「たばこは薬物だ」発言の郡山市長にJTなどが撤回求める - 産経ニュース
2018.7.10
「たばこは薬物」などと発言した福島県郡山市の品川万里(まさと)市長に対し、日本たばこ産業(JT)東北支社や郡山たばこ販売協同組合など関係10団体は10日、発言撤回を求める意見書を同市長に提出した。
品川市長は先月4日、市を訪問した日本禁煙学会関係者に「たばこは嗜好(しこう)品ではなく薬物だ」と発言し、市議会で反発や謝罪を求める意見が相次いでいた。
同市役所では各団体から8人が「市長の発言は遺憾。撤回と謝罪を求める」などとする意見書を品川市長に手渡した。品川市長は「これまでの議会での答弁をごらんいただきたい」と述べ応じなかったという。
同社の筑摩秀康郡山支店長は「市長の発言にはがくぜんとした。市内には何万人もの愛煙家がいるが、一般的に『薬物』という言葉は、違法であるかのような受け止めをされる。今後、どう対応するか検討していきたい」と話した。
同市は、昨年6月に市関連施設の敷地内全面禁煙を柱とする「受動喫煙防止対策指針」を策定、約600カ所で灰皿の撤去や喫煙所閉鎖に踏み切っている。10団体は敷地内全面禁煙の方針の見直しも求めた。
郡山市長も、JTも、どっちも、半分、間違っている。
「いや、安倍晋三は、内閣総理大臣じゃない! 自民党総裁です」
大丈夫か? どっちも。
私は琉球人で男性だ。琉球人だからといって男性ではないことにはならない。双方は同時に成立する。
タバコは、薬物だ。依存性薬物だ。
しかし、薬物だから、嗜好品ではない、ことにはならない。
タバコのニコチンは依存性薬物であり、かつ、嗜好品だ。
というか、薬物の効用がない、嗜好品なんかほとんどない。
嗜好品は、薬物的に依存症を生むから、脳みそに直撃するから、嗜好品になる。
酒(アルコール)も、茶もコーヒー(カフェイン)も、砂糖も、大麻も、覚せい剤も、コカインも、ヘロインも、依存症の強度や、副作用・健康被害の強弱はあるが、全て、依存症を発生させる薬物であり、つまりは、脳みそに化学的な刺激を与えるから、だからこそ嗜好品になるのだ。
依存性のある薬物だからダメ!なら、酒も茶もコーヒーもダメだろう。
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さらに、依存症は、化学的とは言いにくい、精神的依存症もある。
摂取できるカロリーは変わらないから、日本人は今日からコメ禁止、主食は全部トウモロコシね、と言われても、生きてはいける。生きてはいけるが、コメが食いたくてストレスが溜まるだろう。
しかし、平均的アメリカ人には、そんな依存症はないだろう。一生コメが食えなくても困らない。
つまり、平均的日本人にとって、コメは、文化的に、慣習的に、依存性薬物に近い。
逆に、メソアメリカのトウモロコシ常食者に、今日からコメね、と言ったら、彼らも困る。彼らにとっては、トウモロコシが「ソウルフード=依存性食品」なのだ。
さらに、コメも、トウモロコシも、生肉や木の実を食って生きてきたホモサピエンスにとっては、過剰摂取で病気になる甘すぎる高カロリーの毒物であり、タバコと同じなのだ。
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タバコなんて、無くても、生きてはいける。
コメなんて、無くても、生きてはいける。
日本人も、最初からコメを食ってなければ、コメが無くても平気だが、コメを食ってしまったら、美味しいと思ってしまったら、コメがないと困るようになる。
タバコも、吸ってなければ、一生必要ない。しかし、一度吸ってしまえば、美味しいと思ってしまえば、タバコは必要になる。
残るは、依存症の深刻さと、健康被害の深刻さである。
茶やコーヒーや砂糖は、比較的、軽微である。
だいたいにおいて、依存症と健康被害が軽いモノが合法になり、依存症と健康被害が大きいモノが非合法になる。
しかし、これも文化によってズレがある。
医学的には、タバコやアルコールよりも、大麻の方がマシなのだ。
社会安全的にも、大麻を解禁しても、禁酒にすれば、少なくとも、交通事故は減るだろう。
しかし、文化的に付き合いの深いアルコールは合法で、文化的にメインではない大麻は排除される。
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タバコが依存症薬物でなければ、そもそも嗜好品にはならない。
コーヒーが依存症薬物でなければ、そもそも嗜好品にはならない。
トウモロコシがあっても、コメが欲しいという欲望も、依存症であり、嗜好品的欲求なのだ。