在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

アメリカ大統領選挙~レッドステイツでもブルーステイツでも人気1位のトランプ。「オヤジ」が足りないルビオ。

民主党   全国 NH SC 地 派閥 血  信仰   

ヒラリー_ 全50 N41 S62 東 ワ左 女 メソ  
サンダース 全36 N54 S33 東 RL ユダ ユダ

共和党   全国 NH SC 地 派閥 血  信仰
トランプ_ 全30 N31 S36 東 ポピ プ白 長老

クルーズ_ 全21 N12 S20 南 宗保 ヒス 南バ
ルビオ__ 全18 N14 S13 南 ワ右 ヒス カト
カーソン_ 全08 N03 S09  宗保 黒人 SA

ブッシュ弟 全04 N11 S10 南  プ白 カト

クリスティ 全03 N05 S02 東  イタ カト

ケーシック 全04 N13 S02   プ白 聖公

フィオリナ 全03 N05 S02 西 ポピ  長老  

独立            地 派閥 血  信仰
ブルームバーグ       東 リバ ユダ ユダ 

ワシントン派、ラジカルリベラル、宗教保守、リバタリアン、ポピュリスト~アメリカ大統領選挙候補「五大派閥」。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

NH=ニューハンプシャーは、民主党はサンダースで鉄板、共和党はさすがにトランプか。

 

でもここは、東海岸の北の端っこ。しかも小さい。アメリカ全体3億人のトレンドから言えば、異端である。

そういう意味では、前回のアイオワ、次回のサウスカロライナのほうが、アメリカ全体の意見に近い。

 

アイオワで2位に落ちたトランプはもう終わり」という意見が、アンチ・トランプ派、特に共和党支持派(笑)から流されている。

確かにアイオワ以降、支持率は全国レベルで下落している。

 

しかし、トランプの真の強さは「その人気に地域差がほとんどない」ことにある。

 

民主党では全国人気のヒラリーですら、リベラルが「強すぎる」ニューハンプシャーでは1位を取れない。しかしトランプはリベラル州でも1位だ。

 

中部・アイオワ、南部・サウスカロライナと異なり、東海岸ニューハンプシャーでは宗教保守は弱い。だからクルーズもカーソンも劣勢である。草の根パワーの宗教保守は強い。強いが、地域によってムラが激しいのも事実だ。

 

しかしトランプは、民主党が強い青い州=ブルーステイツでも、共和党が強い赤い州=レッドステイツでも、宗教保守が強い州でも、弱い州でも、東海岸でも、中西部でも、どこでもまんべんなく人気があって、ほとんど1位なのだ。

だから、まだまだ当分、共和党はトランプに引っ掻き回されるだろう。

 

逆に、トランプの弱さも「その人気に地域差がほとんどない」ことにある。

アメリカ全体の「ふわっとした民意」に乗ってるので、他の誰かが、その「ふわっ」をつかんだら、トランプは一気に落ちる。ダメになる時は、1部の州でダメになるのではなく、全国で一気にダメになるだろう。

ただ、その「ふわっ」を奪えそうな候補が、今のところ、共和党にも民主党にも見当たらない。

 

サンダースは「地域限定商品」すぎるし、ヒラリーも敵が多いし、クルーズは宗教色が強すぎるし、となると、可能性は、確かに、あんまり色が付いてないルビオだ。

 

狂気の3トップ、トランプ、クルーズ、カーソン。ブッシュ弟絶望?希望の星ルビオ~民主党ヒラリーが嫌いでも、共和党じゃヤバイ(笑) - 在日琉球人の王政復古日記

唯一のプロ・ルビオが生き残っても、アマには勝てない。
というか、ルビオだって、プロの中では一番アマっぽい人だし。

 

アメリカ大統領選挙~アイオワ:民主党サンダースは共和党トランプより支持率が高い~ニューハンプシャー:ケーシックが2位! - 在日琉球人の王政復古日記

保守系に分類される日本の政治評論家や、共和党贔屓の産経新聞なんかが、「最後はルビオが出てくる」とルビオ待望論を主張していたが、あれば客観的予想というよりは、主観的希望、願望、祈り(笑)に近い。

 

しかし、ルビオちゃん、前々から、個人的に、イマイチなのだ。

「経験の浅いロムニー」というか「カリスマ性のないオバマ」というか。

 

共和党TV討論会でルビオ議員苦戦、ライバル候補の厳しいけん制で (ロイター) - Yahoo!ニュース

6日にABCニュースが主催した米大統領選の共和党候補者によるテレビ討論会で、マルコ・ルビオ上院議員はライバル候補の厳しいけん制を受けて苦戦した。党指名獲得への第2戦となる9日のニューハンプシャー州予備選挙で、不動産王ドナルド・トランプ氏の有力な対抗馬となる可能性が後退し、他の候補が浮上する余地を与える結果となった。
討論会の冒頭、ニュージャージー州のクリスティー知事から1期目の議員で経験が浅いことを批判されたルビオ氏は、かねて街頭演説で使ってきたお決まりの文言を繰り返すしかなく、前回までの滑らかな口調とは対照的に、初めて動揺した居心地の悪い表情をみせた。
ルビオ氏は反論したものの、クリスティー知事に「それが問題だ。大統領であれ、知事であれ、暗記した30秒のセリフを語るだけでは何の解決にもならない」と切り返された。

 

民主党=ワシントン左派なら、ケネディのように、オバマのように、「若さ」だけで突っ走れる。 

 

しかし、ルビオの属する共和党主流派=ワシントン右派は、「若さ」じゃダメなんだと思う。経験をつんだ、どっしりと構えた、信頼できる「オヤジ」性が必要なのだ。

 

アメリカ大統領選挙~ドナルド・トランプを巡るアメリカ版「ネトウヨVS保守派言論人」の内ゲバ。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

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NFLスーパーボウル(カロライナ・パンサーズvsデンバー・ブロンコス)~アメリカ大統領選挙~北朝鮮ミサイル金正恩。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

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