在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

「감사합니다/カムサハムニダ」は日帝残滓=長州方言?~韓国社会は絶対敬語、韓国軍は相対敬語。

※注 勉強したことも調べたこともなく、まったくの門外漢なので、以下に書くことに学問的裏付けは何も無い。タダの思いつきなんで、この方面に詳しい人がいたら、ご指摘、ご教授いただきたい。

 

X株式会社にはA部長とB平社員がいる。そこへY株式会社のCが訪問する。

 

日本なら、

C「おはようございます。YのCです。A部長さんはいらっしゃいますか?」

B「申し訳ございません。部長のAは、外出しております」

となる。

 

しかし、韓国では、

C「おはようございます。YのCです。A部長サマはいらっしゃいますか?」

B「申し訳ございません。A部長サマは、外出なさっておられます」

となると聞いたことがある。

 

日本の例が相対敬語、韓国の例が絶対敬語である。

これは、日本語と韓国語の違い、日本社会と韓国社会の違いとして、ポピュラーな話でもある。

 

しかし、韓国軍は違っていた、らしい。

 

Chosun Online | 朝鮮日報

韓国軍:語法おかしい「タナカ」、来月から禁止に
2016/02/25
軍内務班で「ダ・ナ・カ」使わなくてもOKに
「硬い文末表現」だけでなく「軟らかい文末表現」も来月から可能に
語法上おかしい表現は禁止
(略)
 兵士たちは新兵訓練所に入った時から「ハムニダ(します)」「ハナ(するのか)」「ハムニカ(しますか)」などの「ダ・ナ・カ言葉」を使うよう教育される。そのため、「食事をお召し上がりくださいということです」など正しい語法に合わない表現が使われている場合もある。国防部(省に相当)関係者は「部隊管理訓令で標準語の使用を原則としているだけなのに『ダ・ナ・カ言葉』が軍の正式な敬語だと間違って認識されている」と話す。ただし、国防部では教育訓練や報告など格式が必要な場合には「ダ・ナ・カ言葉」が有用だとして、これを使用させている。語法に合わない「~マリムニダ(ということです)」という文末表現は使用しないことにした。

 国防部はまた、上官と話す時に、自分よりも地位が高いが、上官よりも地位が低い人について敬称や尊敬語を使わない「圧尊法」(相対敬語、自分より目上の人について話すときでも、話し相手との上下関係によって敬語を使わない語法)を廃止する。
 例えば、2等兵が兵長と話すとき、2等兵より上で兵長より下の上兵について「○○上兵が指示しました」ではなく「○○上兵様が指示しました(あるいは、指示なさいました)」と言うことにした。これは、相対敬語でなく絶対敬語(自分より目上の人について、その人と話し相手の上下関係にかかわらず敬語を使う語法)だ。これは、将校たちにも適用される。
 国立国語院は、2011年に発表した「標準言語礼節」で、家族や師弟間といった個人的な関係では圧尊法を使うことができるが、職場や社会で使うのは言語礼節にそぐわないとしている。

 

私に誤解がなければ、韓国軍は今の今まで、日本社会と同じく相対敬語を使用していたことになる。

韓国社会は絶対敬語なのに、ましてや上下関係が厳格な軍隊内部だけが、なんで相対敬語だったのか?

 

韓国語には日本語由来の単語・熟語が数多く残っているのは、日本統治時代の名残として当然であるが、韓国人はそれを嫌って「日帝残滓」と呼んで、徹底して排除、言い換えを行ってきた。

しかし、全部排除することはほぼ不可能だし、簡単に変更できない分野もある。たとえば専門分野の専門用語である。その中には軍隊も入る。

もともと、韓国軍こそは、韓国社会の中で、最も親日的な組織だろう。 

 

日韓基本条約VS大韓民国憲法~「イルボンは朝鮮を統治していない」というタテマエ。韓国司法の反乱。 - 在日琉球人の王政復古日記

その韓国政府の中でも一番「親日的」なのが、意外なことに「韓国軍」だと思われる(笑)。

反戦派・9条護憲派は意外に思うかもしれないが、ちょっと考えれば判るように、最も近代化=リアリズムを必要とする組織は、どこの国でも、まず最初に軍隊なのだ。

なぜなら、どんな剣の達人でも機関銃には勝てないからだ。
よって、どこの国の歴史でも、生き残ってる国はほぼすべて、まず最初に近代化するのは軍隊である。その後になってやっと一般庶民も近代化を始める。

韓国軍も、韓国内で最もリアリズムを必要とする組織なので、敵の「本丸」が北朝鮮である限り、日本は潜在的な味方でありケンカする理由がない。
アメリカ軍を通じて人的交流もあるし、日本の防大と韓国士官学校などで交換留学もある。たとえ韓国の政治状況がどう転ぼうと、韓国軍は最期まで日本に対して理性的だろう。

 

韓国軍は、日本敗戦後の「光復(解放、独立)」期に誕生したが、その人材はほとんど全部、旧日本軍出身の朝鮮人だった。現大統領の朴姐さんのご尊父もその代表的人物である。

彼らは青年期に帝国陸軍伝統の教育を受け、その用語や語法を叩き込まれた。彼らが第1世代として、韓国軍は継続したわけで、内部には日本語由来の軍隊用語がたくさん残ったという。

点呼、入隊、不敬、週番、営倉、駆歩、班長、飯盒、毛布などなど、漢字の読みだけ朝鮮読みに直しただけだったり、中には日本語読みそのままの単語もあったらしい。

日本の自衛隊のほうが、アメリカ軍の影響を受けて、旧日本軍の伝統が希薄になったのに比べ、韓国軍のほうが、自衛隊よりも、よっぽど旧日本軍の伝統が保存されたとも言われる。

 

ということはだ、絶対敬語が基準の韓国社会の中で、韓国軍だけ相対敬語だったのは、これも日帝残滓」なのではないか?

 

Chosun Online | 朝鮮日報

韓国国防部が禁止した「タナカ体」、ドラマの影響でブームの兆し
2016/03/10
韓国国防部「当惑しているであります」!?
 「私、きょう残業するであります
 「えっ! それでは今晩、ユ・シジン大尉様にお会いできないのでありますか?
KBS第2の水木ドラマ『太陽の末裔(まつえい)』第5話放送直前の9日午後、スマートフォンの無料チャットアプリで交わされた女性同士の会話だ。同ドラマが爆発的な人気を集める中、女性たちの間で「タナカ体」が流行の兆しを見せている。「タナカ体」(韓国語の発音ではタナカまたはダナカのどちらも可能)とは、軍隊で兵士たちが使う「ハムニダ(します)」「ハナ(するのか)」「ハムニカ(しますか)」などの言葉遣いのことだ。このドラマで俳優ソン・ジュンギが演じる特殊部隊将校ユ・シジンは、兵士たちと会話する時はもちろん、女優ソン・ヘギョ演じる女性医師カン・モヨンと恋仲になっても「タナカ体」を使う。「『あの男』『この男』…と気になる男が多すぎるであります。この時間以降は私のことだけ気にするであります」といった調子だ。
 タナカ体は、軍隊で交わす言葉のすべての会話の文末を「タ(ダ)」「ナ」「カ」で終える話し方だ。国防部(省に相当)は部隊内の習慣を革新するため、将兵たちに服務時間後の日常会話で、「ハムニダ」などより柔らかな印象の「ヘヨ(します、してください、しますか)」という文末表現「ヘヨ体」を使用できるよう教育することを決め、先月「言語純化指針書」を配布した。語法に合わない「~マリムニダ(ということです、であります)」という文末表現は一切禁止とした。
 ところが、指針書配布直後の先月24日から『太陽の末裔』の放送開始と共に、「タナカ体」ブームが巻き起こった。女性視聴者たちが一斉に「新鮮だ」「かっこいい」と反応したのだ。テレビ評論家のチョン・ソクヒ氏は「子どもっぽい言い方をする男性アイドルや、一見硬派だが、内面的には大人になりきれていない『室長』という役柄ばかり見てきた女性視聴者にとって、『タナカ体』を使うタフな男性の登場人物が魅力的に感じられたのだろう」と分析している。
 国防部関係者は「『タナカ体』が硬直した軍隊文化の象徴のように見られていることから、状況に適していない言語習慣を改善しようとした。ドラマの演出効果上、必要ならば『タナカ体』を使うこともあるだろうが、軍隊の言語習慣改善という趣旨も考慮してドラマの中で見せてほしい」と語った。

 

韓国社会には無く、韓国軍独特の言葉遣いとされる、

「~であります」「~のでありますか?」

こういう言葉遣い、日本人にも馴染みがあるではないか。

映画なんかに出て来る旧日本軍の言葉遣いだ。

 

旧日本軍には、民間と異なる独特の語法があった。

たとえば「~デアリマス」という語尾だ。

実はこれ、中国地方(支那じゃないよ)の長州の方言が元なのだ。

何でそうなったかといえば、明治の御一新、新生帝国陸海軍の内部で、今まで各地方で育った兵士が「~でんがな」「~だべさ」「~でおます」「~てえんだ」「~じゃけん」などなどバラバラのお国訛りで喋り出すと統制に困る。軍隊で命令に誤解が生じると命取りだ。よって語法を統一する必要がある。

そこで、明治維新勝ち組で陸軍を勢力下に置いた長州出身者の方言が採用されたらしい。

 

その旧日本軍が戦前の朝鮮人を訓練したわけで、その朝鮮人が韓国軍を作り、日本語由来の専門語を多数継承した、ということは、韓国軍の言葉には長州方言の影響が残った可能性がある。

つまり、韓国語の文法的には間違いらしい「~マリムニダ(ということです)」という軍隊用語は、その起源は、長州方言の「~デアリマス」なのではないか?

 

たとえば、「カムサハムニダ」という韓国語は「ありがとう」を意味し、直訳すれば「感謝ハムニダ=感謝します」らしい。

韓国語も知らず、言語学も知らず、何の根拠もなく、非常に乱暴で、無茶を承知で、想像するのだが、これも、元は長州方言の「感謝するデアリマス」ではなかろうか?

 

もっと昔、日本統治時代よりも以前、李氏朝鮮時代、当時の朝鮮人は「ありがとう」をどう表現したのだろう? 現在と同じカムサハムニダ」だったのだろか?

もしも、昔は違う用法・表現だったとすれば、カムサハムニダ」も、日本植民地時代に定着した「長州方言=日本語=日帝残滓」の可能性もあるのではなかろうか?

 

韓国に詳しい皆さん、素人の妄想ですが、どんなもんでしょう?

 

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