狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり（徒然草）～ #トランプ応援団のあなたは #オウム真理教信者と同じ。

狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり。

悪人の真似とて人を殺さば、悪人なり。

驥を学ぶは驥の類ひ、舜を学ぶは舜の徒なり。

偽りても賢を学ばんを、賢といふべし。

（徒然草　第八十五段）

狂人のマネだと叫んでホントに往来を走れば、それが狂人である。

鬼畜のマネだと笑ってホントに人を殺せば、それが殺人鬼である。

千里を走る駿馬をマネできれば駿馬であり、聖人に習えば聖人である。

動機はともかく、賢人同様に振る舞えれば、賢人と呼んで過言でない。

南北朝時代、吉田兼好が書したと言われる随筆である。

「狂人と同じ事をしたら狂人、悪人と同じ事をしたら悪人」というのは、おそらく、当時の浄土信仰との関わりだろう。

不可能な自助努力を放棄し、全面的に阿弥陀如来の慈悲にすがる、浄土宗、浄土真宗、時宗など浄土信仰を拡大解釈すれば、「どんな悪事を働いても、最終的には阿弥陀様が救ってくれるんだ」というわけで、ワザと殺生などの悪事を働く浄土信仰者もいた。これを「本願ぼこり」という。

吉田兼好は一部浄土信仰者の露悪的な開き直りに「真の悪」を見たのだろう。

自力で修業できない、煩悩深く解脱できない、自分の悪業から逃れられない、例えそれが事実だとしても、解脱を目指す修行への敬意、悪業を憎む気持ちくらいは持つべきだ、たとえ不完全でもモノマネでも中途半端でも修行する／したいと思う意欲くらいは持て、その克己心にこそ阿弥陀の慈悲が宿る、と吉田兼好は言いたかったのだろう。

トランプが議事堂に進め！と言ったんだから、議事堂に乱入する。

アメリカ人Ｑアノン信者をマネすれば、日本人でもＱアノン信者なのである。

それでも、アメリカ人Ｑアノン信者にはまだ言い分はある。アメリカ田舎白人のリアルな人生を生きているからだ。

オレたち田舎の白人こそアメリカの主人公だったはずなのに、経済繁栄から取り残され、聖書を信じてるのに、聖書じゃなくファウチ医師のように科学が正しいと馬鹿にされ、権利は肌の色に関係ないと黒人やヒスパニックや先住民と同じ扱いを受ける、負け犬白人労働者の疎外感はリアルに存在する。

たとえ、今までが過度な白人優遇措置だったんだ、やっと平等な状態になったんだ、と言われても、納得できない白人の気持ちは理解できる。

尊皇攘夷、維新回天のために命を懸けたのに、その報いが、四民平等、廃刀令、文明開化、鹿鳴館で南蛮ダンス、武士は時代遅れ、丁髷を切れ、なんて言われて激怒した、神風連、西南戦争に決起した士族と同じだ。

しかし、日本のトランプ応援団には、アメリカ白人たちのような「実生活のリアルな痛み」なんて、何も無い。

日本人の生活はがっちりキープしたうえで、ネットに煽られて、パートタイムで、趣味で、トランプ応援団をやってるだけ。

中西部のアメリカ白人でもないのに、黄色いオリエンタルのくせに、中西部のアメリカ白人のマネ。

聖書すら読んだことがない、偶像崇拝者（靖国参拝者）のくせに、キリスト教福音派のマネ。

日本のトランプ応援団は、思想信条の自由である。

それは、オウム真理教も、信仰の自由であるのと同じだ。

日本国憲法があるから(笑)、誰もハッキリ言わないが、あなたたちトランプ応援団は、冗談抜きで、オウム真理教信者と同じなのである。

選挙不正を言い募るトランプ支持の「カルト性」に警戒を(江川紹子) - 個人 - Yahoo!ニュース

2020/1/8(金)
カルト性を高める熱烈支持者
カルト的思考と陰謀論
リーダーの意向を手段を選ばず実現
日本に伝播するカルト性
著名な作家・ジャーナリストまで
「事実」より心の中の「真実」
選挙惨敗を「不正」にしたオウム
カルト思考の流布を甘く見ない
陰謀論を放置したらどうなる？
陰謀論は一つひとつ否定していく

フィフィさんや有本香さんや門田隆将さんのように、たとえホンキではなく、商売のためにネットの狂人を騙してるだけだとしても、狂人のマネをすれば狂人と同じ。

連邦議事堂での混乱を受け「民主主義が前例のない攻撃を受けている」とバイデン氏。不正選挙という“前例のない民主主義への攻撃”が最悪の結果を生んだ事の自覚はないようだ。T.クルーズ上院議員も異議申し立てを下ろし、悪夢の4年間が始まる。新政権側の報復で“韓国化”も。世界に中国の高笑いが響く。 pic.twitter.com/R1bHc736cu
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) 2021年1月7日

選挙不正を言い募るトランプ支持の「カルト性」に警戒を(江川紹子) - 個人 - Yahoo!ニュース

　そういう人たちに、思い出して欲しい出来事がある。
　1990年2月の衆議院総選挙に出馬したオウム真理教教祖麻原彰晃こと松本智津夫の言動だ。信者の住民票を選挙区に移動させ、像の帽子をかぶった若い女性信者を踊らせるなどの目立つ選挙運動を展開し、テレビにも取り上げられた。そのうえ有力候補者の選挙ポスターを剥がすなどの違法行為も展開。麻原は勝つ気まんまんだった。ところが、結果は惨敗。すると彼は、開票作業の「不正」を主張した。「票のすり替えがあった」と述べ、「国家権力」さらには「フリーメーソン」の陰謀と言い出した。信者たちは、これを受け入れた。
　具体的な事実、説得力のある根拠を示さないまま、「不正」を言い募り、陰謀論を展開する行為は、あの時のオウムの荒唐無稽な言動とどう違うのだろうか。