在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

#ヤマトンチュ #池上彰 の琉球土人蔑視を批判する~ #今井絵理子 が米軍基地に無知・無関心で何が悪いのか?


SPEED - Body And Soul

 

名古屋に生まれ育ったからって、必ず、中日ドラゴンズが好きになるわけじゃない。

広島市生まれ育ったからって、必ず「三度許すまじ原爆を」と思うとは限らない。

辛いものが苦手でキムチは嫌いだし、普段使わないハングルを憶える気もなく、「オレの人生で、韓国人に生まれたことなんて、クソの役にも立ってない」と苦笑してる在日韓国人だっているだろう。

ブラジルにも、琉球からの移民がたくさんいるが、ポルトガル語を喋る四世五世は、祖先の地の米軍基地問題におそらく興味はない。基地があることを知ってるかどうかも疑わしい。

 

で、彼ら彼女らはダメなのか?間違っているのか?

 

たとえエスニシティ琉球民族であろうが、12歳から東京に住んでる、しかも踊りまくった芸能生活の挙句に、結婚・出産の人生で、さらにあんまり学問が好きそうにも見えない女性が、琉球の米軍基地に確固たる意見を持っていたら、逆にそっちの方が異常であり、気持ち悪い。

 

今井絵理子氏、米軍基地問題は「これから向き合いたい」 池上彰氏が驚く

2016/7/10

7月10日投開票の参院選で、比例区での初当選が確実となった沖縄出身の今井絵理子氏(32)が、在日アメリカ軍基地問題について「現状が分からなかった」と話した。テレビ東京系で7月10日放送された選挙特番「池上彰参院選ライブ」の一幕で、司会の池上彰氏はこの返答にびっくりした様子だった。
今井氏はダンスボーカルグループ「SPEED」のメンバーで、自民党公認で立候補していた。テレビ中継で、池上彰氏から質問を受けて以下のように答えた。
■今井氏「12歳のときから東京で活動していて…」
――今井さん、沖縄ですよね?
はい、沖縄出身。沖縄育ちです。
――沖縄が米軍基地問題で大変揺れてますよね。今井さんは選挙期間中に米軍基地問題については、あまり触れていなかったようですが、いかがですか?
はい、私は選挙中に沖縄を一回、訪れたんですけど。私は12歳のときから実は東京の方でずっと活動を続けていまして、今の現状というものは、家族の皆さんの声とか、友人から聞く沖縄しか現状が分からなかったというものがあります。しかし一回沖縄に入って、沖縄県民の話を聞いたりしていく中で、もっともっと足を運んで取り組んで行かなくてはいけない問題だなと感じました。
――つまり沖縄の問題について、立候補して初めていろいろ考えるようになったということなんでしょうか?
はい、そうですね。
――これから沖縄の問題を考えていくことですね?
はい、これからきっちり向き合っていきたい、その課題を取り組んでいきたいなと思います。私自身、聴覚障害児を抱えている11歳の男の子がいますけど、そういった福祉に関してもきちんと取り組めていけたらなあと思っています。
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池上氏は、このやり取りの後で苦笑しながら、以下のようにコメントした。
「立候補されるわけですから当然、沖縄の問題を認識を深めて、自民党の政策について知っているのかなと思いましたけど、これから考えるということで、ちょっとびっくりしました」

 

私は琉球民族であり、一族の系譜を信じる限り、ヤマトの血は一滴も混じってない。

しかし、鎌倉時代だの室町時代だの、琉球に直接関係ない異国である日本中世史が好きである。

キリスト教なんて全く信じてないが、キリスト教には興味がある。

アイルランドに行ったこともないが、アイルランド紛争にも関心がある。

琉球の食い物は、嫌いじゃないが、あんまり美味いとも思ってない。日本料理のほうが美味しいモノが多いと思う。

私は今井絵理子と異なり、米軍基地問題に興味はあるが、それは私個人の趣味であって、琉球人全体で共有するべきものとは思わない。

 

同じく、たとえ琉球人であろうが、東京都心に住んでいる今井絵理子の周辺には(福生と横須賀と相模原を除いて)米軍基地なんか存在しないのだから、そんな遠い故郷の話より、聴力障害を持ったわが子の日常や将来の方に関心が強いのは当たり前である。

 

母親にとって、わが子を超える心配事がどこにある?

彼女にとって、政治とは、安全保障ではなく、障碍者福祉であって、ナニが悪いのか?

 

米軍基地なんて知らない、それより障害者福祉の充実だ、障害者福祉のためなら、バーター取引で、9条なんて削除しても構わない、そういう琉球人政治家がいたら、なぜいけないのか?

 

琉球人の立候補者だから、必ず、米軍基地に関心を持ってるはずだ」なんて、ヤマトのジャーナリスト・池上彰氏の思い込みであり、琉球民族への差別・蔑視である。

 

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米軍基地が本当にイヤでイヤでたまらない琉球人は、

いつ実現するかわからない、というか、国際政治の観点から近未来的には実現の可能性がほとんどない、生産性ゼロの米軍基地撤去運動より、

あなた方にも居住・移転の自由が保障されているのだから、同胞である今井絵理子のように、ヤマトのどこかへ引っ越せばいいのである。

アメリカと日本の両政府にとって、琉球諸島に米軍基地は必要だが、琉球諸島琉球人は不要なのだ。

ヤマトなら、周辺に米兵のいない生活、米軍機の爆音の無い日常はすぐに実現できる。今井絵理子のように米軍基地を忘れてしまえる人生が待っている。

そんなカネは無い!というのなら、それこそ、ヤマト移住を希望する琉球人の引っ越し代を日本政府の予算でなんとかしろ!という要求すればいいのだ。

 

それこそが、真の意味の「思いやり予算」である。

 

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