在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

#万引き家族 は「誰か1人に向けて作っている」(是枝裕和)~目黒区虐待死船戸結愛ちゃんに特等席を~カラマーゾフの兄弟。

東京新聞:女児SOSに衝撃 目黒虐待死つづったノート:社会(TOKYO Web)

2018年6月7日
(略)
 六日、警視庁捜査一課が結愛ちゃんの両親逮捕を発表し、自宅アパートで発見したノートの文章の一部を小林敦課長が読み上げた。「五歳の子には到底耐えられない苦痛だっただろう」。声を震わせ、ハンカチで目元を押さえた。
 結愛ちゃんは、父親雄大容疑者(33)の実子ではなかった。一家が香川県善通寺市に住んでいた二〇一六~一七年、児童相談所香川県西部子ども相談センター」(丸亀市)が虐待の疑いを把握し、結愛ちゃんを二度、一時保護した。県警も雄大容疑者を二度、傷害容疑で書類送検(いずれも不起訴)していた。
(略)
 一家は今年一月に目黒区に転居した。書類を引き継いだ品川児相が家庭訪問したが、結愛ちゃんには会えなかった。雄大容疑者は三月二日午後六時ごろ、「娘が数日前から食事を取らず吐いて、心臓が止まっているようだ」と一一九番。夜に死亡が確認された。
(略)

 

母親「立場危うくなる」と放置 自宅に閉じ込められた状態 東京・目黒の女児虐待死 - 産経ニュース

2018.6.7
 東京都目黒区の船戸結愛ちゃん(5)が死亡し、両親が保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された事件で、母親の優里容疑者(25)が逮捕前の調べに、衰弱した結愛ちゃんを病院などへ連れて行かずに放置した理由を「自分の立場が危うくなると思った」と説明していたことが7日、警視庁捜査1課への取材で分かった。虐待が発覚し、児童相談所や警察に介入されるのを恐れたとみられる。

 

この義父も、この実母も、殺人は適応されない。傷害致死もない。

つまり無期も死刑もない。

(ビックリするほど短い)何年か後、娑婆に出て来る。

 

二人が、別れるのか?再びヨリを戻すのか?は判らないし、

これから、何を考えながら、中年になり、老人になるのか、知らないが、

毎日メシを食って、おそらく天寿を全うするのだろう。あと50年は生きる。

 

こういう「鬼畜外道」は、平成日本だけの話ではない。

大昔から、世界中に、山ほどあった。

 

平成日本は逮捕されるだけまだマシなくらいで、

こういう鬼畜外道の99%は、警察も介入せず(警察自体がない)、逮捕もされず、「病死」で処理されてきた。

 

19世紀のロシアも21世紀の日本と同じだった。年齢まで同じだ。

 

イワン・カラマーゾフVS大審問官~19世紀ロシアからの問題提起は21世紀日本でも何も解決されていない。 - 在日琉球人の王政復古日記

で、その五つになる女の子を教養ある両親がありとあらゆる拷問(ごうもん)にかけるのだ。自分でも何のためやらわからないで、ただむしょうに打つ、たたく、蹴(け)る、しまいには、いたいけな子供の体が一面、紫色になってしまった。しかるに、やがてそれにもいや気がさしてきて、もっとひどい技巧を弄(ろう)するようになった。

というのは、実に寒々とした厳寒の季節に、その子を一晩じゅう便所の中へ閉じこめるのだ。それもただ、その子が夜なかに用便を教えなかったというだけの理由にすぎないのだ(いったい天使のような、無邪気にぐっすり寝入っている、五つやそこいらの子供が、そんなことを知らせる知恵があるとでも思っているのかしら)、そうして、もらしたきたない物をその子の顔に塗りつけたり、むりやりに食べさせたりするのだ。しかも、これが現在の生みの母親のしわざなんだからね! この親は夜よなかにきたないところへ閉じこめられた哀れな子供のうめき声を聞きながらも、平気で寝ていられるというんだからな! 

おまえにわかるかい、まだ自分がどんな目に会わされているかも理解することができない、小っちゃな子供が、暗い寒い便所の中でいたいけな拳(こぶし)を固めながら、痙攣(けいれん)に引きむしられたような胸をたたいたり、邪気のないすなおな涙を流しながら、『神ちゃま』に助けを祈ったりするんだよ――え、アリョーシャ、おまえはこの不合理な話が説明できるかい。

大審問官を読もう!2

 

ロシアの小説だけでなく、日本の反日国辱映画もこういう題材に挑む。

 

是枝裕和監督「万引き家族」は「誰か1人に向けて作っている」 取材先の女児との交流明かす : 映画ニュース - 映画.com

2018年6月6日
(略)
劇中では、レオ・レオニによる絵本「スイミー」が印象的な装置として登場する。撮影前に行った各所への取材を振り返った是枝監督は、「印象に残っているのは、親の虐待を受けていた子たちが暮らす施設」と切り出し、「取材をしていると、女の子がランドセルを背負って帰ってきた。『何の勉強をしているの?』と聞いたら、国語の教科書を取り出して『スイミー』を読み始めた。職員が『みんな忙しいんだからやめなさい』と言っても聞かずに、最初から最後まで読み通した。みんなで拍手をしたら、すごく嬉しそうに笑ったんです。この子はきっと、離れて暮らしている親に聞かせたいんじゃないか、と思った。朗読している女の子の顔が頭から離れなくて、すぐに脚本に書きました」と思いを巡らせた。
そして、テレビプロダクションに所属していたかつてを引き合いに、「先輩に言われていたことで、『誰か1人に向かって作れ』。不特定多数の人に向かって送るものほど、そうすることで、結果的に多くの人に伝わる。20代の時に言われ、ずっとそうしています」と胸に留める信念を明かす。「今、はっきりわかったんですが」と核心に迫り、「僕は『スイミー』を読んでくれた女の子に向かって作っているんだと思います」と感慨深げに語っていた。
(略)

 

まるで、100年前に読んだ、西原理恵子のマンガに出てきそうな世界だが、

日本を貶める映画に我慢がならない高須院長には観ていただけないようだ。

 

 

#万引き家族 VS高須克弥院長~犯罪者が主人公、ルパン三世、男はつらいよ、仁義なき戦い、砂の器は反日国辱映画。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

是枝監督は確実に1800円ほど稼ぎ損なった。

まあ、1つ空席が出来たわけで、観たい人には朗報だ。 

  

誰か1人に向かって作れ

 

彼女のために作られた映画なのに、船戸結愛ちゃんご本人に観賞してもらうことがもはや不可能なことが残念でならない。

高須院長が座らない空席は、船戸結愛ちゃんのために空けておくことにしよう。

  

通り魔VS警察~虐待親VS児童相談所~捜査権・逮捕権を持つ特別司法警察にするか警察生活安全部に統合せよ。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

釈迦も子を捨てた。イエスは母を否定した~能力と意欲の欠如した人間に、能力と意欲を要求する無理から、悲劇は始まる。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

左翼な人権(児童相談所=刑務所=ファシズム=社会主義)VS右翼な親権(家父長制=児童虐待=保守主義)。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

古今東西、親と子の間に、そんなモノが見つかったことは一度もない。~少女A「佐世保女子高生バラバラ殺害事件」 - 在日琉球人の王政復古日記