ボンカレー50周年の到達点! 元祖の味をアップデートした新商品を実食 - Excite Bit コネタ(1/2)
2018年2月11日
誰もが知っているレトルトカレーの元祖『ボンカレー』が今年の2月12日で発売50周年を迎える。
1968年に世界初の市販用レトルト食品として発売され、この50年間で累積約30億食という驚異の販売実績を達成。時代を超えて愛される永遠のロングセラー商品だ。
(略)
往年の名女優、松山容子が微笑む懐かしのデザインを復刻。マニア的にはこれだけでジャケ買い(パケ買い?)必至である。
ボンカレーそのものには、失礼ながら、あんまり思い入れは無いんだが、あの有名なボンカレーのアイコンとなった女優・松山容子となると黙ってられない(笑)。
平成の皆さんには、「人気絶頂→結婚→(半)引退」ということで、
昭和版「堀北真希」だと思えば判りやすい(のか?)。
正直言うと、世代的にズレていて、それほど詳しくない(汗)。
テレビや映画の時代劇で活躍した女優さんだったが、松竹なのに、時代劇女優の中では、東映の美空ひばりと双璧だった、と言われるくらい、殺陣(チャンバラ)の才能があったらしい。お嬢と互角、となれば、相当なもんである。
作品はイロイロある中で、個人的には、やはり、これである。
題名からして放送禁止(笑)。BSでも放映は無理だろう。
1969年。当時は日本映画も下り坂、試行錯誤が続いていた時期。
追い詰められたら、お上品な松竹だって何でもアリだ(笑)。
しかし評判が良かったらしく(というか、他に当たった作品が無かったのか)、2年で立て続けに4本もシリーズを撮っている。
上のポスターには、故・松方弘樹のお父さん、昭和の宮本武蔵(笑)、日本最強の剣劇スタア・近衛十四郎先生も載ってる。東映なのに松竹に客演したようだ。
邦画暗黒時代、ライバル会社の作品には出さないという5社協定も崩壊していた。
シリーズ全作は観てないんだが、確かに松山容子は素晴らしい。
素晴らしいのだが、どうも、映画の最中、松山容子の立ち振る舞いがとても「盲目の女性」には見えない(ややこしい)。
勝新の座頭市は盲目を表現するために「白目」をむいていたが、美人女優に「白目」をむかせるわけにはいかず、目を閉じっぱなしも美人の価値半減で、目を開けて瞳を動かさない設定になってるんだが、どうも目が見えてるようにしか見えない(ややこしい)。
まあ、松山容子の美しさに免じて、目をつぶろう(ややこしい)。
しかし、これだけのスタア性を持ちながら引退なんて、もったいない話だ。
まだまだ活躍できた人だったと思う。
大映は大映で、同じ1969年に、無茶苦茶な企画を通している。
大映「女左膳濡れ燕片手斬り」。こっちは丹下左膳の女性版である。
ほどなく倒産する大映最後の悪あがき(笑)の1本。
「座頭市」なら、まだ単語だけで判ってもらえそうだが、
昭和なら誰でも知ってた「丹下左膳」も、もう平成の皆さんには、聞いたこともない、になりそうだ。
隻眼隻手、つまり、片目片腕の素浪人。座頭市に匹敵するハンデキャッパーである。
主演の安田(大楠)道代は、私の大好物・江波杏子「女賭博師」シリーズ、勝新「兵隊やくざ」「悪名」でもワキを固めていた大好きな女優さん。
女性で隻眼隻手だと、暗い映画か、グロい映画になりそうだが、安田道代という女優さんは、可愛いというかファニーというかコケティッシュというか、明るい色気があって、丹下左膳を演じても陰惨にならないところが素晴らしい。
こういう無茶苦茶な時代劇が、また見たいものだ。
殺陣なんかヘタでいいから、AKBとかのアイドルさん主演で、BSワクで、こういうのやってもらえないだろうか。
追悼★昇り竜のお銀姐さん #江波杏子 #女賭博師 大映1966 VS #藤純子 #緋牡丹博徒 東映1968~atg津軽じょんがら節1975 - 在日琉球人の王政復古日記