在日琉球人の王政復古日記

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平成梁山泊(笑)無所属の会~地検特捜部に「完黙&供述調書ゼロ」で白旗あげさせた最強無敵 #中村喜四郎

中村元建設相、無所属の会会派入り :日本経済新聞

2018/1/10
 民進党岡田克也常任顧問が代表を務める衆院会派「無所属の会」は10日、無所属の中村喜四郎元建設相の会派入りを衆院事務局に届け出た。関係者によると、中村氏と岡田氏は自民党所属時代から親交があったという。衆院の新たな会派別勢力分野は次の通り。
 自民党283▽立憲民主党・市民クラブ54▽希望の党・無所属クラブ51▽公明党29▽無所属の会14▽共産党12▽日本維新の会11▽自由党2▽社民党市民連合2▽無所属7▽欠員0

 

うひょー(笑)。

選挙ウォッチングが趣味の人なら、びっくり仰天のニュースである。

 

総選挙において、小選挙区立候補者は、可能な限り、小選挙区比例区重複立候補を選択する。

政党に所属すると、比例区重複立候補ができる。小選挙区で負けても、比例で復活の可能性がある。だから、みんな政党に所属したがるのである。

 

前回総選挙でも、自民党以外で、野党系で、小選挙区比例区重複立候補ではなく、小選挙区単独で、勝ち上がって来た人はなかなか少ない。

野党系で小選挙区単独とは、よっぽど友達がいないか(笑)、何らかのトラブルで仲間外れされたか、自民党を恐れないくらい、恐ろしく選挙に強い人なのだ。

 

その一騎当千の強者どもがこれだ。

 

氏名    前歴  現在 
小沢一郎  自由  無所属→自由 衆岩手03区  小当
玉城デニー 自由  無所属→自由 衆沖縄03区  小当
岡田克也  民進  無所属の会  衆三重03区  小当
安住淳   民進  無所属の会  衆宮城05区  小当
江田憲司  民進  無所属の会  衆神奈川06区 小当
金子恵美  民進  無所属の会  衆福島01区  小当
菊田真紀子 民進  無所属の会  衆新潟04区  小当
黒岩宇洋  民進  無所属の会  衆新潟03区  小当
篠原孝   民進  無所属の会  衆長野01区  小当
中川正春  民進  無所属の会  衆三重02区  小当
野田佳彦  民進  無所属の会  衆千葉04区  小当
原口一博  民進  無所属の会  衆佐賀01区  小当
平野博文  民進  無所属の会  衆大阪11区  小当
広田一   民進  無所属の会  衆高知02区  小当
福田昭夫  民進  無所属の会  衆栃木02区  小当
中島克仁  民進  無所属→民進 衆山梨01区  小当
重徳和彦  民進  無所属→民進 衆愛知12区  小当
玄葉光一郎 民進  無所属→民進 衆福島03区  小当
前原誠司  民進  無所属→希望 衆京都02区  小当
山尾志桜里 民進  無所属→立憲 衆愛知07区  小当
鷲尾英一郎 民進  無所属    衆新潟02区  小当
中村喜四郎 無所属 無所属の会  衆茨城07区  小当 

 

この中で、民進系ではなく、小沢系でもないのは、中村喜四郎だけだ。

 

もともと自民党だった。今第一線の安倍ちゃんたちより、一世代前の人だ。

政治家の家に生まれ、田中角栄の秘書を務め、わざわざ父親の名前「喜四郎」に戸籍名まで変えて、経世会で活躍した。将来の総理候補とまで言われた。

しかしゼネコン贈賄収賄事件で、東京地検特捜部にマトにかけられる。

 

日本で最強の組織は何か? 

何でもアリなら自衛隊(笑)、素手なら日本相撲協会(笑)だが、平時なら、自民党か?、いやいや国民に強制力=ナマの暴力を行使できる警察、そして検察である。

その検察でも最強なのが東京地検特捜部。

経団連や陣笠議員なんか屁でもない。安倍ちゃんでも対応には神経を使う、日本最強の暴力組織である。

 

その、泣く子も黙る、逮捕されたら誰でも唄い出す、日本最強の特捜部相手に「このオレを逮捕したいのなら、国会議事堂まで来い!」と啖呵を切り、逮捕された後は、完全黙秘。

取り調べはおろか、雑談も応じず、トイレに行きたいとすら言わず、取調室で、そのまんま糞尿を垂れ流した、とまで言われる。

テロ事件で逮捕される筋金入りの新左翼過激派も完黙が原則だが、それよりも徹底して凄かったらしい。

なんと、あの天下の特捜部が、最後の最後まで供述調書が1枚も書けなかった。

もちろん他の証拠で有罪にして、刑務所には放り込んだが、共犯者の名前が一切出て来ず、捜査的には、検察の歴史に残るくらいの完全敗北であった。

 

この事件は、形式的には、もちろん、喜四郎の汚名であり、自民党も追い出され、未来の総理とまで言われた政治家のキャリアは断たれた。

しかし、政治の裏側では「たった一人、孤立無援で、東京地検特捜部に完全勝利した男・中村喜四郎恐るべし」と、一種畏敬の目で見られるようになる。

 

そして、喜四郎は「史上最強の無所属」と言われるくらい、選挙には異常なほど強い。

新聞社の選挙予測も、茨城7区だけは、最初から当落予想が鉄板だ。

 

茨城県自民党の強い地盤だ。自民党茨城県連は、他の都道府県に比較しても、突出した有力組織である。地方組織ながら、国政にも口出しできるくらいの実力がある。

そのゴリゴリ茨城自民党を敵に回して、野党の応援もゼロで、完全無所属小選挙区単独で、一度も負けたことがない。毎回毎回、自民党対立候補に完全勝利である。

 

さらに連立与党の公明党も、茨城7区だけは例外的に、自民党候補ではなく、喜四郎を支持している。

全国でも珍しい特例で、しかも自民党すら「連立与党なのに自民候補を支持しないのはおかしい」と文句を言わない。

 

自民党からも、野党からも、共産党すら、彼には文句を言わない。

一目も二目も置かれる、アンタッチャブルな存在となる。 

 

なんで、喜四郎はこんなに強いのか?

ゼネコン贈賄収賄事件で、破滅の瀬戸際に立たされた関係者は多かった。

会社が潰れる、会社をクビになる、党を離れる、選挙で負ける、キャリアを失う、監獄に入る。

もしも、喜四郎が唄っていれば、その時点で終わっていた人も多いだろう。

普通はあり得ないのだ。普通の人なら、東京地検特捜部相手に完黙なんか無理なのである。

しかし、彼は耐え切った。

自分の将来を失いながら、全てを一人で背負って、誰の名前も唄わなかった。

 

今でも、何事もなかったように、会社を経営したり、立身出世したり、前科者にならずに済み、息子に家業を継がせることができた、娘の結婚式を盛大に祝えた、孫の顔を見ることができた、そんな人たちが、喜四郎にこの世では返しきれない恩義を受けた人たちが、たくさんいるのだ。

 

♪これが男さ、これが男さ、花と竜♪ 

演歌の文句じゃないけれど(笑)、こういう男はタダでは死なない。

 

その孤高無頼の喜四郎が、無所属をやめて、自民党でもない、野党系の会派に入ったのである。驚天動地、とはこのことである。

 

世間では、立憲民主党に注目だが、メンバーの顔触れを見ると、無所属の会の方が圧倒的に恐ろしい(笑)。

だって、彼らは選挙で自民党に負けないのだ。恐いものなしの皆さんなのだ。

 

そして、トップのイオン岡田よりも、喜四郎の方がキャリアははるかに大先輩だ。

 

ひょっとして、死期を予感したのか? 最期の大花火か? 

それとも、単なる息子の地盤固めか(笑)? 

 

もちろん、国会に仲間がいない、財界や官僚や海外にコネの薄い喜四郎が、政策的に、政局的に、具体的に、何かができるとは思わない。

しかし、天下の安倍ちゃんでも、他人をナメ切った(笑)麻生さんでも、大先輩の彼が対面に座れば、そのオーラだけで、ワキに汗をかく、そんな存在なのだ。

 

枝野一本の立憲民主党より、平成の梁山泊(笑)無所属の会に注目だ。 

男喜四郎、最期のご奉公に、ダメ元で(笑)、大いに期待したい。 

 

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