在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

#安室奈美恵 VS #テイラー・スウィフト &ディキシー・チックスVS #杉田水脈 (笑) #LGBT

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イラク戦争当時、ブッシュ・ジュニアに逆らった、共和党イケイケのテキサス州のカントリー歌手「ディキシー・チックス(=南部の娘っ子)」。

  

安室奈美恵さんが追悼コメント。翁長雄志知事は 「優しい言葉かけてくれた」《全文》

安室奈美恵さんコメント全文
《お悔やみ申し上げます》
翁長知事の突然の訃報に大変驚いております。
ご病気の事はニュースで拝見しており、
県民栄誉賞の授賞式でお会いした際には、お痩せになられた印象がありました。
今思えばあの時も、
体調が優れなかったにも関わらず、
私を気遣ってくださり、優しい言葉をかけてくださいました。
沖縄の事を考え、沖縄の為に尽くしてこられた翁長知事のご遺志がこの先も受け継がれ、
これからも多くの人に愛される沖縄であることを願っております。

 

平成の歌姫が反日左翼宣言か? 沖縄県知事選への不当介入だ!

とか何とかネトウヨさんから批判もあったが、

 

引退したからカミングアウトするが、安室奈美恵は日本人ではなく琉球人だ(笑)。

 

反日ネットワーク(笑)~ #安室奈美恵 → #セブンイレブン沖縄 → #金秀グループ → #呉屋守将 → #翁長雄志 → #安室奈美恵 - 在日琉球人の王政復古日記

 

しかも、彼女はミュージシャンなのだ。

原則として、近代先進国においては、ミュージシャンというのは、世の中の平均より、リベラルに傾くのが当たり前なのである。

特に彼女のジャンルはブラックミュージックなんだから、さらにリベラルなバイアスがかかる。日の丸バンザイ!になる要素がほとんどない。

 

左翼な桑田佳祐がイヤなら、愛国の長渕剛がいるじゃないか(笑)~ミュージシャンは原理的に「リベラル」である。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

#SEALDs 2015年渋谷スチャダラパーVS全共闘1969年新宿フォークゲリラ~「政治」は勝ち続け、「流行歌」は負け続ける。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

#音楽に政治を持ち込むなよ ~騒動の根源は明治維新にある(笑)。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

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もちろん、ミュージシャンが、世間の雰囲気に追従して、政府のバックアップを受けて、愛国心民族主義や外国への敵愾心を訴える国や時代もある。

習近平さんの大陸支那とか、プーチンさんのロシアとか、金正恩さんの北朝鮮とか、文在寅さんの韓国とか。

ナチス・ドイツとか、イラク戦争当時のアメリカのカントリー歌手とか、大東亜戦争直前の日本の軍歌とか。

そういう国や時代がお好みならば、外国への帰化申請とタイムマシンは自前で用意してもらうしかない。

 

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お笑い政治論争(5) #ウーマンラッシュアワー VS日本語ラップの始祖川上音二郎、壮士節演歌師添田唖蝉坊。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

そして、15年ぶりにアメリカで「ディキシー・チックス」騒動が蘇った。

ビフォー・オバマの昔。ディキシー・チックスは、反戦平和だったが、

アフター・オバマの今。今度は、人種差別とLBGT差別である。 

 

テイラー・スウィフトの民主党支持表明、共和党支持者と白人ナショナリストが怒り心頭|Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

2018/10/09
これまで政治には積極的に関与してこなかったテイラー・スウィフト。ポップスターという地位を利用して、テネシー州上院議員候補である民主党のフィル・ブレーデセンとジム・クーパーの支持を表明。本件を受けて、トランプ大統領を含む有力共和党議員やネット上の匿名白人ナショナリストたちが各々の怒りや失望を発表。
米国によるイラク侵攻を批判したディクシー・チックスが放送電波上から追いやられてから3年後、テイラー・スウィフトカントリーミュージックの世界でキャリアをスタートさせた。彼女はこれまで常に、自分の発言が政治的にならないよう気を配ってきた。2018年10月7日、スウィフトは自身のインスタグラムへの投稿の中で、同年11月に行われるテネシー州上院議員選挙において、2人の民主党候補を支持することを表明した。ひとりはテネシー州元知事から上院議員候補となったフィル・ブレーデセンで、もうひとりは、ナッシュビルを地盤とする下院議員のジム・クーパーだ。
「これまで私は、自分自身の政治的意見を明らかにするのを避けてきました。でもこの2年の間、私の人生やこの世界にもいろいろあり、今では私の考え方も変わったのです」とスウィフトは投稿した。「私は、この国の誰もが平等に持つ人権を守る立場の候補者を支持してきました。これからもそのスタンスは変えません。私はLGBTQの権利を支持し、性的指向や性別に対するいかなる差別も“間違っている”と信じています。この国に広まり浸透してしまっている有色人種に対する人種差別は、恐ろしく不快なことだと思います
彼女は、ポップスターという地位を利用してブレーデセン支持を表明しただけではない。ブレーデセンの対立候補で、トランプ大統領が支持するマーシャ・ブラックバーン下院議員を強く批判したのだ。ブラックバーン候補が、リリー・レッドベター公正賃金法案や女性に対する暴力防止法の再延長に反対票を投じたことや、同性愛者を否定する立場を取っていることに、スウィフトは反発している。「ブラックバーン候補は、店や会社がゲイのカップルを拒否する権利を持つ、と信じています。さらに、ゲイに結婚する権利を持たせるべきでないと思っているのです。彼女の主張は私の“テネシー魂”に反します」とスウィフトは書いている。
有力共和党議員やネット上の匿名白人ナショナリストは、がっかりしている。
全米共和党上院委員会は2018年10月8日、「大富豪ポップスターのテイラー・スウィフトが豪邸から出てきて、懸命に働くテネシーの人々に対し、フィル・ブレーデセンへの投票を呼びかけている」とのコメントを出した。
アーカンソー州の前知事マイク・ハッカビーも、ツイッターでスウィフトを非難している。「テイラー・スウィフトが政治的意見を述べるのは自由だ。しかし13歳の少女たちに投票権がない限り、選挙には影響しないだろう。私はマーシャ・ブラックバーンを支持する」
テネシー州ブラックバーン候補の支援キャンペーンに参加した保守派のキャンディス・オーウェンズは、「スウィフトは黒人やマイノリティを利用して人々を洗脳し、特定の候補者へ投票させようとしている」と発言している。
保守団体ターニング・ポイントUSAの創設者であるチャーリー・カークは10月8日朝のFOXニュース・マンデーで、スウィフトは自分で書いていることを理解していない、と指摘した。同団体は、大学キャンパス内で大人用おむつを履いてリベラル主義に対抗するデモを行うことで有名だ。「今回の投稿で彼女を批判したくはないが、インスタグラムに投稿したのは彼女自身ではないと思う」とカークは言う。「彼女はたぶん、ひどい情報を吹き込まれたのだろう」
ウェブサイト4chan上では、スウィフトの政治的沈黙は人種差別主義者であることの暗黙の了解であるとして、白人ナショナリストたちが彼女を“アーリアの女王”として崇め奉ってきた。同サイト上でも、複数のユーザーがカークと同様の論理を展開している。「ゴーストライターによる投稿のように見える。セレブは皆同じようなセリフを吐き、言い回しも同じだ」とあるユーザーはコメントしている。また別のユーザーは「くだらない宣伝だ。彼女自身は、白人ナショナリストだというレッテルを貼られるのを嫌っただけだ。たぶん意見表明にもギャラが出ているのだろう」
それでもユーザーたちはこの展開にショックを受けている。「もはや“我々の女神”ではない」と投稿したユーザーもいる。また「彼女は我々から遠ざけられ、無能なゾンビにされてしまった」という声もあった。
スウィフトによる候補者支援表明には、商業的なリスクが伴わない訳ではない。ニューヨーク・タイムズ紙のアナリストによると、スウィフトはユタ州モンタナ州ネヴァダ州など保守派層の強い米国西部と中西部の地方で最も人気がある一方で、テネシー州での人気はそう高くないという。次は恐らく、ネヴァダ州の民主党候補ジャッキー・ローゼンあたりの名前が上がるのではないだろうか?
一連を受けて、トランプ米大統領は「テイラー・スウィフトの音楽を“今では約25%好きでなくなった”」とコメントした。さらに「彼女はブラックバーン候補のことを何もわかっていない」と付け加えた。

 

テイラー・スウィフトも、ディキシー・チックスも、ミュージシャンである。

ゆえに、リベラルにバイアスがかかっておかしくないのだが、

ここで問題になるのが、彼女たちの「音楽ジャンル」である。

 

ラップでもファンクでもR&Bでもロックでもなくユーロでもなく、

カントリー&ウェスタンは、アメリカのポップミュージックの中でも立ち位置が特殊なのだ。ファンの大半が白人で、愛国心旺盛で、キリスト教信仰とも重なり、銃も携帯してそうな、ぶっちゃけ「右翼」が聞くジャンルなのである。

 

人種(黒人)も、宗教(イスラム)も、同性愛LGBTも関係ない~ラスベガス白人からカントリーミュージック白人への銃乱射。 - 在日琉球人の王政復古日記

しかし、ラスベガスは動機が難しい。

犯人は白人。イスラム国が宣伝したようだが、まず無関係だろう。

被害者はコンサートの客だが、カントリーミュージックなのだ。

 

カントリーミュージックというのは「アメリカの演歌」であり、アメリカ国内では絶大な人気を誇るのに、海外ではあんまり人気が無い。

世界中の誰もが知ってるポップス、ロック、ファンク、ヒップホップなどアメリカ人ミュージシャンと、国内では互角の売り上げを競っているのに、海外ではサッパリ売れない。

さらに、ミュージシャンも、ファンも、黒人やヒスパニックやアジア系は極々少数派であり、全てはアメリカ白人専用の音楽世界なのである。

 

ラスベガスには世界中の人々が集まってくるが、事件のあったコンサートが目当てだった人は、ほとんどがアメリカ人だろう。さらに人種的にも、黒人、ヒスパニック、アジア系はまれで、90%くらいは白人だったと思われる。

住んでる場所は中西部と南部で、政治的には共和党支持者が多そうだ。

 

ディキシー・チックスはテキサス州

テイラー・スウィフトテネシー州

どっちも南部、共和党の地盤であり、その地元の共和党を支持すべきカントリー歌手が共和党を批判したから、大騒動に発展したのだ。

 

特に、テイラー・スウィフト民主党支持表明は、彼女のキャリアを考えればビックリである。
白人で、実家は金持ち、ナッシュビルに住み、しかもカントリー歌手。
どこからどう見ても「ズバリ共和党!」なキャリアである。

 

しかも、彼女は今まで政治的発言を避けてきた。

そのスタンスは、アメリカ社会からは「政治に興味なし」「ノンポリ」とは受け取られていなかった。

民主党支持のリベラルからは「どうせ、スウィフトは、共和党支持で、トランプ支持なんだろう」「でも、それを表明すると敵を増やすので、逃げている」と思われていたのだ。

逆に、共和党員やトランプ支持者たちは、ほとんどリベラルでアンチ・トランプだらけの芸能界・音楽業界の中で、「トランプを批判しないスウィフトだけはオレたちの味方だ!」と勝手に思い込んで、応援していたのだ。

それが、予想外の手ひどいシッペ返しを食らわされたんで、政治家も、アメリカ版ネトウヨも、裏切り者!と激怒しているのである。

 

彼女も、業界人らしく(笑)、LGBT理解者、人種差別反対派だった。

「私だってキリスト教徒だし信仰は大切、小さな政府でもいい、銃の携帯もしょうがない、でも同性愛者や人種への差別だけはガマンできない」といった感じだろう。


日本で言うなら、お金持ちで、日本の伝統芸能をやってる人気者だが、アンチLGBT杉田水脈さんが大嫌いで、そんな候補を立てた自民党に失望し、対抗馬の立憲民主党への支持を表明したようなもんである(笑)。

安室ちゃんのシークレット・ヘア翁長への追悼なんて可愛いもんだ(笑)。

 

黒人のラッパーが「トランプはクソだ!」と叫ぶのとはわけが違う。

彼のファンはどうせ東海岸や西海岸の民主党支持だから、売り上げに影響はない。

しかし、スウィフトが「同性愛差別は許さない!」と表明したら、

彼女のファン層の中核である、共和党支持の南部中西部の田舎の白人たちに、真正面からケンカを売ってることになるからだ。商売を考えたらやっても得はないことなのだ。

ただし、その分、最初からリベラルなレディー・ガガあたりがトランプ批判するより、何百倍もインパクトは大きい。  

 

もちろん本家テネシー州共和党は強い。
テイラー・スウィフトの美貌と美声をもってしても、アンチLGBTが多いキリスト教福音派に勝てるかどうか?、かなりの苦戦だろう。

 

しかし、アメリカ全土で見れば、有権者登録が増えて、スウィングステート(共和党民主党どっちが勝つかわからない)への影響は大きい。民主党には強力な援軍だ。


安室奈美恵テイラー・スウィフト杉田水脈
3人の美女(え?)の内、誰を支持していいか?、目移りしてしまうなあ(^^)。