英国が、EUのメンバーはイヤだ、というなら、
スコットランドが、グレートブリテンのメンバーはイヤだ、というのを、
止められる理屈はない。
ユニオンジャックから、青い聖アンドリュー十字が消え、
女王陛下は、ほぼ1000年にわたる臣下を失う。
英国政治~「ネイション」とは何ぞや?~スコットランド民族党VS国家社会主義ドイツ労働者党。 - 在日琉球人の王政復古日記
EU・アイルランドと英国・北アイルランドの間に、国境が復活し、関税と入国審査が再開したら、北アイルランドのカトリックがまた騒ぎ出す。
下手したら、また爆弾と暗殺の血みどろの日々再び、である。
しかも、今度は、ヨーロッパも、イングランドの味方をする義理はない。
英国政治~実録・仁義なき戦いベルファスト死闘編~ナショナリスト、リパブリカンVSユニオニスト、ロイヤリスト。 - 在日琉球人の王政復古日記
グローバリズムで儲ける、肌の色も喋る言葉もアングロサクソンじゃないロンドンは、残留派で、
かつて、サッチャーにイジメ抜かれた、炭鉱など19世紀の重厚長大産業の残骸になっているイングランドとウェールズの田舎は、保守党・労働党の区別なく、離脱派。
労働党も、都市のマルチカルチャーと、田舎の貧乏白人に分裂。
保守党も、新自由主義と、イングランド・ナショナリズムに分裂。
2大政党制70年ぶりの大幅再編の可能性もある。
ロンドン市長選~労働党イスラム貧乏人サディク・カーンVS保守党ユダヤ大富豪ザック・ゴールドスミス(シーシェパードのスポンサー) - 在日琉球人の王政復古日記
英国政治~イスラエル・シオニズムVS左翼・イスラム教徒~EU残留派VS離脱派(Brexit) - 在日琉球人の王政復古日記
なんで日本は、無茶な軍事と外交で総スカンを食らって国際連盟を脱退したのか?
なんで日本は、当時も最大の貿易国であったアメリカとケンカなんかしたのか?
21世紀の日本人が、昭和史を振り返った時にわいてくる疑問だ。
でも、不思議でも何でもないし、日本人が特別狂っていたわけでもない。
コミンテルンの陰謀なんてない。国家が自分で選んだのだ。
軍国主義者がダマしたわけでもない。国民が自分で選んだのだ。
20世紀初頭の日本と、21世紀初頭のイギリスは、政治家がチョンボして、国民がそのチョンボに輪をかけたチョンボをカマしたという意味でよく似ている。
現時点で、まだ、最終結論は出てないけど、じり貧になった帝国(大日本帝国も、大英帝国も、EUも)というモノは、こうやって「自壊」するものなのだろう。