自民・高村氏「希望に行った民進の人は、ひどすぎでは」 - 2017衆議院選挙(衆院選):朝日新聞デジタル
2017年10月14日
■高村正彦・自民党副総裁(発言録)
民進党は「平和安全法制(安全保障法制)で徴兵制になる」と、国民の不安をあおった。審議の最中にもプラカード出して、廃案、廃案と。前原誠司さんも民進党代表になって「憲法違反なものは許されない。廃止を目指す」と。それが舌の根も乾かぬうちに、「私より、ちょっと右だ」と私が思っている小池百合子さんの政党に合流した。
前原さんは「名を捨てて実を取る」と言ったが、名とは政策理念、実とは票。「信念を捨てて保身を取る」ということだ。特定の候補ではなく、希望に行った民進党の人は、みんな、ひどすぎやしないか。こういう人たちに政治は任せられない。(北九州市八幡西区での自民候補の個人演説会で)
自民支持、アンチ民進、アンチ希望の保守派だけでなく、リベラル派も、高村副総裁の批判に賛同するかもしれない。
確かに、生き残りたいばっかりに、民進党から、踏み絵を踏んで、土下座して、希望の党へ行った議員さんは、みっともない。恥ずかしい。カッコ悪い。嘲笑の的だ。
しかし、高村副総裁に、というか、自民党の有力議員の大半から「だけは」言われる筋合いはない、と私は思う。
A君の親は、企業のオーナーで、お金持ちで、有名大学出で、幼少の頃から、教育費を惜しまず、進学塾に入れて、勉強時間をふんだんに与える。
そりゃ子供は、よっぽどバカな怠け者でない限り、良い大学に合格しますわな。
サークルにコンパ、大学生活をエンジョイしまくって、卒業したら、パパの会社の若社長のイスが約束されている。
B君の親は、高卒ボンクラで、貧乏で、子供の教育まで、カネも回らず、気も回らず、塾なんて想像すらできず、公立学校の授業料がやっとこさ。
そりゃ子供は、よっぽど努力しない限り、良い大学に行けませんわな。
必死にバイトして、なんとか卒業。コネなんかないから、履歴書を山のように書いて、会社訪問の毎日。やっとこさ三流会社に滑り込み。
これが格差社会である。
で、A君が,B君に、
「高校時代、ちゃんと勉強していれば、希望の大学に入れるはず。そこそこの大学に入れば、そこそこの会社に就職できるでしょ? しんどい仕事しか回ってこない? 会社が倒産しそう? 怠けたキミの自己責任っしょ?」
なんて、上から目線で、説教たれたならば、仮にB君がA君を一発殴っても、私は被告側の証人に立ってもいい(笑)。
高村正彦のご尊父は、旧内務省官僚、戦後は衆議院議員、旧徳山市長を歴任した政治家・高村坂彦である。
父親が市長だった選挙区=ジバン(地盤)。
父親が内務官僚だった政界人脈+国会議員だった知名度=カンバン(看板)。
父親は当然資産家=カバン(鞄)。
これだけ揃っていれば、当選しない方がおかしいし、出世しない方がおかしい。
高村さんだけではない。自民党の有力議員さんたちは、高村さんかそれ以上の二世三世議員である。
安倍ちゃんも、麻生さんも、石破さんも、河野太郎も、野田聖子も、小泉進次郎も、首相や首相候補になるような政治家は、ほぼ全員、オヤジが自民党有力政治家だったではないか。
しかし、民進党や希望の党、そして日本維新あたりで必死こいてる野党政治家の皆さんは、そのほとんどが、そんな恵まれた境遇ではない。
両親が政界に無関係な平凡な民間人なのに、何の因果か政治家を目指し、ジバン(地盤)もカンバン(看板)もカバン(鞄)もないところから、針の穴を通すような少ないチャンスをつかんで、それでも自民党には入れて貰えず、自分の政治理念とはズレた弱小野党にガマンして入り、縁もゆかりもない選挙区に落下傘降下して、頭を下げて、名前を覚えてもらって、無理に無理を重ねて選挙資金を集めて、貧弱な組織で、圧倒的な知名度と資金と組織を持つ自民党と戦うのである。
野党なんて貧弱なモノだ。いつどうなるかわからない。
党がクシャミをすれば、議員さんは肺炎である。
党が潰れたら当選できない。必死になって生き残りに走り回る。
そりゃ、カッコ悪いし、みっともない。ミジメなものだ。
でもさ、親の代から絶対安泰の自民党さんから、「党が潰れそうなくらいで、オタオタするな。信念はないのか?」なんて、偉そうなことを言われる筋合いはない。
そりゃ自民党が潰れる可能性がないから、高村さんは偉そうに言えるだけではないか。
高村、安倍、麻生、石破、河野、聖子、小泉から、ジバン(地盤)、カンバン(看板)、カバン(鞄)を引っぺがして、
旧民進党の、岡田、野田、前原、細野、蓮舫、枝野、辻元あたりと、
互角の環境で勝負させたら、生身だけの政治力なら、大して違いなんかない。
偉そうなことをほざく高村さんだって、安倍ちゃんだって、河野太郎だって、小泉進次郎だって、ご先祖が政治家でなかったら、今頃、弱小野党で、踏み絵を踏んで、土下座していたはすじゃないか。
そりゃ、金持ちはカッコ良く生きていけるだろう。
貧乏人が生き抜く姿はみっともない。しかし外見を気にしてたら飢え死だ。
私も、みっともない野党政治家を笑いのネタにはする。
しかし、同情もしている。
なぜなら、私も、彼らと同じ、みっともない貧乏人だからだ。
私も、日々の生活で、踏みたくない踏み絵を踏んで、下げたくもない頭を地面にめり込ませて、やっとこさ、今日を生きている。
彼らのみっともなさは、私のみっともなさなのだ。
彼らを嘲笑することは、私自身を嘲笑することなのだ。
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