在日琉球人の王政復古日記

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【産経抄】日本を貶める日本人をあぶりだせ→(産経新聞)安倍首相、女性支援のイバンカ氏基金に57億円拠出を表明

安倍首相、女性支援のイバンカ氏基金に57億円拠出を表明 - 産経ニュース

2017.11.3
 安倍晋三首相は3日午前、海外の女性指導者らを東京に招いて女性政策を議論する国際シンポジウム(女性版ダボス会議)の関連行事に出席した。あいさつでは、トランプ米大統領の長女イバンカ大統領補佐官が設立に関わった、女性起業家を支援する基金への5千万ドル(約57億円)拠出を表明した。
 来日中のイバンカ氏も関連行事に出席して講演。5日のトランプ氏の来日を控え、友好ムードを演出した形だ。
 首相は「日本は世界で女性活躍の旗を高く掲げ、強い指導力を発揮していく決意だ」と強調。女性起業家への期待を示した上で「イバンカ氏が主導した基金を強く支持する。世界中の女性たちが立ち上がれば、貧困をはじめ、世界のさまざまな課題は解決できる」と述べた。
 行事は都内のホテルで開催。この後、国際シンポジウムは3日間の討議を踏まえた提言をまとめ、閉幕する予定だ。

 

まず最初に明言する。安倍ちゃんは正しい。日本の生きる道はこれしかない。

 

日本は世界GNP第3位の大国だ。たかが、5,700,000,000円ぽっちで、気まぐれで何をやらかすが判らない、世界の帝王・トランプさんのご機嫌が取れるのならば、安いもんだ。

 

今回の総選挙費用は60,000,000,000円だったそうな。

おそらくクソの役にも立たないくだらないお遊びに消えていくだろう、ニューヨークセレブのバカ娘のオママゴトに5,700,000,000円でも、総選挙費用の10分の1でしかない。 

 

何しろ、この国の隣には、核ミサイルを飛ばしてる国がある。そして、その迷惑な国に、日本の独力では対応できない。

さらに、その隣には、200年前の大清帝国以来のイケイケドンドン状態になっている人口1,300,000,000人の国まである。こっちも、日本の独力では対応できない。

アメリカだけが頼りなのである。

 

アルカイダだのイスラム国だのが、いきなり自爆したり、車をカッ飛ばしたりする連中が出てくる欧米も大変だとは思うが、極東もそんなに天下泰平ではない。 

 

再度言う。安倍ちゃんは正しい。日本の生きる道はこれしかない。しかし、第三者から見て、カッコ良くはない(笑)。

 

メイ首相やメルケル首相ならば、必要性は認めても、そこまでタイコモチに徹する覚悟はないだろう。

というか、イギリス国民やドイツ国民ならば、自分たちが選んだ指導者にそんな幇間芸を見せて欲しくないだろう(笑)。

欧米のメディアも「極東地域の安全保障上の必要はわかる。わかるが、何もそこまで露骨な(笑)」「やはり、ジャパンはアジアの国。われわれとは違う」と思っているかもしれない。

 

言わせておけばいい。笑わせておけばいい。

日本人が生きるか死ぬかだ。

国家の名誉や首相のプライドなんて犬に食わせろ。

イバンカ嬢の前で「ドジョウすくい」を踊ってみせた、安倍ちゃんは正しい。

 

イバンカちゃんに対する、平成の安倍ちゃんのフレンドリーな態度を、

その昔、

松岡洋右外相が国際連盟の場で、

東条英機首相がルーズベルト相手に、

取ることができたなら、

そもそも、憲法9条なんてこの世に存在しなかったのである。

 

太鼓持ちをナメてはいけない。彼らは真剣勝負なのだ。

 

日本人は凄い。日本人は恐ろしい。下田黒船祭「ペリー提督の遺徳と恩恵を大切にしなければならない」 - 在日琉球人の王政復古日記

 

さて、最近、このコラムが話題になっているそうだが、

いくら産経でも予知能力があるとは思えないし、

まさか産経が安倍ちゃんの土下座外交を批判するわけもないから、

単なる偶然だろう。

 

【産経抄】日本を貶める日本人をあぶりだせ 10月19日(1/2ページ) - 産経ニュース

 

この「日本人」は安倍首相を指しているのでは「ない」と思う。たぶん。

 

しかし、「日本を貶める日本人をあぶりだせ」・・・すごいね、どうも。

 

どこぞの掲示板や、まとめサイトや、匿名ブログじゃなく、ちゃんと印刷している新聞の活字である。ある意味、行き着く所まで行き着いた感がある。

 

「中国を貶める中国人をあぶりだせ」

人民日報や環球時報のコラムにそのまま流用できる品格である。

 

「ドイツを貶めるドイツ人をあぶりだせ!ジーク・ハイル!」

本当にあぶり出して、まさか、本当にいぶり殺すなんて、最初は誰も(叫んでる突撃隊諸君も)想像してなかった。

 

しかし、この産経抄(まあ、これだけでなく、産経抄はかなりの確率だが)は、いったい何を言ってるのか?話がピョンピョン飛び過ぎて意味が解らない。

 

2017.10.19
 日本の新聞記者でよかった、と思わずにはいられない。地中海の島国マルタで、地元の女性記者が殺害された。車に爆弾を仕掛けるという残虐な犯行である。彼女は「タックスヘイブン」(租税回避地)をめぐる「パナマ文書」の報道に携わり、政治家の不正資金疑惑を追及していた。マルタとはどれほど恐ろしい国か。

 

いや、正直ではあるんだが(笑)、タテマエ上、それでいいのか?

平和な日本に住んでいる日本人でよかった、ならわかる。

しかし、「日本の新聞記者でよかった」はないだろう。

危険のない国で、危険のない記事を書いて、それってカッコいいのか?

タテマエではあっても「真実のためなら、悪を暴くためなら、命も賭ける!」、それがブン屋魂ではないのか?

マルタの女性記者に対する感想も「同じジャーナリストとして敬意を表する」「私も取材活動において、妥協しなかった彼女のようにありたい」と書くのが、まあ、ウソっぽいけど(笑)、一応のタテマエではないのか?

 

 ▼今年4月に発表された「報道の自由度ランキング」では47位、なんと72位の日本よりはるかに上位だった。ランキングを作ったのは、パリに本部を置く国際ジャーナリスト組織である。日本に対する強い偏見がうかがえる。一部の日本人による日本の評判を落とすための活動が、さらにそれを助長する。 

 

なんで偏見と決め付けるのか? 

パリのジャーナリストより、産経抄を書いている人の方が公平である根拠はどこにあるのか?

産経新聞が何か書くたびに、「韓国に対する強い偏見がうかがえる」「中国に対する強い偏見がうかがえる」と、向こうの国でも反論してると思うが、そっちも正しいことになるのか?

報道の自由度ランキング」は「自由度」であって「正確性」ではないだろう。

「一部の日本人による日本の評判を落とすための活動」は、「正確性」はないかもしれないが、「自由度」がある証明になっている。

そもそも「一部の日本人による日本の評判を落とすための活動」というのは、どこの誰が判断するのか? 産経新聞に他のメディアに対する「検閲権」があるのか? 

というか、気に入らないニュースを流すな!という産経抄の態度が、「報道の自由度ランキング」を上げる効果があるのか?下げる効果があるのか?どっちか?

 

 ▼米紙ニューヨーク・タイムズに先日、「日本でリベラリズムは死んだ」と題する記事が載っていた。日本の大学教授の寄稿である。安倍晋三首相の衆院解散から現在の選挙状況までを解説していた。といっても、随所に左派文化人らしい偏った主張がみられる。 

 

NYTが書いて、産経が批判する。これこそが「報道の自由度」ではないか。

対抗して、産経だって、櫻井よしこちゃんにイロイロ書かせているではないか? それも「報道の自由度」だ、

そして、産経を読んだNYTや朝日が「随所に右派文化人らしい偏った主張がみられる」と批判するわけだ。それも「報道の自由度」である。