在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

#自分の生まれた国を好きで何が悪い ~穴見陽一「いいかげんにしろ」~大西秀宜/おーにっちゃん~RADWIMPS HINOMARU

及川眠子 7月20日『ネコの手も貸したい』発売 on Twitter: "RadwimpsHINOMARU』を聴いた。いい歌じゃん。これの何があかんの? この詞は「命」について歌ってると感じたけどなぁ。左とか右とか、そういう思想で簡単に縛ってバッシングする。アーティストから言葉を奪うな、と私は思う。"

  

この発言で同意できないのは「アーティストから言葉を奪うな」である。

 

まあ「いい歌じゃん」というのも、趣味的には同意できないが(笑)、これは、蓼食う虫も好き好き、感性の違いだからしょうがない。

 

しかし「アーティストから言葉を奪うな」は、趣味の問題ではない。

いや、もちろん「言葉を奪うな」は、原則として、ただしあくまで原則として、正しい。

しかし、なんで「アーティストから」なのか?

自由や権利はアーティスト限定か? アーティストは特権階級か?

アーティストから奪っちゃいけないのなら、アーティスト以外の、一般人からも、政治家からも、ヤクザ者からも、言葉を奪っちゃいけないだろう。

 

東京新聞:自民・穴見議員 がん患者に「いいかげんにしろ」 受動喫煙対策 審議中にやじ:政治(TOKYO Web)

2018年6月22日
 受動喫煙対策を強化する健康増進法改正案の審議中、がん患者が参考人として発言した際に、自民党穴見陽一衆院議員(48)が「いいかげんにしろ」などとやじを飛ばしたことが二十一日、分かった。穴見氏は同日、謝罪のコメントを発表した。衆院厚生労働委員会高鳥修一委員長は穴見氏を厳重注意し、参考人に謝罪文を送ることを決めた。
 コメントで穴見氏は「不快な思いを与えたとすれば、心からの反省とともに深くおわびする」と謝罪した上で「喫煙者を必要以上に差別すべきではないという思いでつぶやいた」と説明した。
 十五日の衆院厚労委で、日本肺がん患者連絡会代表の長谷川一男さんが、屋外の喫煙場所の在り方を語った後、やじをした。長谷川さんは「招かれた場でやじを浴びせられ、悲しく残念な気持ちになった。命に関わる問題を議論する場なのに、議員としての資質が問われる」と取材に語った。
 穴見氏は大分1区選出で、ファミリーレストランを展開する「ジョイフル」代表取締役相談役。大分がん研究振興財団理事も務める。改正案は、客席面積百平方メートル以下の既存飲食店で喫煙を例外的に認めたが、野党やがん患者らは「規制が骨抜きになる」と反発する。ジョイフルのような大手チェーンは面積にかかわらず禁煙となる。
 受動喫煙対策を巡っては、昨年五月の自民党会合で、大西英男衆院議員(東京16区)が「(がん患者は)働かなくていい」との趣旨のやじで、党東京都連副会長を辞任した。自民党では、穴見、大西両氏を含む二〇一二年初当選組は失言や不祥事が多い「魔の三回生」と呼ばれる。

 

野田洋次郎さんは、日本を愛し、それを歌にした。

穴見陽一さんは、喫煙者の権利と商売の自由を擁護し、それを言葉にした。

 

野田洋次郎さんの歌を批判する人がいる。

ナショナリズムの押し付けは御免だ!、歌うな!と怒る人がいる。RADWIMPSへの不買運動もある。

そして野田洋次郎さんは謝罪した。

穴見陽一さんの発言を批判する人がいる。

タバコの副流煙は御免だ!、発言を撤回しろ!と怒る人がいる。ファミレスのジョイフルへの不買運動もある。

そして穴見陽一さんは謝罪した。

 

野田洋次郎さんの歌う権利を擁護する人もいる。

表現の自由だ!言論の自由だ!思想信条の自由だ!言葉を奪うな!国を愛して何が悪い!

だったら、穴見陽一のヤジを飛ばす権利も擁護すべきじゃないのか?

表現の自由だ!言論の自由だ!思想信条の自由だ!言葉を奪うな!タバコを愛して何が悪い!

 

穴見陽一さんの「いいかげんにしろ」が、言葉として無礼ならば、

HINOMARUの歌詞「僕らの燃ゆる御霊」だって、自分自身に「御」という敬語を付けるのか?、御霊は原則死者だから僕らはすでに死んでいることになる、などなど、日本語の用法・日本文化として破綻している。

 

穴見陽一さんのヤジが不愉快な人もいる。

ならば、HINOMARUが不愉快な人もいる。

不愉快ならHINOMARUを聞くな。

ならば、不愉快なら政治に興味を持つな。

愛国は自然の感情だ。

ならば、愛煙も自然の欲望だ。

タバコは人間の害になる。人を殺す。ニコチンは依存症を引き起こす毒物だ。

ならば、国家権力だって人間の害になる。人を殺す。ナショナリズムは依存症を引き起こす毒物だ。

 

CNN.co.jp : W杯観戦のイングランドファン、ナチス式敬礼 動画浮上で捜査

2018.06.22 Fri
(CNN) サッカー・ワールドカップ(W杯)が開催中のロシアのバーでイングランドのファンがナチス式敬礼を行ったり、ユダヤ的な歌を口にしたりする様子を捉えた動画が浮上し、英警察が捜査に乗り出していることが22日までに分かった。
報道によれば、動画はロシアのボルゴグラードで撮影されたもの。ボルゴグラードでは18日、イングランドにとってW杯初戦となるチュニジア戦が行われていた。
ロイター通信によると、W杯対策を指揮する英警察幹部は「動画に見られる忌むべき行為は全く容認できず、許されない」と強調。捜査チームが既に関与者の特定を急いでおり、あらゆる適切な対応を取っていく見込みだと明らかにした。
タブロイド紙サンが公開した動画では、イングランド・プレミアリーグのクラブ、トッテナム・ホットスパーユダヤ系の伝統をあざける声や、第2次世界大戦中にナチス・ドイツの集会で使われた「ジークハイル(勝利万歳)」の言葉を叫ぶのが聞こえる。

 

表現の自由、思想信条の自由はどこへ行ったのか? 

自由に例外があるのか? ナチスだけ例外か? 他には例外はないのか?

 

きゃりーぱみゅぱみゅ on Twitter: "なんでも文句言ってくる姑みたいな大人にだけはなりたくない"

  

書くのは簡単だが、発音が難しい(笑)きゃりーぱみゅぱみゅちゃんは、イングランドフーリガン(チンピラヤクザ)の「ジークハイル」の自由を擁護してくれるのだろうか?

それとも、イングランドフーリガンを差別し、表現の自由を弾圧するのか?

 

最初に戻る。 

自由や権利はアーティスト限定か? アーティストは特権階級か?

アーティストから奪っちゃいけないのなら、アーティスト以外の、一般人からも、政治家からも、ヤクザ者からも、言葉を奪っちゃいけないだろう。

 

さらには、彼ら彼女らからも、言葉を奪っちゃいけないはずではないか。

 

地震デマは表現の自由じゃないの?~シマウマ、京セラ、在日外国人、三浦瑠麗スリーパーセルVS軍歌? RADWIMPS HINOMARU - 在日琉球人の王政復古日記

しかし。根本的に疑問が消えない。

地震デマだって、場末の無名アーティスト(笑)たちの「表現の自由」じゃないの?

なんでもいい。なんでもいいが、理屈の通った基準を決めてもらいたい。

RADWIMPSHINOMARU
亜無亜危異「東京イズバーニング」 ←古くて、すいません(汗)。
ホテルの広告「女の子はプリキュア 男の子は仮面ライダー
西鉄の広告「無防備力も、女子力なんだと 思います。」
尾田栄一郎「ワンピース」の唐揚げ、横井庄一氏、小野田寛郎氏。
夏目雄大「ブスに人権はない」「妊婦さんに膝カックンして絶望させる遊び」
是枝裕和万引き家族
三浦瑠麗たんの「北朝鮮スリーパーセル@大阪」発言。
@mine_time2010「二度目の人生を異世界で」「姦国」「厨国」「蟲国」
小学館コロコロコミック」チンギスハンにチンコ落書き。
産経正論新風賞受賞小川榮太郎、事実なし&想像と推理だけの朝日新聞批判。

などなどと、

地震デマ
「京セラドーム大阪の屋根に亀裂が入っている」
京阪電車が脱線している」
「シマウマが脱走」
「在日外国人の窃盗・強盗にはくれぐれも注意を」
「外国人は地震に慣れていないから真っ先にコンビニ強盗を始めるか空港に殺到する」

の違いって何? つーか、違いがあるの? 一緒じゃね?

  

「いいかげんにしろ」は表現の自由じゃないのか?

ジークハイル!」は表現の自由じゃないのか?

「シマウマ脱走」「在日外国人強盗」は表現の自由じゃないのか?

「誇り高くこの身体に流れゆくは気高きこの御国の御霊」は表現の自由じゃないのか? 

 

「無防備力」は軍歌なのか?西鉄は反日か?言葉狩り(笑)から表現の自由(笑)を守れ!~RADWIMPS HINOMARU ワンピース 横井庄一 夏目雄大 二度目の人生を異世界で - 在日琉球人の王政復古日記

 

昭和平成歌合戦~ RADWIMPS HINOMARU / 亜無亜危異 東京イズバーニング / FUCK YOU音頭 ~表現の自由(笑) - 在日琉球人の王政復古日記

 

表現の自由(笑) #RADWIMPS #HINOMARU #夏目雄大 #万引き家族 #是枝裕和 #尾田栄一郎 #ワンピース #ONEPIECE 横井庄一 小野田寛郎 - 在日琉球人の王政復古日記

 

#三浦瑠麗 #スリーパーセル #ワイドナショー 三題噺「北朝鮮、大阪、テロリスト」。オチは「在日コリアン」。 #朝生 - 在日琉球人の王政復古日記

 

国を愛して何が悪い!(反日売国が嫌いで何が悪い!)

タバコまたは商売を愛して何が悪い!(禁煙運動または商売への規制が嫌いで何が悪い!)

ナチズムを愛して何が悪い!(ユダヤ・有色人種が嫌いで何が悪い!)

 

「国」も「タバコ」も「ナチズム」も問題だが、「愛」だって問題である。

 

#自分の生まれた国を好きで何が悪い

  

愛する対象だって、なにも、国、タバコ、ナチズムだけではない。

アイドルを愛して何が悪い! 

  

AKB48元メンバー、岩田華怜さんにつきまとい行為 ストーカー規制法違反容疑で42歳男を逮捕 - 産経ニュース

2018.6.19
 人気アイドルグループ「AKB48」の元メンバーで女優の岩田華怜さん(20)につきまとい行為を繰り返したとして、警視庁人身安全関連事案総合対策本部は19日、ストーカー規制法違反容疑で、東京都江戸川区の職業不詳、大西秀宜容疑者(42)を逮捕した。大西容疑者は調べに対して「逮捕状の内容には事実もあるし、事実でないところもある」と供述しているという。
 同本部によると、大西容疑者は岩田さんがデビューした直後の平成24年ごろからファンになり、25年に握手会会場でプロポーズ。岩田さんが断り、事務所が近づかないよう注意したところ、大西容疑者はブログに岩田さんの家族を脅迫する文章を書いた上、出演イベントでつきまとい行為を繰り返したという。
 岩田さんから相談を受けた警視庁は、大西容疑者に口頭や書面での警告を複数回行ったが、大西容疑者はブログに「愛は邪魔されると逆に燃え上がる」などと投稿。その後も、出演舞台の会場を訪れるなどしたため逮捕された。
 逮捕容疑は4月に岩田さんが出演する舞台の会場に押し掛けるなどストーカー行為をしたとしている。

 

アイドルを愛して何が悪い! 

悪くない。心の中で思ってるだけなら、誰にも迷惑がかけないから、悪くない。

国を愛して何が悪い! 

悪くない。心の中で思ってるだけなら、誰にも迷惑がかけないから、悪くない。

  

でも、アイドルに「オレの好み通りに変われ!」「オレだけのモノになれ!」と要求しだすと、話がややこしくなる。 

国に「オレの好み通りに変われ!」「オレだけのモノになれ!」と要求しだすと、話がややこしくなる。 

 

国を愛してる。でもそれは、現状の国をそのまんま愛している、という意味か? 

じゃあ例えば、国の構成要素「憲法」も、現在の憲法をそのまんま愛しているのか?

いやいや、亡国憲法は嫌いだ!変えたい! 安全保障体制など国家の根幹も、オレの好みに変更したい。

そうなると厄介になる。

だって、国には、あなた以外のたくさんの他人も関わっている。

彼らの欲望は、あなたの欲望と一致しない。

 

「御霊とかそういう表現が似合う国が好きだ(つまりは、そういう国に改革したい)」という表明は、

「御霊とかそういう表現が似合う国は、鬱陶しいので勘弁してください」という反発を生む。

そこを理解してくれないと、愛国は、国の分断をもたらす。

 

アイドルを愛してる。でも、もっと俺好みにしたい。独占したい。オレの嫁さんになって欲しい。

そうなると厄介になる。

だって、アイドルには、あなた以外のたくさんのファンがいるし、そもそもアイドル自身にも意思がある。

他のファンやアイドル本人の意思は、あなたの欲望と一致しない。

 

「オレの嫁さんになれ!」 という表明は、

「そういうのは勘弁してください」という反発を生む。

そこを理解してくれないと、アイドルファンは、ストーカーになってしまう。

 

芸能人に対する基地外ストーカーなんて、AKBが初めてではない。

昭和の美空ひばりの時代から、いやいや、江戸時代の歌舞伎役者・吉原遊郭の時代から、ストーカーはいた。

美空ひばりを狂ったファンから守ったのが、三代目山口組であり、

花魁を狂った客から守ったのが、忘八者/忘八者である。

 

民事不介入(警察&釈迦)VS民事介入(ヤクザ&亡八/忘八)~アイドル、AV女優、風俗嬢、江戸遊郭。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

HKT48ストーカー44歳~欅坂46発煙筒24歳~竹原ピストル「お前、もういい大人だろ?」 - 在日琉球人の王政復古日記

 

警察はストーカー規制法で逮捕する。時間がかかる。すぐに自由になる。

ヤクザなら、もっと迅速に、もっと物理的(汗)に、もっと医学的に(汗汗)「解決」したのである。

 

芸能界や風俗からヤクザの影が消えないのは、そういう業界が、警察では解決できないトラブルを抱え、ヤクザの暴力を必要にしているからだ。

 

「愛こそ害悪。人間を不幸にする」という、釈迦の論理は正しい。

「愛こそすべて」という、ジョン・レノン(源流はナザレのイエス)の直感は、残念ながら、大きな間違いであり、世の中の不幸の大半は、このカン違いから発生している。

 

 「好きで何が悪い?!」~釈迦なら即答する「悪いに決まってんじゃん」。