宇宙刑事ギャバンＶＳ日本国憲法～女性専用車両に乗車したいステキな男性は、タマを抜いて「女性」にしてあげればいい。

gavan opening

男なんだろ？　クズグズするなよ　胸のエンジンに　火をつけろ　
オレはここだぜ　ひと足お先　光の速さで　明日へダッシュさ　
～
悪い奴らは　天使の顔して　心で爪を　研いでいるものさ　
オレもお前も　名もない花を　踏みつけられない　男になるのさ
～

宇宙刑事ギャバンは、宇宙人であり、日本国民ではない。

だから、憲法違反の「男性差別」思想を、平気で、歌う。

日本国憲法第１４条
すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

「男なんだろ？」「男になるのさ」

ギャバンは、男に生まれただけで、男限定の、苦役や義務を要求する。

男は弱い女子供を守るべき義務がある。

男は女より人一倍苦労しなきゃいけない。

「よし、ボクも、オトナになったら、ギャバンみたいな強い男になるぞ！　好きな女の子が出来たら、全力で守るんだ！」

善悪の判断が付かない、幼い少年たちに、こういう変態的に歪んだ悪魔の思想を吹き込むんだから、始末に負えない。

宇宙刑事は「男女平等」の精神に反する犯罪者である。

しかし、平成の御代、捨てたもんではない。

日本国憲法を血肉化したような、カッチョイイ男たちが３匹も現れた。

女性専用車に男性３人居座りメトロ千代田線遅れる：朝日新聞デジタル

2018年2月16日
　１６日午前８時４０分ごろ、東京メトロ千代田線の国会議事堂前駅で、女性専用車に乗った男性客が、駅員の要請に応じずに居座るトラブルが起きた。この影響で千代田線の運行が最大で約１５分遅れた。
　東京メトロによると、女性客から「専用車に男性がいる」と申告があり、駅員らが乗っていた男性３人に降りるように説得したが応じなかった。列車はしばらく停車後、男性を乗せたまま出発。男性は３駅先の表参道駅で降りたという。
　同線は午前７時１０分から同９時半まで、全列車で１両を女性専用車にしている。

こういう男たちには、是非とも「私の友」であって欲しいものだ。

「女性専用車」はまさしく「男性差別」「女性特権」以外の何物でもない。早急に解消策を考えねばならない。

「性」が常に問題になるのは、自分の意思で選択できない属性だからだ。
男になりたいと思っても男になれない。
女になりたいと思っても女になれない。
「これこそ」が間違っているのだ。

だから、差別され虐げられ続ける男性ではいたくない！ボクにも女性と同じ特権を寄こせ！と望む、自己権利に敏感な男性は、望み通り「女性」にしてあげればいいのだ。

彼らは男性でいたくないのだから、不要なキンタマを切除してあげて（もちろん麻酔をかけてだ）、就職や社会習慣に関しても、女性と同等の特権を付与する。

女性専用車の利用も認め、生理休暇も認め、飲み会は酒代を奢ってもいいし、各種女性料金も適用、例えば映画のレディースデー特典も付与してあげよう。会社での給与体系も出世も女性と一緒だ。化粧もしてもらおう。

ただし、その人が男性なのか、女性になったのか、外見だけでは判断が難しい。

といって、映画館のチケット売り場やレストランの入り口で、いちいち切除した股間を露出するわけにもいかないし、

「ボクは、女性の特権が欲しくて、キンタマを抜きました」と明記したＩＤカードの携帯を義務付けたほうがいいかもしれない。

いっそ、誰でも外見で一目で判るように、顔面に大きく《玉なし》とでも入れ墨を彫ってあげた方が、人権擁護、弱者救済、になるのかもしれない。

もちろん隠しては権利が保護されないので、マスク着用は一生禁止である。死ぬまで、カッチョイイ顔面をさらして生きればいい。

ただし、私個人は、キンタマを維持したいので、男性差別を甘んじて受ける。女性特権を全面的に認める。

女性専用車ごとき、ささやかな女性待遇向上の取り組みに対して、気にもしないし、腹も立たない。

どこの誰とも知らないが、一生話をすることもないだろうが、彼女たちが気持ちよく過ごせるのならば、

男の多少の不便が、いったい何だというのか？　

そんなの、男と生まれたからには、当たり前ではないか。

私は宇宙刑事ギャバンと同じく男なのである。

日本国憲法の男女平等なんか知ったことではない。

男女平等なんてフランス革命からの、たかが２００年ぽっちのつい最近の「思い付き」だ。それ以前１０万年以上に渡って男は男なのである。

自分の才能でもなんでもなく、たまたま、偶然に、運だけで、男に生まれたことによって享受してる、ホモ・サピエンスの歴史の最初期から延々と存在する、有形無形さまざまな男性の境遇をなるべく手放したくないので、私は女性になることをご遠慮申し上げたい。

メソポタミアだろうが、アステカだろうが、ローマ帝国だろうが、春秋戦国だろうが、ムガール王朝だろうが、江戸時代だろうが、パプアニューギニアだろうが、禁酒法時代のアメリカだろうが、エスキモーだろうが、北朝鮮だろうが、古今東西、人類１０万年の歴史の中で、男性が女性より差別された時代や場所があるのいうのなら、教えて欲しいもんだが、

女性専用者の存在を許せない男性がいるんだから、平成は「人類史の奇跡」なんだろう。

差別に泣く男性にも、特権階級である女性になれる権利を！　
自分の特権に気付かない馬鹿にも、権利を放棄する自由を！
それこそが真の平等だろう。

女性専用者に抗議するような男性には、是非とも「私の友」であって欲しい。

「私の友」ならば、彼らは、絶対に、私の「父親」や「兄弟」や「息子」ではないからだ。

友ならば、その場で絶交して、縁を切れる。二度を顔を合わせなくて済むし、彼らが何をやらかそうが、こっちまで同類だと思われて恥をかくこともない。

しかし、彼らが、私の父や兄や弟や息子だったら、私にも同じ血が流れてることになる。考えただけでゲロを吐きそうだ。それだけは勘弁して欲しい。

あんまり想像したくないことだが、

女性専用者に抗議するような男性にも、妻や娘がいるのだろうか？　

彼女たちは、毎日どんな思いで、こんな男と一緒に過ごしているのだろうか？　

息子がいたら、いったい誰の背中を見て、男の生き方を学べばいいのか？　

いや、少なくとも、彼らにも父と母が確実にいたのだ。彼らの父母は前世でどんな悪業・因果を重ねたら、こんな報いを受けるのか？　

世の中には救い難い残酷な話もあるものだ。