在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

《世界記憶遺産》「東寺百合文書」を無視して、「南京事件」ばかり大騒ぎする連中は、伝統だの歴史だの語る資格ゼロ。

シベリア抑留、記憶遺産 国宝「東寺百合文書」も (産経新聞) - Yahoo!ニュース

 中国が申請した「南京大虐殺文書」も登録された。内容は当時の日記や写真、旧日本軍の戦争犯罪を裁いた南京軍事法廷の記録文書などとされる。

 中国は国際機関の“お墨付き”を得たとして、歴史認識問題で日本への攻撃を強めるとみられる。同様に中国が申請していた「慰安婦関係資料」は登録が見送られた。

 菅義偉官房長官は10日、「南京大虐殺文書」の登録について「わが国の懸念がユネスコ関係者に十分理解されず登録されてしまったことは極めて遺憾だ。わが国として、ユネスコ事務局との協力のあり方について見直しを検討しなければならない」と述べた。「(記憶遺産の)政治利用を未然に防ぎ、公平性や透明性が確保されるよう改善を強く求めていく」とも語った。都内で夕刊フジのインタビューに答えた。

 シベリア抑留資料は、京都・舞鶴港に引き揚げた人々の手記などで、舞鶴引揚記念館(京都府舞鶴市)が所蔵する570点。ヒット曲「岸壁の母」のモデル、端野いせさん(故人)が息子に宛てた手紙や、抑留者がシラカバの皮に心情をつづった「白樺(しらかば)日誌」も含まれる。

 東寺百合文書は、京都市東寺に伝えられてきた奈良から江戸時代の約2万5千通に及ぶ寺院運営に関する古文書。足利義満の直筆や織田信長の印が入った文書もある。

 

結局、アンタらは、ただ【今の】政治が大事なだけで、ハッキリ言えば、日本の歴史や伝統なんて、どーもイイんだよ(笑)。 

歴史に対する興味だの関心だのハナクソほども無いんだよ。

 

国連の世界記憶遺産に「東寺百合文書」「シベリア抑留関連資料南京大虐殺文書」が選出されたらしい。

しかし、ナンなんだ? ニュースにおける、この扱いの「落差」は。

 

皆さん南京事件にばっかり話題集中で大騒ぎ、お次はシベリア抑留で、東寺百合文書のことなんて誰も話題にしない。

 

ナニが「歴史ブーム」だ(笑)。馬鹿馬鹿しい。

 

東寺百合文書」「シベリア抑留関連資料南京大虐殺文書」の内、日本にとって最も重要なのは、いや世界史レベルで見ても、東寺百合文書の価値が圧倒的であり、そもそも他の2つとは比較にならない。

歴史的価値として、百合が横綱クラスなら、シベリアも南京もフンドシ担ぎである。

奇跡のアーカイブ・東寺百合文書こそは、この日本が世界に自慢できる「宝」であり、文字通りの「記憶遺産」だ。

 

シベリアも、南京も、たかが大東亜戦争という十年程度の戦争の「初め」と「終わり」のエピソード、というだけの話ではないか。

東寺百合文書には、平安から江戸時代にかけて、戦争だけでいっても、源平、元寇南北朝、応仁、天文法華、関が原、大阪の陣ほか幾百もの戦い、他に、京都の政治動向、中世の経済構造、日本社会の変貌、その時代に生きた人々の肉声、などなど、何百年ものアーカイブがテンコ盛りなのである。

皆さんは戦争が大好きだが、そこに流された血と汗と涙の量からいっても、1000年近い東寺百合文書の方が、たった数年のシベリアや南京より何百倍も長くて深い。

 

もしも東寺百合文書が消失していたら、日本の中世史研究はスカスカのボロボロである。何も解らない、マトモな教科書すら書けない。

日本の歴史とは、大東亜戦争のことではないし、明治維新で始まったわけでもない。戦国大名だけが歴史の主人公でもない。幕府は江戸だけではない。将軍も徳川さんだけではない。

中世というセンス・オブ・ワンダーな時代を無視して、この国の歴史は語れないのである。

 

大げさに言えば、東寺百合文書こそが「日本」なのだ。