在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

外国人労働者移民永住を決めたのは岸田政権じゃなく2018年安倍政権「移民&家族ダメ」→「永住&家族OK」

これが、「たった8ヶ月」の間に決まった(変わった)安倍政権の方針だ。

 

外国人労働者の就労拡大 首相が検討開始を指示 単純労働者の増加には懸念も(1/3ページ) - 産経ニュース

2018.2.20
(略)
 どの業種を緩和の対象とするかは、ITを使っても生産性を向上させられないか、高齢者や女性の活用でどこまで補えるかなどを判断基準とする。国籍取得を前提とする「移民」につながらないよう、在留期間を制限し、家族の帯同も基本的に認めない。
 首相が外国人労働者の受け入れ拡大の検討を指示したのは、深刻な人手不足を補うには優秀な海外人材にも門戸を開く必要があると判断したからだ。ただ、既に外国人労働者数は120万人を超え10年で2倍以上。なし崩し的に受け入れを拡大すれば、肝心の若者の雇用が失われかねず、まずは日本人向けの環境整備が重要だ。
(略)
今回の会議では、受け入れを一定の技能を持つ人に限り増加に歯止めをかける方針が示されたが、今後、単純労働者の増加につながり治安も悪化するのではと不安視する声は根強い。

 

【骨太方針素案】外国人労働者拡大へ新資格 最長10年在留可能に - 産経ニュース

2018.6.5
(略)
 政府が検討する受け入れ策によると、農業、建設、宿泊、介護、造船の5分野を対象に、業界ごとに実施する技能と日本語の試験に合格すれば最長5年の新たな在留資格を取得できる。外国人技能実習制度(最長5年)の修了者は試験を免除。技能実習制度から移行した場合は計10年間の滞在が可能となる。
 骨太方針では、新制度を「移民政策とは異なる」と強調。「家族の帯同は基本的に認めない」とも明記したが、新資格で在留中に高度人材と認められれば専門的・技術的分野の資格へ移行でき、本人が希望する限り日本で働き続けられ、家族帯同も可能となる。
 ただ、日本語能力の不足などから生活保護を受けている外国人は28年度に過去最多を記録。高額な仲介料を徴収する紹介業者も横行している。骨太方針では「的確な在留管理・雇用管理を実施する」と掲げたが、なし崩し的な外国人労働者の受け入れ増とならないよう厳格な対応が求められる。(桑原雄尚)

 

熟練技能者は永住可能に 外国人受け入れ法案骨子 - 産経ニュース

2018.10.11
 外国人労働者の受け入れ拡大に向け、政府が秋の臨時国会に提出予定の入管難民法などの改正案骨子が11日、判明した。受け入れが必要な業種で、知識や経験など一定の技能が必要な業務に就く「特定技能1号」と熟練技能が必要な業務に就く「特定技能2号」という在留資格を新設する。
 1号は在留期限が通算5年で家族帯同を認めないが、2号は事実上永住を認め、配偶者と子供の帯同も可能とする方針だ。資格は定期的に更新し、取り消しもあり得る。
(略)

 

書いてるのは産経新聞フェイクニュースだと言うのなら、文句は産経へ。

 

2018年2月。

移民は認めない!在留期間制限!家族帯同禁止!

2018年2月の内閣総理大臣安倍晋三さん。

 

2018年6月。

移民は認めないが、本人希望で在留期間無制限。家族帯同もOK。

2018年6月の内閣総理大臣安倍晋三さん。

 

2018年10月。

移民は認めないが、永住は認める。家族も永住OK。

2018年10月の内閣総理大臣安倍晋三さん。

 

同じ人間が、同じ年に、決めた方針である。

確固たる信念・思想があるとはとても思えない。健忘症の心配がある。

 

最終防衛ラインがどこにあるかもわからない。撤退に次ぐ撤退。

この調子なら、近いうちに、単純労働も、永住OK、家族帯同OK、子孫も永住、になるだろう。

おそらく、これ以上は認めない、最終防衛ラインは「参政権」(選挙権・被選挙権)あたりか。つまり在日朝鮮人在日韓国人とほぼ同じ。

在日朝鮮人在日韓国人帰化が増えてどんどん減少しているが、ここで新たにベトナムインドネシア支那から「ニュー特別永住者」の誕生だ。

 

しかし、その最終防衛ラインも守れるかどうか非常に怪しい。

 

【主張】外国人労働者 拙速な拡大は禍根を残す 人数や業種に歯止めかけよ - 産経ニュース

(略)
 1993(平成5)年末には永住者は4万8千人だったが2017(29)年末は15・6倍の74万9千人に達した。さらに増えてくれば地方参政権を求める声も高まるだろう。これを認めれば、人口が激減する地域で永住者の方が多くなる危うさもはらむ。
(略)

 

誤解の無いよう書くが、

移民に賛成・反対ではない。
永住に賛成・反対ではない。
単純労働に賛成・反対ではない。
参政権に賛成・反対ではない。
そんな高尚なお話はしてない。そのレベルは百万光年(笑)早い。


そもそも、オマエに「外国人労働者」に対する基本的な信念はあるのか? 
なんで、ここまでコロコロ変われるのか? 変えて平気なのか? 
何でもいいのか? どうでもいいのか?
オマエの神経はどういう構造なのか? 
結局、オマエにとって「日本」とは何なのか?  
という、幼稚園レベルの話である。

 

さらに噴飯なのは、日本を護る、はずのネトウヨさんの態度だ。

安倍ちゃん以外の首相ならば、自民党以外の政党ならば、大騒ぎしてネットで反対運動しているはずのネトウヨさんは、自分たちが絶対認めないはずの移民政策・永住政策も、安倍ちゃんがやれば、ダンマリ&スルーである。

護りたいのは、日本なのか?、安倍ちゃんなのか?、どっち? 

 

こういうの、昔もあった。

盧溝橋事件。戦線拡大は認めない!認めない!→泥沼の全面戦争。

ガダルカナル。戦力逐次投入→全滅。撤退ではない!「転進」だ!

戦争の最初の目的だった「大東亜解放」なんて、もはや誰も覚えていない。

本土空襲で国体護持が精いっぱい。

 

こうなることは予想していたが(笑)、ここまでズルズルとは思わなかった。

 

大坂なおみ~黄色一色サッカー日本代表VS半分黒いベルギー代表~パリのスパイダーマン~安倍首相「移民じゃない外国人労働者」 - 在日琉球人の王政復古日記

 

安倍ちゃんを支持するネトウヨは、これでいいのか? 大丈夫か?

安倍ちゃんが嫌いなパヨクも、これに賛成か?それとも反対か?