在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

家庭の児童虐待と学校のイジメ、両方に捜査権と逮捕権を持つ特別司法警察「児童保安官」を設立しよう。

目黒虐待死:立憲が児童虐待関連法改正の素案 - 毎日新聞

2018年6月14日
 立憲民主党は14日の政調会合で、東京都目黒区で船戸結愛ちゃん(当時5歳)が虐待の末に死亡したとされる事件を受け、対策を強化する児童福祉法および児童虐待防止法改正案の素案をまとめた。
 厚生労働省が2019年度までに目指すとしている児童福祉司約550人の増員を前倒しし、増員を約1000人に拡充することが柱。児童相談所間の情報共有の促進策なども盛り込んだ。国民民主党などと改正案の今国会への共同提出を目指す。

 

立憲のやることだから、中身は関係ない。絶対反対!

というネトウヨが、法案を叩きまくりそうである(笑)。

政治闘争の勝利のためには、5歳児の惨殺死体なんか無視だ。

 

明らかに、リベラル左翼な経済政策であるアベノミクス金融緩和を、

安倍ちゃんだから、中身は関係ない。絶対反対!

というパヨクと、好一対である。

 

児童虐待は小手先では解決しない。

200年前のフランス革命から生まれた「人権」なんぞよりもはるかに古い、紀元前、いや文明が生まれる前から、いやサルの時から存在した、親が子に持つ排他的特権「親権」という巨大既得権を解体しない限り、児童虐待を減らすことは不可能だ。

しかし、それはヘタをしたら家族制度の解体にまで行き着く。「美しい日本」の解体でもある。

 

左翼な人権(児童相談所=刑務所=ファシズム=共産主義)VS右翼な親権(家父長制=児童虐待=名誉殺人=保守主義)。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

実は、こっちと、問題は一緒なのである。 

 

いじめ聞き取りメモ、市教委が隠蔽指示 神戸中3自殺:朝日新聞デジタル

2018年6月3日
 神戸市立中学校3年の女子生徒(当時14)が2016年に自殺し、いじめをうかがわせる他生徒からの聞き取りメモがあったのに、市教育委員会の首席指導主事が学校側に指示してメモを隠蔽(いんぺい)していたことが、市教委が委託した弁護士の調査でわかった。遺族にも内容を伝えていなかった。市教委が3日発表した。市教委は関係者の処分を検討している。

 

イジメをやらかす鬼畜外道な加害生徒の「未成年が教育を受ける権利」が、イジメを隠蔽する。

憲法が保障する「教育権」が、イジメ加害生徒と学校と教育委員会の利害を一致させ、共犯関係にする。

教育委員会を叩けば叩くほど、彼らはますます隠蔽に走る。

 

殺人・強盗は警察の責任。地震・台風は気象庁の責任。イジメ自殺は学校・教育委員会の責任。そりゃ隠蔽しますわ。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

虐待をやらかす鬼畜外道な加害親の「子供を保護する権利=親権」が、虐待を隠蔽する。

憲法が保障する「親権」が、児童相談所の手足を縛る。何もできない。

 

虐待親も、イジメ加害生徒も、暴力である。

暴力を壊滅させるには、「それ以上」の暴力しかない。

 

通り魔VS警察~虐待親VS児童相談所~独自に捜査権・逮捕権を持たせるか、警察生活安全部に統合せよ。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

児童虐待を阻止するには、児童相談所に「親権」を超越する捜査権と逮捕権を与え、厚労省麻薬取締官みたいな、警察ならぬ警察・特別司法警察職員「児童保安官」に改組するしかない。

 

児童保安官は、児童虐待の疑いがある家庭を捜査できる。

アンケートとか聞き取りとか生ぬるい話ではない。同意を必要としない、家庭への強制的な家宅捜索、証拠物押収、任意同行、尋問取り調べをも含む「捜査権」である。

そして、児童保安官の判断によって、親の意思を無視して児童を保護できる。

悪質な場合は親を逮捕することもできる。または、警察へ通知して警察に逮捕させる、でもいいだろう。

 

この強大な暴力を持った児童保安官に、家庭の虐待だけでなく、学校のイジメも管轄させればいい。

 

児童保安官は、教育委員会の権限を超越し、外から暴力的に学校に介入できる捜査権と逮捕権を持つ。

生徒も先生も同行・逮捕・尋問できるし、もし隠蔽を見つけたら教育委員会関係者を逮捕すればいいのである。

 

おそらく、この強力な暴力装置の所属=利権を巡って、文科省傘下か、厚労省傘下か、で勢力争いになりそうだが、そこは安倍ちゃんと枝野さんにお任せする(笑)。

 

国家暴力・ファシズムでしか、虐待される子供も、いじめられっ子も、救えない。

情けない話だが、これが現実だ。