に韓国で開かれる平昌冬季五輪について、北朝鮮の度重なるミサイル発射などで安全が保証されない場合、フランスが参加しない可能性を明らかにした。21日、ラジオ局RTLに対し、「安全が確保されない場合、フランス選手団は国にとどまる」と語った。
 フランスはパリが13日に2024年夏季五輪の開催都市に選ばれたばかり。欧州メディアによると、主要国の閣僚級から、平昌五輪の参加を見送る可能性について言及があったのは初めて。国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は先日のペルーでの総会の際、外交的な解決による平和を期待し、「北朝鮮選手団の参加に扉を開いている」と語っていた。(ロンドン=稲垣康介)

 

平昌五輪、参加辞退の示唆相次ぐ 欧州3か国、北情勢緊迫で 写真4枚 国際ニュース:AFPBB News

2017年9月23日

【9月23日 AFP】北朝鮮の核開発をめぐる安全保障上の懸念が高まっていることを受け、フランスに続いてオーストリアとドイツが22日、韓国で来年2月に開催される平昌冬季五輪への参加を辞退する可能性を示唆した。
 国際オリンピック委員会IOC)が懸念を抑えようと尽力する中、冬季五輪の強国オーストリアは、安全上の懸念が深まった場合、平昌大会への参加を中止する用意があると言明。

(略)

 

これらのニュースで、日本の嫌韓派はご満悦かもしれないが、

2018年と2020年はたった2年しか離れていない。あっという間である。

東京とソウルはたった1,159kmしか離れていない。ヨーロッパでいえば、パリからローマくらいだ。

 

北朝鮮の核ミサイル問題が、今年中に解決するだろうか?

今年解決しないものが、2018年に解決するだろうか?

2018年に解決しないものが、2020年までに解決してるだろうか?

2018年も2020年もトランプ大統領の任期中であり、特に2020年はアメリカ大統領選挙である。 

 

2018年の韓国がヤバいのなら、2020年の東京が安全な保障はどこにあるのか?

2020年は、今と同じ緊張状態か、もっと緊迫した危機状態の可能性もある。

 

いや、2020年までには「決着」がついてる可能性だってある。

もちろん「決着」とは、「金正恩の消滅」だ。アメリカの勝利だ。

しかし、その決着「後」の2020年の東京がどういう状態なのか?

 

スタジアムの建設が間に合わないだの、小池都知事のスキャンダルだの、そんな牧歌的なニュースだけならいいが、

安倍ちゃんも小池さんも東京にいない、首相官邸や都庁が23区から引っ越した、スタジアムよりも先に疎開先の数十万人分の仮設住宅が先決だ、IOCが2024年五輪のパリに「4年前倒し」を交渉している、または2020年は中止らしい、そもそも日本も韓国も五輪参加は微妙だ、みたいな2020年かもしれないのである。

 

まあ、そういう東京ならば、築地か豊洲かという問題も自然解決だ。

都民ファーストの会も、希望の党も、別の問題で忙しいか、すでに別名だろう。