在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

#朝日新聞こそが #朝鮮日報 #中央日報 #ハンギョレ を糾弾せよ~原爆を免罪符だと思ってるのは日本人ではなく韓国人。

熊本、大分、九州広域の震災に対して、海外からも反応があるようだ。99%は同情や哀悼や応援である。

 

そして、あいも変わらず、ネット上の韓国人が「日本の被害を喜んでいる」という話が日本のネットに流れてくる。確かに事実だ(笑)。そういう反日韓国人は少なくない。

しかし、「朝鮮人が井戸の毒を投げ込んだ」と書いて喜んでいる日本人もいるわけで、そういう嫌韓派は、もし韓国で大規模災害があれば、義侠心やヒューマニズムを発揮して悲しむなんてわけでは全然ない(笑)。

 

まさしく、玄界灘を挟んだ目糞鼻糞である。

 

韓国人にも日本人にも色んな人間がいる。韓国も日本も一般庶民のモラルなんて期待するだけ野暮である。モラルに期待できるようなら、彼ら彼女らが一般庶民のままのはずがない(笑)。彼ら彼女らに人徳向上の可能性はゼロに近いし、ナニをどう書こうが、止めようがない。

 

しかし、韓国政府、日本政府、そして日韓のインテリ知識人や大手マスコミは別だ。

彼らは一般庶民では無いから、国家や民族のモラルを代表する言論責任がある。

 

さて、広島や長崎、日本全国にどれくらい、平和団体反戦団体、反核・反原爆の市民運動があるのか知らないが、下記の韓国マスコミの論調に、怒らないのなら、反論しないのなら、批判しないのなら、何のタメの存在か、ナニを求めた運動か、サッパリ解らない。

 

【コラム】オバマ大統領が広島に行ってはならない理由-Chosun online 朝鮮日報

2016/04/15

 それでも、米国は依然として韓日歴史問題を理性に欠けた感情的対立くらいにしか考えない傾向がある。北東アジア歴史財団の会議に集まった韓米両国の学者たちは「北東アジアで歴史というもの自体が国際政治学的現実であり、国益であるという点を理解しなければならない」と述べた。

 オバマ大統領も日本で来月開かれる主要7カ国(G7)首脳会談の際、広島訪問を検討しているという。広島は原爆の被害を象徴する都市だ。オバマ大統領の広島訪問は、日本が被害者だという印象を与えるもので、まだ反省と謝罪が終わっていないアジアの加害国だという事実を覆い隠す結果につながる可能性がある。北東アジアは歴史問題が国際政治問題に直結する特殊な地域だ。そのような北東アジアの歴史的感情を十分に考慮しないまま踏み出すオバマ大統領の一歩は、かえって混乱ばかり引き起こすかもしれない。
姜仁仙(カン・インソン)論説委員

 

【社説】米国務長官の広島訪問、日帝免罪符なってはいけない | Joongang Ilbo | 中央日報

2016年04月12日

にもかかわらず日帝の侵略に苦しんだ韓国としては懸念される点が少なくない。何よりも今回の訪問が日帝の過ちを希釈させ、日本が加害者ではなく被害国という誤ったメッセージを与えないか心配になる。第2次世界大戦当時に大勢の日本の民間人が犠牲になったのは残念なことだ。しかしそれでも韓国・中国など周辺国を侵略し、多数の良民を虐殺し、苦痛を与えた事実までが許されたり忘れられたりしてはならない。
オバマ大統領も来月の日本G7首脳会議を契機に広島を訪問することを検討中という。任期初めから「核なき世界」を推進してきたオバマ大統領としては歴史的なここでフィナーレを飾りたいと思うだろう。
しかし東アジア全体の目で見ると、いま米大統領が広島に行くのは時期尚早だ。まず日本は韓国や中国など被害国から完全に許しを受けたわけではない。被害国が心を開けないのは、日本政府が心から過去の過ちを反省していないと見るからだ。特に現安倍政権は旧日本軍慰安婦および南京大虐殺など敏感な歴史をそのまま認めるどころか歪めようとする。昨年末に韓日両国は慰安婦問題をめぐり合意したが、日本側の誠実な履行はない。さらに安倍首相の腹心という萩生田光一官房副長官は最近、「慰安婦支援財団の設立と少女像の移転はパッケージ」と述べ、合意していない内容まで主張した。
こうした状況でオバマ大統領の広島訪問が実現しても、これが日帝の蛮行に対する免罪符ではないことを米国は明確にしなければいけない。

  

侵略より原爆被害を強調…広島の二面性 : 国際 : ハンギョレ

2016.04.13

 8歳で被爆し、自分の体験を伝える活動を続けてきた小倉桂子氏(78)の反応が代表的だ。彼女はNHK放送とのインタビューで、「今回の訪問はとても意味があることだが、(米国が広島を訪問するまで)なぜ70年以上も時間がかかるのかと感じる。ここへ来ても、米国が被爆者の話に耳を傾けない現実をみんなで受け止める必要がある」と語った。また別の市民は、「ケリー長官に会って『原爆投下についてどう思うのか』と尋ねたかった」と言っていた。
 広島市民がこのような反応を見せるのは、日本人の心の奥底に「普通の日本人は戦争の『被害者』であり加害者ではない」という集団心理が存在するからだ。広島市民はそのような理由から、「罪のない命を犠牲にした米国大統領が、いつか広島を訪問し謝罪すべきだ」として、長い間、米大統領の広島訪問を推進してきた。このような現地の思いを反映するように、日本のメディアは12日、「被爆地、思い交錯」(朝日新聞)、「被爆者、『体験を聞いて』注文も」(毎日新聞)などの記事を掲載した。日本は一方では、広島の被害事実を強調しながらも、他方では、核兵器6千発を作ることができる巨大なプルトニウム保有する、一見矛盾した核政策を維持している。
東京/キル・ユンヒョン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

 

この3本の記事を読んで、怒らないのなら、そういう人は今すぐ、平和運動反戦運動反核運動を辞めた方がいい。

貴方たちの真意は、70年もかけたくせに、隣国にすら、正確に伝わってない。

 

ちなみに、朝鮮日報中央日報保守系ハンギョレは左翼系である。

しかし、自国の朴姐さんやアメリカ、北朝鮮の金坊ちゃんへの評価では激しく対立する両陣営も、日本に対しての感情は、左右の別なく、ソックリである。これでは「韓国=反日」と言われてもしょうがない(笑)。

しかし、朝鮮日報中央日報ハンギョレは、ネットで好き放題書いている匿名の一般庶民・金某、李某ではなく、韓国を代表するマスコミとして言論責任がある。

 

書いた記者、朝鮮日報姜仁仙嬢、中央日報の某、ハンギョレのキル・ユンヒョン特派員は、それなりの教育を受けた人だろうし、日本についても基本知識はあるはずだ。特にキル・ユンヒョンは東京在住のようだ。

彼ら彼女らが、日本人の大半が、大東亜戦争を、免罪するために、聖戦化するために、オバマ大統領の広島訪問を希望しているわけではない、なんてことを知らないとは思えない。

まさかホントに知らないのなら、彼ら彼女らは「一般日本人の歴史認識・思考回路」をまったく理解できてないわけで、日本に関する記事を書くのはムチャである。

 

もちろん、日本の反米右翼陣営には、アメリカ=悪、大東亜戦争聖戦論、田母神さんみたいなコミンテルン陰謀論がないわけではないし、日本の正義回復のため、オバマは日本に謝罪しろ!という意見もあるにはある。

 

しかし、広島や長崎の原爆に関わってる政治運動のほとんどが、平和運動反戦運動反核運動であって、政治的には左翼であり、大東亜戦争をまったく肯定していない人々である。

さらに、彼ら彼女らのほとんどが、日本による支那事変や朝鮮半島植民地化の歴史にも否定的である。嫌韓派も極少数だろう。

 

日本の平和運動反戦運動反核運動は、

オバマに対して「東京裁判を認めない!」「大東亜戦争は聖戦だった!」「日本の正義を認めろ!」と要求しているわけではなく、

アメリカに対して「平和が一番!」「被害者に哀悼の意を評して、今後永久に核兵器を使わないで欲しい」と望んでいるだけだ。

仮にオバマが広島で頭を下げても、日本人の大半は「これで東京裁判は全面否定された!」なんて判断はしないのである。もちろん一部の人間はするだろうが(笑)。

 

日本の平和運動反戦運動反核運動は、非常に「特殊」である。

アメリカ軍という人間組織に、大量の同胞を焼き殺されたのに、いくら双方に力量差があるとはいえ、報復をせず、復讐を誓わず、恨みを深層心理に押し殺し、まるで地震や洪水であるかのように、原爆という大虐殺も「自然現象」「天災の一種」として扱うかのような、日本人の心情も「特殊」である。はっきり言えば「泣き寝入り」だ。

しかし、コッチの「異常」は、政治的コストを最小限に引き下げる利点がある。

 

「日付」も「怨み」も忘れてしまえる日本人の特異な客観性。原爆投下「やむを得なかった」40%。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

日本は神々の国だが、朝鮮半島に神々はいない~「セウォル号は朴槿恵の人災」VS「原爆は人間には防げない天災」 - 在日琉球人の王政復古日記

 

誰のせいでもない雨が~地震、台風、火山噴火~日本は八百万の神の国。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

しかし、朝鮮日報中央日報ハンギョレの発想は、

「日本の平和運動反戦運動反核運動」とはまったく異なり、

「日本の反米右翼、大東亜戦争聖戦論者、コミンテルン陰謀論の田母神さん」とまったく同じだ。

オバマが広島で頭を下げたら「日本の戦争は全て正しかった」さらに「朝鮮半島植民地支配も正しかった」という結論になると思っているわけだ。

そんな「歪んだ発想」をする人間は、この世の中で、事実上「日本の右翼」と「反日の韓国人」だけなのである。双方は、評価は正反対だが、発想は一緒なのだ。

 

韓国人「原爆は戦犯国イルボンの被害者コスプレ」~生まれ変わるなら、1945年の広島長崎より、1910年の朝鮮でお願い。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

似た者同士~日本人「ポツダム宣言、東京裁判には納得できない!」=韓国人「日韓基本条約には納得できない!」 - 在日琉球人の王政復古日記

 

特に、熟女美人(笑)の姜仁仙朝鮮日報論説委員に質問したいのだが、

 

北東アジアで歴史というもの自体が国際政治学的現実であり、国益であるという点を理解しなければならない」

北東アジアは歴史問題が国際政治問題に直結する特殊な地域だ。」 

 

まず、この「北東アジア」っていう名称に欺瞞・虚偽・ウソはないのか?

 

北東アジア」というと、まるで、国を超えた広い地域、たとえば東南アジアや東ヨーロッパみたいなイメージがわくが、現実的には、日本、韓国、北朝鮮支那、いや事実上「韓国一国のみ」を指す名称ではないか。

韓国人だけの意見なのに、北東アジアという、なにやら、国を超えた広い地域で共有された共通認識であるかのような、ミスリーディングを狙っているとしか思えない。そういうのは言論としてインチキだ。

 

そして「北東アジアは歴史問題が国際政治問題に直結する特殊な地域」という現状は、倫理的に、政治的に、正しいことなのか?  いつまで続けるつもりなのか?

 

イスラム圏はまだまだ女性差別が根強い」

「アフリカには飢餓が蔓延している」

「南米のギャング犯罪が深刻だ」

というのと同じで、その地域の、恥ずかしい、克服すべき、解消すべき、ダメダメな欠点ではないのか。

 

姜仁仙朝鮮日報論説委員は、北東アジアつまり韓国の「特殊」を、解消すべき欠点と思っているのか?そのままいつまでも残したいのか?どっちなのか?

  

「歴史問題が国際政治問題に直結する」のは、世界中どこにでもある話だが、それが異常に大きな影響を与えるのは、文字通り「特殊」であり、この「特殊」とは「何の肯定的価値も無いキチガイ沙汰」という意味なのである。

 

マクロで見れば、尚氏琉球王朝李氏朝鮮王朝は、良く似た境遇だった。

自分から進んで清国から柵封を受け、日本に侵略され、イヤイヤ併合された。ソックリである。

明治政府による「琉球処分」と「韓国併合」は、時期も内容もほぼ同じだ。

ということは、琉球と朝鮮、両者が日本から受けたデメリットや被害や屈辱もよく似ている。

 

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しかし、デメリットや被害や屈辱が無かったわけではないが、琉球と朝鮮、両者が日本から「近代化」というメリットを享受したのもまた事実である。

医療や衛生が改善され、近代教育を受け、レンガ造りの洋館が立ち、路面電車が走り、治水ダムが作られ、電気の灯が点った。人口も確実に増加した。寿命も延びた。娯楽も増えた。小金持ちだけだがレコードをかけて西洋ダンスも踊ったのである。

これら植民地人としての生活が、いくら政治や経済で差別された二級市民扱いだったとしても、いきなり原爆で焼き殺された広島人や長崎人よりも悲惨だったなんてことは、冷静に見て、ありえない。

 

実際、

沖縄戦以外】の、明治の琉球処分の過程で、日本に殺された琉球人の人数や、

義兵闘争や独立運動関東大震災で、日本に殺された朝鮮人の数は、

広島長崎たった2発の原爆で2日で焼き殺された日本人よりも、ぐっと少ない(確かに、後になって、琉球沖縄戦で、朝鮮は朝鮮戦争で、溜まったツケを一気に支払ったが、それはまた別の話)。

もちろん、殺人のみが悪の全てではないが、

植民地化によって朝鮮人が受けたデメリットとメリットの厳密なコスト計算結果は、今現在、姜仁仙ちゃんを初めとして戦後生まれの韓国人のなんとなくのイメージや社会教育の雰囲気で感じている被害結果とは、かなり違うモノになるのは確実である。

 

そして、なんとなくの雰囲気やイメージではなく、厳密な歴史考証とコスト計算を行って、たとえ結果が国民感情にとって都合の悪いモノでも一般庶民に伝える、それがマスコミや知識人の役割なのである。

 

日韓基本条約VS大韓民国憲法~「イルボンは朝鮮を統治していない」というタテマエ。韓国司法の反乱。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

それをせず、明らかに虚偽の混じった俗情に結託し、あまつさえ俗情を助長するような新聞記事を書くのは、「朝鮮人が井戸に毒入れた」という嫌韓デマと、そういう俗情をさんざん助長し煽って来た産経新聞の関係と相似であり、倫理的責任もまた同等である。

 

・・・てなコトは、日本人でも韓国人でもない琉球人か書く話ではなく(笑)、

日本の平和運動反戦運動反核運動を主導してきた日本の左翼の皆さんが、紙面で支持してきた朝日新聞毎日新聞東京新聞などが、百害あって一理のない俗情を増長させる韓国マスコミを積極的に批判すべきなのである。

 

どうせ、韓国知識人は、敵である産経新聞的な言論に聞く耳は、最初から持たない。

だからこそ、産経と思想的に対立する立場の日本の左翼が、特にリベラル派であるはずの朝日新聞毎日新聞東京新聞あたりが、声を上げない限り、姜仁仙ちゃん的な韓国知識人は、このまま「楽な方向」へ逃げるだけである。

 

それで日韓関係が改善するはずがないでしょ?

朝日新聞毎日新聞東京新聞が、上野千鶴子とか山口二郎とか和田春樹みたいな系統の皆さんが、本当にやるべき仕事って、そういうことじゃないの?

 

ただし、保守派も笑ってる場合ではない。 

 

井戸に毒を入れたのは誰だ?~iRONNA白岩賢太VS工藤美代子(関東大震災「朝鮮人虐殺」の真実) - 在日琉球人の王政復古日記