在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

「靖国ナシ」だが「尖閣明記」~もし同じ内容を、民主党政権で出してたら、非難轟々大炎上だったな(笑)~日中首脳会談決定。

これが譲歩か?譲歩でないか?、最も的確に客観的に判定する方法があるのだ。

  

もしも、民主党政権時代に、野田さんや菅さんがこういう外交文書作って、日中首脳会談やっていたとしたら、、、

貴方はそれを「日本側の譲歩」と思いましたか?思いませんでしたか?、

貴方は民主党を批判しましたか?批判しなかったですか?

 

ほら、自分自身にはウソはつけないでしょ?

あ、つけるか。平気で(笑)。

 

中間選挙敗北で余裕が無くなったオバマさん待望(笑)の、日中首脳会談をやることになったみたいね。

 

安倍ちゃん、「尖閣」と明記した外交文書を出したか。

逆に「靖国」という単語を書くのは何とか回避したようだけど。

 

でも、「靖国」と「尖閣」なら、「尖閣」を守ったほうが良かったような気もするが、それは琉球人だからそう思うだけか(笑)。

 

正確を期すために、外務省サイトから。

 

日中関係の改善に向けた話合い | 外務省

日中関係の改善に向けた話合い 平成26年11月7日

 日中関係の改善に向け,これまで両国政府間で静かな話し合いを続けてきたが,今般,以下の諸点につき意見の一致をみた。

1 双方は,日中間の四つの基本文書の諸原則と精神を遵守し,日中の戦略的互恵関係を引き続き発展させていくことを確認した。

2 双方は,歴史を直視し,未来に向かうという精神に従い,両国関係に影響する政治的困難を克服することで若干の認識の一致をみた。

3 双方は,尖閣諸島東シナ海の海域において近年緊張状態が生じていることについて異なる見解を有していると認識し,対話と協議を通じて,情勢の悪化を防ぐとともに,危機管理メカニズムを構築し,不測の事態の発生を回避することで意見の一致をみた。

4 双方は,様々な多国間・二国間のチャンネルを活用して,政治・外交・安保対話を徐々に再開し,政治的相互信頼関係の構築に努めることにつき意見の一致をみた。 

 

この文書を「日本側の譲歩」と見るかどうかで意見が分かれているようだ。

 

東京新聞は「譲歩」と明記 。朝日新聞は「異例」と匂わせる。

産経新聞と読売新聞は「譲歩じゃない!、って石破さんは言ってます」と、自社の見解は明らかにせず。うまい!

ネットでは、安倍支持派は当然「譲歩ではない」。アンチ安倍は「譲歩だ譲歩だ」。

 

個人的には「尖閣」と明記してしまった時点でアレだと思うけど。

もちろん、靖国もナシ、尖閣もナシ、じゃ習さんも妥協できんから、落とし所としてはしょうがないとは思う。ま、安倍内閣も外務省も譲歩とは絶対認めないしね。双方の面子が立つ形で「灰色」にするのが外交ではある。

ただ解釈は国内メディアや海外メディアの自由なわけで。

 

しかし、日本近海で支那のサンゴ密漁船がウヨウヨ(←右翼という意味じゃないよ)してる最中に、こんな文書を出しても、あんまり叩かれない安倍ちゃんって、日本国民に、というかネット住人にホント愛されてますな。

これも安倍ちゃんと、野田さん菅さんの「人徳の差」というヤツだな(^o^)。

何より株価も上がってるしね。これはホント重要。