在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

#我那覇真子 ちゃん、ダンマリ&スルーはダメよ(^^)~産経新聞那覇支局VS琉球新報&沖縄タイムス。

沖縄2紙が報じないニュース】危険顧みず日本人救出し意識不明の米海兵隊員 元米軍属判決の陰で勇敢な行動スルー(1/6ページ) - 産経ニュース

2017.12.9
 12月1日早朝、沖縄県沖縄市内で車6台による多重事故が発生した。死者は出なかったが、クラッシュした車から日本人を救助した在沖縄の米海兵隊曹長が不運にも後続車にはねられ、意識不明の重体となった。「誰も置き去りにしない」。そんな米海兵隊の規範を、危険を顧みずに貫いた隊員の勇敢な行動。県内外の心ある人々から称賛や早期回復を願う声がわき上がっている。ところが「米軍=悪」なる思想に凝り固まる沖縄メディアは冷淡を決め込み、その真実に触れようとはしないようだ。
(略)
 「報道しない自由」を盾にこれからも無視を続けるようなら、メディア、報道機関を名乗る資格はない。日本人として恥だ。とまれ、トルヒーヨさんの一日も早い生還を祈りたい。 
那覇支局長 高木桂一

 

ハンギョレ新聞あたりが「安倍首相は韓国人の面汚しだ!」と書いたら、

さすがの安倍ちゃんも困ってしまうだろう。

「え?ボク、韓国人じゃないしなあ」

 

産経新聞が明らかに保守・右翼・親米(しかし内心は反米)に偏向しているように、琉球新報沖縄タイムスだって政治的には明らかに反米・リベラル・左翼に偏向している。

 

だから「琉球新報沖縄タイムスは左翼だ!」と批判するのはいいと思う。

しかし「日本人として恥だ!」などと意味不明な怒り方をされても(笑)。琉球資本の新聞だし。働いてるのも琉球人が多いだろうし。

産経がいくら韓国に批判的だったとしても「韓国人よ、君たちに大和魂はないのか!」なんて批判はしないでしょ?

 

まあ、結論から言えば、産経新聞那覇支局長高木桂一さんの勇み足だわな。

普通に「米兵の犯罪ばかりでなく、米兵の美談も公平に書いてこそ、沖縄を代表するクオリティーペーパーではなかろうか? 両紙の報道姿勢を問いたい」と冷静に批判すればいいものを、

「メディア、報道機関を名乗る資格はない」じゃあ、ケンカである。

そりゃ琉球新報沖縄タイムスも、産経に恨み骨髄、反撃の機会を狙うわな。

 

メディアなんてどこも同じで、必ず、バイアスがかかる。不可避的に、ミスをする。産経だって、いつか、必ず、チョンボをやる。それを虎視眈々と待って、復讐するなんて、簡単な話である。

 

高木桂一さんが悪い、というより、彼みたいな情緒的な人間の記事を印刷前に修正しなかった、産経の校閲の責任の方が大きい。

そもそも、彼みたいなタイプを、琉球なんていうややこしい政治問題が多発する支局に送った産経の人事ミスである。そりゃ炎上は時間の問題だった。

まあ、産経にとっての那覇支局は、出世コースから外した、島流しの懲罰人事(笑)なのかもしれないが。

 

そして、反撃の機会は、すぐに来た。高木桂一さんは親切なのだ。

 

産経報道「米兵が救助」米軍が否定 昨年12月沖縄自動車道多重事故 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

2018年1月30日
 昨年12月1日に沖縄自動車道を走行中の米海兵隊曹長の男性が、意識不明の重体となった人身事故で、産経新聞が「曹長は日本人運転手を救出した後に事故に遭った」という内容の記事を掲載し、救出を報じない沖縄メディアを「報道機関を名乗る資格はない」などと批判した。しかし、米海兵隊は29日までに「(曹長は)救助行為はしていない」と本紙取材に回答し、県警も「救助の事実は確認されていない」としている。産経記事の内容は米軍から否定された格好だ。県警交通機動隊によると、産経新聞は事故後一度も同隊に取材していないという。産経新聞は事実確認が不十分なまま、誤った情報に基づいて沖縄メディアを批判した可能性が高い。産経新聞の高木桂一那覇支局長は「当時のしかるべき取材で得た情報に基づいて書いた」と答えた。

(略)

 それでも今回報道に至ったのは、産経新聞が不確かな「救助」情報を前提に、沖縄メディアに対して「これからも無視を続けるようなら、メディア、報道機関を名乗る資格はない。日本人として恥だ」と書いたことが大きい。産経新聞の報道が純粋に曹長をたたえるだけの記事なら、事実誤認があっても曹長個人の名誉に配慮して私たちが記事内容をただすことはなかったかもしれないが、沖縄メディア全体を批判する情報の拡散をこのまま放置すれば読者の信頼を失いかねない。
 曹長の回復を願う家族の思いや県民の活動は尊いものだ。しかし、報道機関が報道する際は、当然ながら事実確認が求められる。最初に米軍側が説明を誤った可能性を差し引いても、少なくとも県警に取材せずに書ける内容ではなかったと考える。
 産経新聞は、自らの胸に手を当てて「報道機関を名乗る資格があるか」を問うてほしい。(本紙社会部・沖田 有吾)

 

産経新聞は、自らの胸に手を当てて「報道機関を名乗る資格があるか」を問うてほしい。」も、また、勇み足の書き過ぎである。

復讐も適度なところで止めないと、泥試合になってしまう。

 

産経が好きな人は、産経が真実だから好きなのではない(笑)。産経的世界観が好きだから応援するのだ。だからウソを書こうが、コアな支持層は離れない。

 

「辻立ち」という死語を使いこなす原宿の中学3年生(産経新聞)~ナショナリストVSロイヤリスト~ #反天連 - 在日琉球人の王政復古日記

 

琉球新報沖縄タイムスも同じ。読んでいて気持ちいいから読むのである。イヤな真実よりは、価値観に会うデマの方がいいくらいだ。

 

どうせ、産経新聞も、琉球新報沖縄タイムスも、こんな程度で潰れない。

報道機関として、お互いに、これからも長い長いお付き合いである。

適当なところで「寸止め」にするのが、オトナの態度、武士の情けだ。

まあ琉球人に武士はいないが(笑)。

 

https://mainichi.jp/articles/20180131/ddm/041/040/115000c

沖縄・米兵事故 「美談」巡り主張対立 産経の報道を琉球新報否定

2018年1月31日
 主張の対立について、毎日新聞の取材に対し、産経新聞社広報部は「継続して取材を進めており、必要と判断した場合は記事化します」と回答した。琉球新報の松永勝利編集局次長は「事実確認が不十分なままの情報に基づいて沖縄のメディアを批判したことを指摘しようと記事にした」と話した。

 

産経「在沖米兵が日本人救出」 米軍「確認できず」:朝日新聞デジタル

2018年2月1日
 沖縄県内で起きた交通事故をめぐり、産経新聞が「米兵が日本人を救出した」と伝え、米兵の行為を報じなかったとして地元紙の沖縄タイムス琉球新報を「報道機関を名乗る資格はない」と批判した。これに対し、2紙は米海兵隊や県警への取材をもとに、産経の事実確認は不十分と指摘。誤った情報に基づいて沖縄メディアを批判した可能性が高いと反論している。朝日新聞の取材に対し、県警や米海兵隊は、米兵が救助行為をした事実は「確認できていない」と回答した。

 

毎日、朝日は、火の粉を被らない高みの見物なんで(笑)、お気楽な野次馬状態である。

 

本当に問題なのは、産経新聞でもなければ、琉球新報沖縄タイムスでもない。

新聞に、かなり無茶な飛ばし記事を書かせてしまう、そういう記事を欲しがってると、新聞側に「忖度」させてしまう、読者層の方がよっぽど問題なのである。

 

今回の件は、明らかに産経の旗色が悪い。

それでも、「反日新聞に言われる筋合いはない!」と、琉球新報沖縄タイムスが嫌いなあまり、産経の飛ばし(明らかな失敗)を免罪してしまう読者層がいる。

 

逆に、毎日の報道に怒るリベラル派もいる。

「産経はインチキだ!、琉球新報沖縄タイムスは正しい!、なのに、公平に両論併記して、どっちも言い分がある、みたいに読める書き方をしてる毎日はおかしい!」

というわけだ。

 

今回の騒動は、アメリカ軍人がどうしたこうしたがコトの本質ではない。

どっちの記事が、正しかった、間違っていた、ですら、無いのだ。

人身事故という「非・政治的」なニュースネタを、政治的に利用する(または政治的に無視する)ことの是非なのである。

 

琉球新報沖縄タイムスが嫌いだから、産経のチョンボを黙認する。

産経が嫌いだから、毎日新聞にも攻撃に参加しろと要求する。

その2つの欲望こそが、その「病気」なのだ。

 

毎日や朝日は、「アメリカ軍人の真実」より、「それを政治利用する是非」が問題だと理解しているから、「産経が悪い」とは断言しないのである。

そういう「断言」こそが、

そういう断言が与える「爽快感」こそが、

そういう爽快感を求める「読者層」こそが、

こういう騒動の「根本的病理」だと、毎日朝日とも、今回は珍しく(笑)、理性的に判断できているのだ。

毎日や朝日の抑制的な書き方は、「どっちつかず」ではない、この態度が「妥当」なのだ。

 

新聞が悪いのではない。読者が悪いのだ。
マスゴミ(MASU-GOMI)が悪いのではない。
ゴミマス(GOMI-MASU)=ゴミのようなわれわれ大衆が悪いのだ。

 

だから、不利な状況の産経新聞はダンマリでスルーでもしょうがないが(笑)、

ネットを中心とした言論人は、ちゃんと態度を示してもらいたい。

たとえば、琉球の保守言論界でご活躍の我那覇真子ちゃんあたりである。

 

そもそも、「我那覇」なんていうヤマト要素ゼロの苗字で、自分をヤマトンチュだと思い込める、その鈍感な神経が信じがたいが、

元は支那漢民族の呉氏だったはずの我那覇のご先祖も
「ウチの末裔は、とうとう、ヤマトンチュと名乗って、メシを食うようになってしまった」
と亀甲墓の中で苦笑してるだろう。

 

なにしろ「琉球新報沖縄タイムスを正す県民・国民の会」を主宰している言論人なんだから、今回の件を知らないはずはないし、ご意見をお持ちのはずだし、ダンマリもスルーも、そんな卑怯なマネは琉球土人には許されても、名誉を貴ぶ大和民族にはできないはずである。

 

今回の件は、産経の間違いか? 琉球新報沖縄タイムスの陰謀か?

我那覇真子ちゃんのご意見をうかがいたい。

 

「産経の間違いは正しい間違いだから許される。真実を持ち出す琉球新報沖縄タイムスは卑怯だ」とか、

「そもそも、その米兵が怪しい。所属が【在日】米軍だ。しかも日本人じゃない。ひょっとしたら、産経をトラップにはめた【在日】外国人の陰謀ではなかろうか?」とか、

目の覚めるようなパンチのきいたコメントを期待している。

 

松島泰勝教授は、時代力量、雨傘運動・香港衆志(デモシスト)、ダライ・ラマ猊下を支持するのか?しないのか? - 在日琉球人の王政復古日記