「性的少数者の理解増へ、法律つくるべき」自民・稲田氏:朝日新聞デジタル
2018年5月6日
稲田朋美・元自民党政調会長(発言録)
政調会長時代に(性的少数者をめぐる)理解増進法案をつくろうとして、できなかったのは、まずはしっかり党内の理解を、となったから。(性的指向・性自認に関する自民党特命委員会の)古屋圭司委員長が党内の理解をじっくりという方針なので、それを一緒にしっかり進めたい。
段階を踏んでいくのは重要なこと。「ジェンダー・フリー」とは違って人権の問題と捉え、しっかり法律にしていくということを党内でやっていきたい。理解を増進する法律があって、運用改善も進んでいく。私は法律をつくるべきだと思います。(「東京レインボープライド」のパレード後、朝日新聞の取材に)
お詫びしたいことが2つある。
1つは、稲田朋美ちゃんだ。
私は今まで朋美ちゃんに厳し過ぎた。予断と偏見があったことを認める。
もちろん、正直言えば(笑)、今でも、防衛大臣はチョット、とは思うが、環境省みたいな軽い役所の大臣ならば十分に務まると思う。
モノゴトは比較の問題だ。
朋美ちゃんの後輩に当たる安倍チルドレン、和田政宗を筆頭に、杉田水脈、青山繁晴、小野田紀美、などなどの、冗談としか思えない、想像を絶する底抜け軍団に比べれば、イヤ比べるのも失礼なくらい、朋美ちゃんはマトモだった。
申し訳なかった。
日本の安全保障は「蚊帳の外」よりも「網タイツの中」が喫緊の課題~稲田朋美VS防衛省。 - 在日琉球人の王政復古日記
ただ、自民党の中では有数のLGBT理解者なのに、いまだに
「ジェンダー・フリー」とは違って人権の問題と捉え、
なんて、日本会議方面へのエクスキューズを「言い訳」しないといけないのは、不健全だと思う。
LGBTとジェンダーフリーは切り分け不可能だろう。
「男は男らしく、女は女らしく」というジェンダーフリー反対論は、確実にLGBTと衝突する。
「LGBT賛成」と「ジェンダーフリー反対」は両立しない。
しかし、「LGBT賛成&ジェンダーフリー賛成」と「靖国神社参拝&憲法改正」は、理屈の上では対立しない。両立するではないか。
朋美ちゃんは、靖国神社に参拝して、ジェンダーフリーを推進すればいい(笑)。
女性首相稲田朋美!~日の丸と #LGBT レインボーフラッグが翻るプライドパレード@靖国神社。 - 在日琉球人の王政復古日記
靖国神社に日の丸とレインボーフラッグを翻す #稲田朋美 ~ #LGBT #夫婦別姓 #シングルマザー 支援の保守。 - 在日琉球人の王政復古日記
もう1つは、こっち冗談ではなく(笑)、真面目な話だ。
私は映画が好きだ。
このブログでも、「男と生まれたからには、ゴッドファーザーを見ないなんてありえない!」なんてことを書く。
しかし、これが「差別的主張」であることは、自覚していた。
といっても、こっちは、ジェンダーの話ではない。身体障碍の話だ。
なぜなら、そもそも目の不自由な方は、見たくても映画が見られない。
私は、目の不自由な方の悲運・無念を無視して、映画を語ってきたのである。
私は、たかが運良く目が見えるだけのくせに、他人の痛みが判らない馬鹿の増長慢である。
「勝新太郎座頭市VSフランス革命」の200年戦争~冷酷な自由VS無情な平等VS慈悲ある差別VS根拠ある特権。 - 在日琉球人の王政復古日記
たとえ盲人の皆さんにこのブログが読めないにしても、私は盲人の皆さんに失礼を働いてきたのだ。本当に申し訳なく思う。
しかし、盲人の皆さんの存在を無視しているわけではないが、それでもなお、私は映画を語りたい。今後も、私の明確な差別行為をお許しいただきたい。
映画の話題を「聞いている」盲人の皆さんの心の痛み、に近い差別は、他にもたくさんあった。われわれ多数派が見て見ぬ振りをしてきただけだ。
映画100年。恋愛映画、ラブロマンスは山ほど作られてきた。
しかし、その、99%ではない、ほぼ100%が、男と女(←この順番も女性差別)の恋愛だったのである。
われわれの約5%くらいは、同性愛志向があるらしい。
つまり、その5%は、100年もの間、延々と、共感できない(気持ち悪い)男女の恋愛模様を見せられ続けてきたわけだ。同性愛者は、男女のラブロマンスを、頭の中で「男男」または「女女」に置き換えて、映画を鑑賞していたことになる。
同性愛の描かれる映画もあるが、つい最近までは、特に男同士の同性愛は、笑いとギャグの対象だった。われわれ95%は、100年間、彼らを笑い者にしてきたのである。
同性愛をマトモに描く映画が作られ始めたのはここ数年の話だ。
映画はこれでもまだマシなのだ。歌はもっとヒドイ。
世界中のラブソングは、今でも100%男と女であり、男男または女女のラブソングなんて、欧米にはあるかもしれないが、少なくとも日本では、聞いたことがない。
われわれ95%は、世にあるラブソングを当たり前に聞いているが、
われわれ5%は、登場人物を脳内変換しながら聞いているということになる。
まあ5%は「いつものことで、慣れてます」と笑うかもしれないが、95%による、少数派への無関心の差別、無思慮な抑圧だったことは明らかだ。
「女の子はプリキュア 男の子は仮面ライダー」の表現が物議 白樺リゾート池の平ホテルのCM取り下げに賛否両論 - ねとらぼ
2018年06月14日
世知がらい世の中だという意見も……。
長野県の白樺リゾート「池の平ホテル」が「不適切な表現があったとのご意見を頂戴」したとして、テレビCMの表現を変更することが分かりました。同CMには「女の子はHUGっと!プリキュア」「男の子は仮面ライダービルド」という表現があり、SNSを中心にさまざまな意見が寄せられていました。
白樺リゾート「池の平ホテル」には、テレビアニメ「HUGっと!プリキュア」と「仮面ライダービルド」(テレビ朝日系列)をイメージしたキャラクタールームがあり、物議を醸したのはその部屋を宣伝したCMです。
CMが放映された日は「HUGっと!プリキュア」内で、若宮アンリという男の子のキャラクターを主軸としたジェンダーフリーに関するエピソードが展開されており、「男の子だってお姫さまになれる!」という名セリフが飛び出すなど大きな話題となりました。
一方で、番組後流れた池の平ホテルのCMについては「ナチュラルに性別でプリキュアとライダー分けてて、お前プリキュア見てた?って問い詰めたくなった」「全く逆効果なCMぶちこんでくる、池の平ホテル」「池の平ホテルさん多分ハグプリ見てないから『女の子はプリキュアのお部屋男の子は仮面ライダーのお部屋』とか言っちゃう」と、批判的な意見もあがっていました。
その後、池の平ホテルは6月12日付で「この度、弊社キャラクタールームのテレビCMにつきまして不適切な表現があったとのご意見を頂戴しました。お客様にはご不快な思いをおかけしていましたこと、大変申し訳ございませんでした。深くお詫び申し上げます」と謝罪。「該当のテレビCMは動画サイト等から削除いたしました。今回、皆様からいただきましたご意見を真摯に受け止め、今後のCM制作に生かして参ります」と報告しました。
しかし、この対応についてSNSでは、「あのCMそんなに悪い事かな」「池の平ホテルさんが謝罪されたの何かかわいそうだな……」「直後のあのCMにクレームつけるような奴はまさかおらんわなあwと思っていたら……いたのかよ!」「泊まりたい方泊まりゃ良い」と、世知がらい世の中になったという意見もあがっています。
正直言って、この私は、徹頭徹尾、昔気質の時代遅れであり、根っからの「男根」主義者(=女性差別者)である。
宇宙刑事ギャバンVS日本国憲法~女性専用車両に乗車したいステキな男性は、タマを抜いて「女性」にしてあげればいい。 - 在日琉球人の王政復古日記
オトナとは何か?~チャールズ・ブロンソン「荒野の七人」(1960)VS前川陽子「魔女っ子メグちゃん」(1974) - 在日琉球人の王政復古日記
しかも野暮天のノンケだ。
三浦瑠璃たんのワキには反応するが(顔真っ赤)、安倍ちゃんのお尻には全く反応しない。
だから「女の子はプリキュア 男の子は仮面ライダー(ジェンダー差別)」
に対する、「五月蠅い世の中だ」という再批判(ジェンダー差別)も、
心情的に理解できる。共感する。
しかし「理屈は判る。しかし感情がついて行かない」は間違いなのだ。
正しくは「感情がついて行かない。しかし理屈は正しい」なのだ。
私のような昔気質のノンケは、自分の古臭い化石時代の感情を誤魔化しながら、なんとか、新しい時代の理屈に付いていくしかない。
しかし、ジェンダーフリー、フェミニストも、しんどい稼業である。
プリンセス好きの全女子に流行らせたい!電車で座る時の「プリンセス座り」 (2019年6月17日) - エキサイトニュース
2019年6月17日
子ども連れで電車に乗ると、外の景色が見たくてつい、子どもが靴をはいたまま座席によじ登ってしまうことがあります。はた目からしたら「ちょっと!」ってつい口が出そうになるようなことですが、そんな電車内でのマナーを教える魔法の言葉が注目を集めています。
電車に乗車していたツイッターユーザーのNatさん。途中から女の子を連れた母親が車内に乗ってきました。その時の事。
「電車で女の子がぱーっと走ってきて靴のまま座席によじ登ろうとしたからコラ~って思ったんだけど、直後追いかけてきたお母さんが『〇〇ちゃん!電車ではプリンセス座りよ!』って言ったらその子ハッとしてめちゃお利口に着席して、えっなに 可愛い なにその プリンセス座り?かわいい おばちゃんもやる」
この、「プリンセス座り」という魔法の一言で、ちょこんと良い姿勢になって、手を膝の上に乗せて背筋をぴんとした感じで姿勢を正したとの事。Natさんによると、見た目未就学児くらいの女の子だったそう。
これを見た人たちからは、「お母さんに拍手」「賢い、しつけ上手のお母様」「このお母様ほんと最高」と、この母親の子育て方法に絶賛の声が。
3~6歳くらいの女の子って、プリンセスとかアイドルキャラが大好きなお年頃。キラキラと華やかな中に、凛とした気高さもあるプリンセスは、ちびっ子女子のお手本ともいえるでしょう。普段の生活の中でも、注意すべき行動をただ叱るのではなく、「プリンセスなら(具体的な行動)をすると思うかな」といえば、効果てきめんだったりして。
男子の場合は、ヒーローものに憧れるお年頃でしょうから、「(好きなヒーロー)のようにカッコよく座ろう」とかいう言葉がけが効果あるのでしょうか?「電車内の正義のために、カッコよく座ろう」とか、ヒーローもの特有の「正義」にも憧れるお年頃でしょうから、これもアリかも??
ただ怒る、怒鳴って叱るという方法って、イマイチ子どもに響かないもの。子どもが好きなキャラや憧れている人物とかになぞらえて、注意すべき行動を普段から抑制できるように、マナーやルールを教えておくとよいですよね(実際、そういうのが一切効かない子も一定数いるので、全員が全員こうなるという訳ではないのですが……)。
この善良な母親による、微笑ましい少女への、子供のしつけ、社会マナー教育だって、ジェンダーフリー、フェミニズムから見れば、年端も行かない少女への女性差別思想の洗脳なのである。
この可愛い微笑ましい「プリンセス座り」の背後には、人類10万年の女性抑圧の歴史がある。
人間は、マジメにやればやるほど、しんどい稼業である。
昔々「黒人と白人が同権? じゃあその内、黒人が大統領になるのか(笑)?」と笑ってたのは、オバマ大統領を産んだ国の話だ。
昔々「女性にも参政権? じゃあ次は、女性の総理大臣かい(笑)?」と笑ってたのは、サッチャー首相を産んだ国の話だ。
「刀を捨てろ? 武士と町人が同じだなんて、納得できん!」と怒っていたのは、たった150年前である。
今でもインドでは「アウトカーストと一緒にするな!」と怒っているのだ。
われわれは、男と女の時代に生まれた。男と男、女と女のラブソングを歌わない時代に生まれた。
しかし、時代は変わる。われわれは、常に、誰だって、何時だって、時代遅れなのだ。
ナザレのイエスは同性愛を許し給うや?~レビ記&ローマ書VSマタイ&マルコ福音書VSログキャビン・リパブリカン #LGBT - 在日琉球人の王政復古日記
に続く。