在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

【おめでとう!】ジュノンボーイに“史上初”沖縄出身のグランプリ!~思想は細部に宿る(笑)。


ジュノンボーイに16歳の西銘駿“史上初”沖縄出身のグランプリ | ORICON STYLE

 俳優・伊藤英明小池徹平溝端淳平ら数々の人気タレントを輩出した『第27回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』の最終選考会が23日、都内で開催され、グランプリに沖縄県出身の16歳、高校2年生の西銘駿(にしめしゅん)が選ばれた。同県出身者のグランプリは史上初。応募総数は1万3520人だった。 

 

オメデタイ(←あ、いや、そういう「意味」ではないよ。純粋な意味で書いている。難しいなあヤマト言葉は)話ではあるが、紹介内容が少々不思議(笑)である。

「“史上初”沖縄出身」って紹介の仕方はなんか変な感じはしないのか?

 

例えば、他の地域出身者の場合でも、例えば「“史上初”島根出身」とか「“史上初”山形出身」とか、そういう書き方をするのだろうか?

 

逆に、優勝者が、朴XXクンだった場合は、“史上初”外国人」とか“史上初”在日コリアン」とか、そういう紹介はぜんぜんおかしくなさそうである。

 

 この他、準グランプリは阿久津仁愛(あくつにちか・中2・13歳)、審査員特別賞は田川隼嗣(中2・13)、フォトジェニック賞は千葉冴太(高2・17)が受賞。協賛社特別賞のロッテ小梅賞に田川、AOKI賞に千葉、明色美顔ボーイ賞に田中諒(高2・17)が選ばれた。 

 

阿久津くん、田川くん、千葉くん、田中くんたとは、いったいどこの都道府県の出身なんだろう? なぜ出身地を書かないのか?

 

高校野球や大相撲の場合なら、都道府県名を添えるのが普通である。

もちろん、ジュノンがもともとそういう風習ではない、というのもぜんぜんおかしくはない。

 

が、だったら、なおのこと、なんでグランプリ西銘くんだけ、出身地を強調し、しかも“史上初”と、さも、グランプリ西銘くんのパーソナリティーにとって、出身地が重要な要素である、かのように紹介されたのであろうか?

 

西銘はパフォーマンス審査で地元・沖縄の民族舞踊「エイサー」を披露した。

 

徳島県人が阿波踊りを踊ったら、「民族舞踊」と表現するのだろうか?

青森県人が津軽三味線を叩いたら、「民族楽器」と表現するのだろうか?

愛知県人は、味噌煮込みうどんを「郷土料理」と呼ばずに、「民族料理」と表現するのだろうか?

 

まさか、ひょっとして、「沖縄県」って、岩手県新潟県広島県などとは、《意味合い》が異なるのか?

 

・・・・・


もちろん、私はこの記事を書いたライターに、心の底から【感謝】している。

 

こういう小さな積み重ねが、私の遠大な「目標」への着実な一歩となるのだ。

 

あのアイルランドですら実現までに600年もかかった。だったら、格段に能力の劣る琉球なんだから少なくともあと200年は覚悟せねばならない。

 

書かれたライターの方、貴方は琉球ナショナリズムの振興に大いに貢献された。

王政復古準備委員会」から表彰したい。今年のグランプリだ。