神社仏閣の近くで育つと「幸せ」感じやすい 大阪大教授らが分析(1/2ページ) - 産経WEST
2017.5.14
子供の頃に寺院や神社が近所にある地域で育った人は、そうでない人に比べて幸せを感じているとの調査結果を、大竹文雄大阪大教授(行動経済学)らの研究チームがまとめた。統計学の計算手法を用い、アンケート結果を分析した。大竹教授は「神仏や他人に見られている感覚を持つことで正直になり、人間関係が良好になるから幸福度が高まるのではないか」と話している。
アンケートはインターネットで25~59歳の男女を対象に2回実施。9231人から回答を得た。小学生の頃、通学路や自宅の近所に寺院や地蔵、神社があったかどうかや、現在の幸福度などについて尋ねた。
併せて他者への信頼感などの「ソーシャル・キャピタル」(社会関係資本)に関しても質問。寺社の有無を「操作変数」として扱い、ソーシャル・キャピタルが幸福度などを高めているかどうかを計算した。
その結果、寺院・地蔵があった人はそうでない人に比べて操作変数が0・110ポイント、神社では0・036ポイント高かった。これを基に幸福度を年収に換算して調べたところ、寺院・地蔵があった人は約169万円、神社があった人は約55万円高くなることが分かった。
神社による幸福度が低く出るのは、祭りなど神社を拠点にした地域活動の方が、影響力が大きいためだという。論文は大竹教授のホームページで公開されている。
ここの部分が、何を言ってるのはいまいちピンと来ない。
神社を拠点にした地域活動の方が影響力が大きいのなら、神社による幸福度の方が高く出るのではないか?
しかし、この話が本当ならば、日本一幸せなのは、ケタ違いに京都府民と奈良県民であり、一番不幸なのは面積が広く寺社の少ない北海道民となる。宗教が異なる琉球人は論外だ。
さて平成日本に寺はいくつあるのか?
約70,000寺だそうな。コンビニよりも多い。
むかしはもっと多かった。江戸時代は今の5倍以上、大小含めて約400,000寺あったらしい。
人口が5分の1だった時代に、反比例に5倍の寺である。
江戸時代の人間は、平成人の25倍幸福だったことになる。ホントか(笑)?
江戸時代まで、神仏混交が当たり前だった。
伊勢神宮みたいに仏教色を排除した神社は極少数派で、ほとんどの神社には神宮寺という寺が付属していた。逆に寺にも鎮守社という神社が付属する。
日本から寺が激減したのは、明治初期である。
慶応4年の「神仏分離令」いわゆる「廃仏毀釈」、明治政府の仏教弾圧だ。
日本中の寺が破却され、坊主は還俗し、経文仏像は焼かれ、石仏の首をへし折られた。今でも各地に「首なし五百羅漢」や「首なし地蔵」が残っている。神社に付属した神宮寺も大半が消えた。外国に二束三文で叩き売られた文化財も多い。
短い期間だったが、あの瞬間、日本の仏教文化がどれだけ失われたか、想像を絶する。
明治政府は、バーミヤンの石仏を爆破した、アフガニスタンのタリバンと変わらない。
じゃあ国家神道の時代、神社は我が世の春か?といえば、明治末期には「神社合祀」が起こる。
日本各地の中小神社の祭神を一社に合祀し残った神社を廃座させる、神社の数減らし、神社の合理化である。それまで全国約200,000社あった神社の約3分の1、約70,000社が潰されたという。
国家神道は神社万歳ではない。
その本質は、八百万の神から、現人神・天皇御一人への信仰集中、神道の一神教化≒キリスト教化である。
天皇以外の神々は、八幡も、稲荷も、天神も、明神も、金毘羅も、法華や、阿弥陀や、大日と同様、抹殺される運命にあったのだ。
しかし、それでも寺と神社はまだマシだった。
平成の今でも、坊主や神主は普通に存在する。彼らに一度も会ったことがない日本人はまずいないだろう。
しかし修験者や山伏に会った経験のある人はどれくらいいるだろうか?
日本独自の山岳信仰・修験道は、寺や神社の比ではなく、明治政府によって、徹底的に潰される。
江戸時代まで170,000人もいたとされる修験者・山伏のほとんどは強制的に還俗させられ、組織としての修験道は息の根を止められた。
というのも、修験道は神仏混交の典型例だったからだろう。神仏を分離したら、修験道は成立しない。
実は、寺よりも、神社よりも、修験道こそが、他の東アジアにはない、日本独特の「日本らしい宗教」だと思う。
山脈・連峰に乏しい平べったい支那や朝鮮では、山岳信仰はそれほど盛んではない。しかし日本は至る所山だらけで山岳信仰のメッカである。
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明治政府は日本の伝統文化を潰したのである。
もしも、神社仏閣が日本人の幸福度と直結するのならば、神と仏を殺しまくった革命政権・明治政府は日本人を不幸にしたのである。なにしろ江戸時代の25分の1なんだから。
産経新聞は、日本人の幸福のため、伝統破壊の明治維新を批判してくれたのだ。
ありがたやありがたや、南無産経大菩薩。
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