生理中の少女を隔離、屋外の小屋で蛇にかまれ死亡 ネパール 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
2017年7月10日
ネパール西部ダイレク(Dailekh)郡で先週末、生理中の女性を隔離するヒンズー教の慣習に従い、屋外の小屋で過ごしていた18歳少女が毒蛇にかまれて死亡した。当局が8日に明かした。
ネパールの一部地域では、月経中の女性を不浄な存在だとみなすヒンズー教の古い慣習が残っている。地方によっては、生理が終わるまで小屋での寝泊りを強いることもある。
AFPの取材に、事件が起きた地元首長は、この少女が毒蛇に2回かまれたことを明らかにした。少女は蛇にかまれてから7時間後に死亡した。治療の遅れが原因という。
地元メディアは、少女の家族が治療のために向かったのは、病院ではなく、呪術師のところだったと伝えている。
警察は少女の死亡を確認したが、死因の詳細は明らかにしなかった。
このヒンズー教の慣習は「チャウパディ(Chhaupadi)」と呼ばれ、ネパールでは10年前に禁じられた。しかし、特に同国の西部地域では、いまだに根強く残っている。(c)AFP
ヤフーにコメントが付いている。
誤解の無いように先に書いておくが、彼ら彼女らを非難するつもりはない。
生理中の少女を隔離、屋外の小屋で蛇にかまれ死亡 ネパール (AFP=時事)のコメント一覧 - Yahoo!ニュース
(2017/07/16現在)
宗教なんて最初の言いだしっぺの妄想と欲望でルールが決まる。合理的な今の時代、宗教の良い所、悪い所を取捨選択しても良いと思う。
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未だにこういう風習が続いている地域があるのね
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何処の未開拓地と思ったら。ネパール!未だに残ってるだ。悲しい。
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生理があるからこそ妊娠して命が産まれるのに…
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不浄だと言い始めた人は
生理があるから新しい命が産まれるってこと
知らなかったとしか思えない
他国の宗教のことかもしれないが
理解に苦しむようなことだ
時代遅れなんてレベルじゃない
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人が亡くなる可能性がある宗教上のルールってそれでいいの?
他の国の事だけじゃなく日本にも交通事故にあっても輸血しない宗教がありますが、自分で判断して入信する分にはしょうがないかもしれないが子供が犠牲になるのは許せないと思う。
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これはもう、生まれた場所が悪かったと思うしかない。気の毒過ぎる。
2175 175 返信6
江戸時代くらい?まで、日本でも各地にこんな風習があったみたいだ。
いい方に解釈すると、生理休暇的なものでもあり、また、高性能のナプキンや脱脂綿、あるいは布さえも十分で無い場合は、ロクに手当てできないので人目を避けて過ごす方法をとるってことを目的にした風習だったのかもしれない。
そして毒蛇に噛まれるのも、この地域ではありうることなんだとしたら、一概にこのことを非難も出来ないと思うんだ。
もちろんこの少女の死は痛ましいんだけど、これは毒蛇に噛まれたけど呪術師を頼ったあげくに死んでしまった、きちんとした医療が行き届かないって悲劇なんじゃないかと思う。そしてきちんとした衛生用品の手当てができないと、この風習はなかなかなくならないと思う。
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ただでさえ生理痛で辛い思いをしたり、いつもより手間のかかる生活になるのに隔離だなんて時代遅れも良いとこ。生理が来るのは大人の第一歩。初潮の際にはおめでとうと祝ってあげる、生理中には周りが少しでも気を使ってあげる事が当たり前の世の中になって欲しい。
1214 119 返信8
悲しい事だ…。呪術師が出来ることはまた別だと思うのだか…。
それにしても昔はあちこちで月経を不浄と言っていたのだろうが、それなら「それが無かったら子孫も出来ないが、それでも良いのか?」と聞きたい。
756 48 返信3
安倍政権に絡んだニュース、韓国にからんだニュースなどの、絶望的にアレなコメント欄に比べたら、悪意なく、人情あふれる、善男善女の集いだ。
近すぎると「木」しか見えない。離れて俯瞰すると「森」全体が見える。
日本人は、遠いネパールを、遠いからこそ、他人事だからこそ、客観的に見ることができるのだ。
しかし、「月経中の女性を不浄な存在だとみなす」のは、何も遠い中央アジアの他人事ではない。
「未開の野蛮な風習」という批判はブーメランとして返ってくる。
沖ノ島の女人禁制探る 米国出身、九州大のデウィットさん [福岡県] - 西日本新聞
2017年06月18日
デウィットさんは高校生のころから日本文化に興味があり、大学で仏教とジェンダーの関係を研究した。米カリフォルニア大ロサンゼルス校に在学していた10年ほど前、女人結界(女人禁制)を知り、参詣道の一部に女人禁制区域が残る奈良県の大峰山をテーマに博士論文を書いた。「変わった風習と簡単に考えるのではなく、日本の歴史と文化の一部に位置づけた」と振り返る。
(略)
「女人禁制を残すことに私は賛成。なぜ(信仰の対象が)沖ノ島なのか、沖ノ島で何が行われたのか。謎を解きたい」。デウィットさんは目を輝かせる。
神戸新聞NEXT|社会|沖ノ島だけじゃない女人禁制 でもなぜか参拝路が…
2017/7/16
先日、世界遺産に登録された沖ノ島(福岡県宗像市)は、今も女人禁制の伝統が守られている。男性も原則として神職しか上陸できず、厳格な信仰を思わせる島だ。実はそこから遠く離れた兵庫県の淡路島にも、古くから女人禁制を貫く神社が存在する。淡路市舟木の石上(いわがみ)神社だ。
沖ノ島が女人禁制 ⇒ 男性も禁止。世界遺産登録で「逆転の発想」か
■女人禁制の理由とは?
沖ノ島は島全体が宗像大社の神領となっており、一般人の立ち入りが厳しく制限されてきた。一般人の立入りが許されるのは男性だけだった。1958年以来、1年に1回、日露戦争の戦没者を慰霊する5月27日の「現地大祭」の際に、抽選で選ばれた約200人が入島を許されていた。
女人禁制の理由は明らかになっていないが、Japan Timesでは複数の説を紹介している。まず九州大学の服部英雄・名誉教授によると神道では血液を「穢れ」としてタブー視しているため、月経がある女性の来島を禁止したのだという。一方、宗像大社は「沖ノ島への航海は非常に危険なので、子孫を守るために女性たちの来訪を禁じた」と別の説明をしている。
この風習について、2016年にはヒンズー教徒団が国連教育科学文化機関(ユネスコ)に女性の入島を許さない限り世界遺産に登録しないことを要求するなど反発も出ていた。
いくらなんでも最後の一文は、ちょっと「出来過ぎ」で(笑)、壮大な冗談かと疑いたくなる。
ネパールでは、ヒンドゥー教の「女人不浄」「月経不浄」の教義を背景に、生理中の少女を隔離する。
その同じヒンドゥー教の信徒団体が、ジャパンの異教・神道の「女人禁制」を世界遺産に相応しくないと反対していたわけだ。
日本人からすれば、「オマエが言うな」である(笑)。
まあ、ここに出てくる団体は、ヒンドゥー教に残る女性差別を批判するリベラル改革派なのかもしれないが、彼らヒンドゥー教徒も、近所のネパールの蛮習はいかんともしがたいが、遠い極東の沖ノ島の女性差別は気楽に批判できるのだ。
近すぎると「木」しか見えない。離れて俯瞰すると「森」全体が見える。
ヒンドゥー教徒も、遠い日本は、遠いからこそ、他人事だからこそ、客観的に見ることができるのだ。
そして、ネパールの少女の理不尽な事故死に怒り、「生理の何が不浄なんだ!生理がなければ、人間は生まれてこないんだぞ!」と、モダニズムを武器に、ヒンドゥー教を批判する日本人も、
「大相撲の土俵に女性を上げてはいけないなんて、女性差別だ!」
と、モダニズムを武器に、女人禁制を批判するフェミニストに対しては、
「反日左翼の文化破壊から、日本の伝統を守れ!」と立ち上がるのだ。
【土俵に女性問題】「人命」より「女人禁制」重視か 角界対応に厳しい声(1/2ページ) - 産経ニュース
2018.4.6
(略)
協会の資料には「土俵は神聖なる場所であるため」と、女性が土俵に上がれない理由を記している。平成2年の初場所で森山真弓官房長官(当時)が表彰式で土俵に上がることを求めたほか、12年に大阪府知事に就任した太田房江氏(現参院議員)が府内で開かれた春場所で同様の要請を行ったが、協会は伝統の観点から断っている。
稽古場でも固く禁じられ、力士引退時の断髪式では女性がはさみを入れる際、力士は土俵を下りるほど。各協会員は徹底的にこの慣例が教え込まれており、それが災いした形だ。若手行司のアナウンスについて春日野巡業部長(元関脇栃乃和歌)は「女性が上がっているというのが自分の頭の中でふくらんじゃったようだ」と説明。一刻を争う状況で、常識では考えにくい対応につながった。
(略)
ヒンドゥー教保守派からすれば、「大相撲の土俵に女性を上げないオマエら日本人が、インドの女性差別に対して上から目線なのは、何の冗談なんだ?」である(笑)。
まあ、皇位継承男系男子推しの産経新聞が、大相撲の女人規制を批判するのは、理屈として如何なものか?という疑問もあるけれど(笑)。
名誉殺人~南アジアVS東アジア~神は女性を殺さない。女性を殺すのは常に人間である。 - 在日琉球人の王政復古日記
名誉殺人~釈迦も、聖書も、孔子も、ヒンドゥー教やイスラム教と同じ女性差別主義者。 - 在日琉球人の王政復古日記
そもそも、江戸時代には無かった、モダニズムの産物であるはずの野球、高校野球も完全「女人禁制」だった。現在一部は解禁されているが、完全な男女平等とは言い難い。
高校野球が「女人禁制」なのは、高校野球がベースボールではなく、大東亜戦争の「再演」「鎮魂」の宗教的行為だからだ。
郷土のために散華する特攻隊の不合理な玉砕が見たい世間~高校野球は太平洋戦争の再演。 #ダルビッシュ有 - 在日琉球人の王政復古日記
近代的価値観「男女平等」が、歴史ある「女人禁制」の分野を侵略する、
というのは話の半分に過ぎない。
頭が昔のまんまの「女人禁制」な連中が、無関係なはずの、近代的価値観「男女平等」の分野にまで茶々を入れてくる、
というのが結構多いのである。