#京アニ唯物論～放火殺人事件の本質は「ガソリン」にこそある。 #京都アニメーション #山本寛 #ヤマカン

京アニ事件の本質は「アニメ」にはない。

そもそも容疑者は世間標準のアニメファンとは言い難い。

#京アニ観念論～放火殺人の本質は「アニメ」にはない。 #京都アニメーション #山本寛 #ヤマカン - 在日琉球人の王政復古日記

の続き。

京アニ放火犯を反省させた女性看護師「こんなに優しくしてもらったことはなかった」 | 文春オンライン

2020/01/05
(略)
　青葉は過去、2度の逮捕歴がある。1度目は06年の下着泥棒。その6年後には、茨城県坂東市内でコンビニ強盗事件を起こして収監された。
　元刑務所仲間が明かす。
「青葉は気に入らないヤツには刑務官であろうと誰かれかまわずキレる“危ない奴”として有名だった。彼1人だけが5類まである優遇区分に属さない、『特別危険受刑者』を表す黄色の帽子をかぶっていた。当時は痩せていて、福山雅治って言ってもいいくらいイケメンだったね。人によって態度を変え、嫌っているヤツから『彼女いるのか？』と聞かれただけで、『うるせえ！　探ってんじゃねーよ』と、暴れていました」
　両親は離婚しており、父親は青葉が21歳の頃に自殺。下着泥棒後に一時、身元を引き受けた実母とも断絶状態で、今に至るまで面会していない。
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「秋葉事件や大阪・附属池田小学校事件はすごかった。俺もやる」青葉容疑者が刑務所で語った"本当の動機" (1/3) 〈週刊朝日〉｜AERA dot. (アエラドット)

2019.8.16
(略)
　A氏が青葉容疑者について印象に残っているシーンがあるという。
「パクりが許せない」と青葉容疑者が興奮して言い始めた時のことだ。
「本当に腹が立つ。ガソリンを撒いて火をつけ、みな殺しだ。復讐だ」「もう計画ははじまっている」「秋葉事件（加藤智大死刑囚）や大阪・附属池田小学校事件（宅間守元死刑囚）はすごかった。俺もやる」などと興奮して話したという。
(略)

アニメファンがアニメの影響でぶっ壊れたのではなく、

元々ぶっ壊れた人間がたまたまアニメが好きになってしまった、

としか言えない。

そして、事件の本質は「アニメ」にはないし、実は「狂気」にすらない、かもしれない。

昭和の連合赤軍事件も、令和から振り返れば、共産主義とも政治思想ともまったく何の関係ない、もっと単純で、もっと凡庸で、もっとありふれた、普通の殺人だったのではないか？

リンチせし者ら自ら総括す檸檬の滓を搾るがごとく（死刑囚 #坂口弘）～平成未成年リンチ殺人＝昭和 #あさま山荘 #連合赤軍 - 在日琉球人の王政復古日記

共産主義思想ではなく、人間関係のネジレを、山の中や河川敷など、他人の目が届かない、社会から離れた「閉鎖空間」で解決しようとしたのが、間違いの元だった。

人間関係のイザコザの解決には、中立の第三者の目が絶対に必要なのだ。じゃないと、暴力や殺人を防止できない。

青葉真司容疑者は「狂気」にとらわれていた。しかし「狂気」だけではたくさんの人間は殺せない。

「外患罪でアイツら反日勢力を死刑にしろ！」と、ネトウヨさんが踊らされた「余命ブログ」の殺人願望も、懲戒請求という郵送行為だけだったので、現実には人を殺さずに済んだ。

殺人なんか考えなかった #オウム真理教末端信者ＶＳ死刑と民族浄化の #余命三年時事日記 #懲戒請求 #コソボ方式 #クリミア方式 - 在日琉球人の王政復古日記

青葉真司容疑者は犯行前に「ガソリンを撒いて火をつけ、みな殺しだ。復讐だ」と叫んでいたが、その時点で、現実に「ガソリンを撒いて火をつけ」たら、実際にどういう事態になるのか？、いったい「みな殺し」とは、どんな世界なのか？、想像も理解もできてなかったのではないか？

みなさん、ガソリンを燃やした経験があるだろうか？　

もちろん運転すれば自動車のエンジンで燃やしているが、エンジンの外で、路上で、目の前で、ガソリンに火をつけた経験はあるだろうか？

皆さんの大半は、ガソリンを「燃える」と思っている。
そうじゃない。ガソリンは燃えない。ガソリンは「爆発」するのである。

ガソリンは「ガス」であり、気化して、爆発する。

ろうそくのように焚き木のように燃えるモノではない。都市ガス、プロパンガス、いや火薬や爆弾に近い。

青葉真司容疑者も、枯れ木に火をつける程度の感覚で、ガソリンに着火した可能性は捨てきれない。というのも、自分も大火傷を負ってるからだ。

京アニ放火、容疑者「自分の腕にも火が付いたので外に」：朝日新聞デジタル

2020年5月29日
　36人が亡くなった京都アニメーション第1スタジオ（京都市伏見区）の放火殺人事件で、殺人などの疑いで逮捕された青葉真司容疑者（42）が事件当時の状況について、「スタジオに入ると3、4人いたのが見えた。ガソリンをまいて点火したら、自分の右腕にも火が付いたので外に出た」と説明していることが捜査関係者への取材でわかった。

容疑者は自分も焼ける覚悟は無かった。　
もし最初から京アニと無理心中のつもりだったら、アタマからガソリンを被って火をつけていたはずだ。腕に火が付いてビビったりはしない。

自分が焼けるつもりもなく、安全に逃げるつもりだったのに、ガソリンを爆発物とは知らず、爆発に巻き込まれたのだ。

彼は、人間を焼き殺す、ということを、本当はどういう意味なのか？、を判ってなかった。

青葉真司がガソリンではなく刃物だけで京アニに乗り込んでいたら、どう暴れても３０人は死ななかった。ヘタしたら誰も死なずに取り押さえられて逮捕されていた。

それなら「頭のおかしいオタクのヘンな暴力事件」で終わっていて、世間も１週間で忘れて、会社も半年で忘れて、山本寛氏もルサンチマンを書くことはなかった。

京アニ事件の本質は「アニメ」にはない。「狂気」にすらない。ただただ「ガソリン」という爆発物こそが、それだけが、この事件の本質なのだと思う。

アメリカでもこういう大量殺人事件があった。

人種(黒人)も、宗教(イスラム)も、同性愛LGBTも関係ない～ラスベガス白人からカントリーミュージック白人への銃乱射。 - 在日琉球人の王政復古日記

死者５８人。重軽傷者５００人。

京アニも悲惨だが、ラスベガスも悲惨である。

アメリカの殺人者の場合、もちろんアニメファンではないし、動機も不明なまま捜査は終わった。

そしてラスベガスの被害がこんなに大きくなったのは、動機なんてどうでもよく、アメリカに「銃」が存在したからだった。